kokoro-otoのブログ

葬儀屋の仕事の内容や収入、求人や採用、求められる人材や副業、転職などの情報を発信しています。

40代女性の転職にセレモニーレディーがおススメな5つの理由!

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

40代の女性の転職は厳しい!

 

男性だって厳しいのは間違いないのですが

女性の40代はもっと厳しいようです。

 

だから、今はとにかく我慢して

辞めないという選択肢が正解!

 

それでも、辞めざるを得ない状況になった場合…

 

もしくは、雇い止めやリストラで

出来るだけ早く、仕事を見つけて稼がないと

生活が出来ないという方に…

 

選択肢の一つに加えて欲しいのが

葬儀の仕事、セレモニーレディーや

セレモニーアテンダントと呼ばれる仕事です。

 

今回は、40代の女性の転職におススメ

セレモニーレディーの仕事について

おススメの理由5つを具体的にまとめました。

 

参考にしていただけると嬉しいです!

40代女性にセレモニーレディーがおススメの理由

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葬儀に関する仕事と聞くと…

 

ご遺体に触れるのではないか?

キツイ仕事なのでは?

未経験でも出来る仕事なのか?

 

一般の仕事以上に、不安が大きいようですが…

 

実際に、現場で働いている葬儀屋の立場から言わせて貰うと

ほとんどの場合、体力勝負の重い荷物運びなどは

男性が手伝ってくれます。

 

女性の仕事はお茶を出したり、

配膳や食事の準備、参列者の誘導、僧侶の案内など

力仕事は少ないんですよ!

 

その分、ちょっとした気配りや

遺族への配慮が要求される仕事です。

 

 

セレモニーレディーには大きく分けて、

派遣の場合と

直接、葬儀社から雇用される場合があります。

 

ここでは、派遣の場合について書きますね!

 

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派遣の場合の仕事内容

派遣の場合、多くが登録制

出勤可能な時間帯と、日程を伝えておき

その日に仕事が入ると連絡がくるというシステムです。

 

葬儀の場合、

何日も前に予定が組まれることはないと思ってください。

 

よほどの大型葬や、お別れ会なら

1ヶ月先の場合もありますが

 

一般的な葬儀は、今日亡くなると明日が通夜

明後日が葬儀、火葬となります。

 

時には、午前中に連絡があり

今夜の通夜というケースだってあります。

 

連絡をうけたら、通夜の2時間ほど前に式場入り。

 

担当者の指示を受け、通夜の準備を整えます。

 

祭壇の設置、会葬品の準備、記帳台や焼香台の準備

椅子を並べたりという補助的な作業です。

 

ご遺体に関することは

担当の葬祭ディレクターが行いますので

ご遺体に触れることは、ほとんどありません。

 

ただ、もしかしたら納棺の時などに

手伝いをお願いされるかもしれませんし

視界には入ります。

 

故人さまの最後の式に携わるのですから

当然、初めにお線香をあげてお参りもします。

 

通夜は1時間以内で終わることが多く

通夜が終れば、後片付けをしてそのまま帰宅。

 

翌朝も、式が始まる2時間ほど前に会場に入り

準備を整えます。

 

葬儀、告別式もほぼ1時間で終了です。

 

通夜と同じく、後片付けを終えたら終わりですが

火葬場に同行し、遺族の案内をするケースもあるようです。

 

田舎なので、参考になるかは分かりませんが

 

実際に私の勤務する葬儀社が依頼している

セレモニーレディーの業務は…

 

式場に到着したら、式場の中で待機し

参列者の案内、線香を付けて参列者に渡します。

 

式が始まる前に、炭に火をつけ尊前を整えます。

 

式が始まると、焼香案内。

遺族代表挨拶のマイク出し。

 

式が終わると、棺に納めるお花の用意。

出棺の際には、遺族の案内。

 

出棺後の後片付け。

 

これで、ほぼ3時間の業務終了。

通夜と式で¥12,000なので

時給換算すると¥2,000です。

 

いかがでしょうか?

そんなに難しい仕事はないと思うのですが…

 

簡単な業務ですが

葬儀社の社員として、葬儀に立ち会いますから

ある程度の知識がないといけません。

 

斎場にいると、参列者や遺族から

いろんな質問を受けたり、お願いごとを依頼されたりします。

 

時には、体調が悪くなる方もいらっしゃいますから

素早い対処を求められる場合もあります。

 

その時々で、どんな対応をするのか

未経験だと心配だと思いますが

始めは周りのスタッフに聞きながら

少しづつ覚えていきます。

 

40代女性の転職になぜ、葬儀の仕事がおススメなのか?

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そのおススメポイントを5つにまとめました。

 

  • 葬儀の繁忙期は1月
  • 40代の女性は葬儀の現場で需要がある
  • 時給が高い
  • 短時間で稼げる
  • 経験が生かせる

 

葬儀の繁忙期は1月

葬儀は温度の変化が激しい時期に集中しやすい傾向があります。

春や、秋など過ごしやすい時期より、

冬場や真夏に亡くなる人が多いということです。

 

なかでも、寒さの厳しい1月は葬儀屋の繁忙期。

 

この時期は、葬儀の依頼が重なり

猫の手も借りたいほど忙しくなる日も多いのです。

 

こういう時期は、チャンスだと思いませんか?

 

閑散期なら、ゆっくりと研修を受け

準備を整えることが出来るかもしれません。

 

でも、暇な時期に仕事を確実に貰えるのは

実績を積み、信頼もあるベテランさんです。

 

忙しくて、とにかく人が欲しいという時なら

多少、不慣れでも大目に見て貰えますよね!

 

稼ぎたいなら、冬場がチャンスです。

40代の女性は葬儀の現場で需要がある

葬儀の現場では、中高年が活躍しています。

やはり、人の哀しみに寄り添う仕事なので

若い人よりも、落ち着いた年代の方が好まれます。

 

40代という年齢なら、ある程度の人生経験もあり

育児からも解放された頃ですよね!

 

葬儀は、どうしても予定が立たないので

急に依頼がきます。

 

子供が熱を出したから、今日は休みたいとか…

依頼を受けたのに、急に行けなくなったとか…

 

これでは、困るんです!

 

配置を変えたり

代わりの人を手配したり…

 

こういう事態で現場が振り回されるのは

出来る限り防ぎたいので、葬儀の現場では

ある程度、子育ての落ち着いた年代が重宝されるというわけです。

 

細かい気配りや、目配りをして

万が一の場合に、フォローが出来るのも

やはり、40代くらいの方が多いようです。

 

また、葬儀と通夜が1セットになっている場合が多く

通夜の開始時間は通常18時か19時ですから

子供のいる家庭は一番忙しい時間といえます。

 

小さな子供さんのいる20代の女性が

この時間帯に仕事をするのは

かなり無理がありますよね…

時給が高い

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セレモニーレディーの時給は、

¥1,5000~¥2,000が相場。

 

これは、派遣に限った場合が多く

直接、葬儀社から雇用された場合は、

時給が低く抑えられる傾向にあります。

 

もしも、あなたが

時給は少し低くても

長時間働いて、その分多く収入を得たい場合は

直接、葬儀社で働いたほうがいいかもしれません。

 

反対に、出来るだけ短時間で収入を得たい場合は

派遣の方が有利です。

短時間で稼げる

葬儀の仕事は短時間なのが魅力!

拘束時間にすると、通夜も葬儀もほぼ3時間。

 

朝の9時から18時までというように

長時間拘束されると、自分の時間が取れなくなったり

家事に追われたりしそうですが

セレモニーレディーなら、空いた時間を有効活用できるので

別に本業を持ちながら、副業としても働けます。

経験が生かせる

これまでの経験が生かせるのも

セレモニーレディーの魅力だと思います。

 

とくに、サービス業、接客業、飲食業、介護など

人と接する仕事を経験した方なら

その経験を十分に活かせますし

すぐに慣れると思います。

 

そして、もうひとつ!

一度、葬儀の現場で働いて

ある程度の知識を持っていると

その後、離職しても

また、戻りやすいのが葬祭業界の特徴です。

 

同じ葬儀社でなくても、

同じ派遣会社でなくても

都会じゃなくても

葬儀に関する仕事は常に求人募集があります。

 

田舎に帰ることになっても

旦那さんが転勤になっても

どこに行っても仕事が出来る。

 

喜んで採用してくれる葬儀社はありますし

派遣会社も存在します。

 

現に、私が働いている葬儀社も

かなり田舎ですが、

派遣のセレモニーレディーをお願いしていますからね!

 

ただし、セレモニーレディーも良いことばかりではありません。

それなりに、デメリットもあるので

注意が必要です。

 

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セレモニーレディーのデメリット

葬儀という仕事は予定がつかない

突発的な仕事です。

 

ある意味、待つのが仕事とも言えます。

 

暇な時期には、2日や3日

なんなら、1週間仕事が入らないこともあります。

 

逆に、入ったと思えば立て続けに依頼がきて

連日、通夜と葬儀の繰り返し…

ということも!

 

この波の激しさが、葬儀の仕事の

一番のネックです。

 

仕事がなければ、当然稼げないので

稼げる時に、出来るだけ頑張って稼ぐのが

上手な稼ぎ方ですね!

 

それから、もうひとつ。

オシャレが好きな人にとっては

ちょっと辛いかもしれません。

 

髪の色、髪型、ネイル、お化粧

私の勤務する葬儀社は、あまり厳しくありませんが…

 

派遣の場合…

髪の色は黒、もしくは黒に近い色。

ネイルは透明か、肌色。

お化粧は控え目に。

ピアスはだめ。

 

身なりに関しては、かなり細かく指示があります。

 

 

私が実際に一緒に仕事をしてきて

セレモニーレディーの仕事は

40代の女性にはピッタリの仕事だと思います。

 

ただ、葬儀や人の死に対して

怖いとか、嫌悪感がなければという話しです。

 

みんな、それぞれ適性がありますからね!

 

あなたにピッタリの

素敵な仕事がみつかりますように!

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葬儀屋のやりがいとは?葬儀の仕事の理想と現実!

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

葬儀屋の仕事は大変だけど、やりがいがある!

と言われていますが…

 

実際はどうなのでしょうか?

 

何が葬儀屋のやりがいに繋がっているのか?

葬儀屋の魅力って何?

 

実際に、葬儀の現場で働いている

葬祭ディレクターは、なぜ葬儀屋になったのか?

 

葬儀屋になったきっかけ

葬儀の仕事の理想と現実についてもまとめました。

葬儀屋の仕事のやりがいとは?

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葬儀屋という仕事にはやりがいがある。

と言われても…

何が魅力なのか?

何がやりがいなのか…?

 

ピンとこない方も多いのではないでしょうか?

 

私が感じる葬儀屋のやりがいは、大きく3つあります。

  • 遺族からの言葉
  • 仕事に対する誇り
  • 自分自身の成長

もちろん、この3つについては

他のどんな業種であっても、感じることが出来ると思います。

 

私は、他の仕事をしていたときより

葬儀の仕事を初めてからの方が、より深く感じるようになったので

具体的にお伝えしたいと思います。

遺族の言葉

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もう、これに尽きると言っていいほど

遺族からの感謝の言葉は、胸に刺さります。

 

ちょっと、考えてみて欲しいのですが…

 

実際、もし今、あなたの身内に突然不幸な出来事が起こったとします。

あなたは、何をしたらいいか分かりますか?

 

まずは、亡くなった人のもとに駆け付けるでしょう。

そのあとは?

 

きっと、突然のことで気が動転し

何をしたらいいのか…

頭の中は真っ白。

 

哀しみにくれ

何も考えられない状況かもしれません。

 

そして、まず行わないといけないのが

ご遺体の搬送です。

 

病院、もしくは警察にご遺体をずっと安置しておくことは不可能で

出来るだけ速やかに、移動しなくてはいけません。

 

そこで、電話するのが

ほとんどの場合、葬儀社になります。

 

頭が真っ白で、何も考えられない状況の中

頼れるのは葬儀屋さん。

 

葬儀屋さんから、今後やるべきことを聞き

準備を行います。

 

 

悲しくて、不安な時に

一緒に悲しんでくれたり、考えてくれた葬儀屋さんに

あなたなら、どんな感情を持ちますか?

 

人は辛い状況の時に、寄り添ってくれた人のことを

ずっと忘れません。

 

「ありがとう」の深さが違うのです。

 

私は、葬儀の前にブライダルに携わる仕事についていたので

その「ありがとう」の重みに愕然としました。

 

楽しい時や、嬉しい出来事の「ありがとう」って軽い…

すぐに、忘れられる。

 

その反面、葬儀の仕事をしていると

受け持ったご遺族の方がいつまでも覚えていてくださいます。

 

違う葬儀に参列した時に、声をかけて下さったり

ずっと、頼りにして

何かあるごとに連絡を下さったり。

 

「あなたで良かった」

「親身になって相談にのってくださってありがとう」

 

手をギュッと握って下さったりすると

嬉しくて、思わず涙が。。

なんてことも…

 

お手紙が届くこともあります。

 

お祖父ちゃんの時に担当してくださった、あの方に…と

指名を頂くことなど、葬儀の現場ではよくあること。

 

同じ家の葬儀を何度も担当して

まるで友達のような関係になることも。

 

苦労が報われた瞬間の、あの嬉しさといったら

何物にも代えられない喜びです。

 

これこそが、葬儀屋のやりがいだと実感しています。

 

仕事に対する誇り

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私が葬儀の仕事を始めたころは

まだ偏見が強く、閉塞感みたいなものを感じていました。

 

でも、そのことがかえって

私のプライドに火をつけたように感じます。

 

知らない言葉や、宗教、習慣など

分からないことだらけだったので

本を読み、メモを取り、先輩やお寺の住職に教えて貰い

一生懸命、勉強しました。

 

葬儀の世界は、思っていたよりもずっと奥が深く

勉強すればするほど、面白くなっていきました。

 

 

私の場合、師匠と思える上司の存在が大きかったと思うのですが

その上司が…

 

葬儀は何のためにするのか

葬儀は誰の為に行うのか

 

葬儀のイロハと言えることを

例えばなしをしながら

おもしろ可笑しく、教えてくれたんです。

 

この上司のおかげで

葬儀という仕事に対する誇りが芽生えたと言っても

過言ではありません。

 

目の前の悲しんでいる人にそっと寄り添って、

その悲しみを分かち合える仕事。

 

故人様の人生の締めくくり

その方らしく送り出してあげる喜び。

 

本当に誇りを持てる仕事だと思っています。

 

もし、あなたが葬儀の仕事に就きたいと思っているなら…

 

尊敬できる先輩や上司がいるか、いないかで

あなたの葬儀に対する想いや、姿勢が違ってきます。

 

ぜひ、葬儀について真剣に話ができる

尊敬する先輩を見つけてください。

自分自身の成長

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葬儀の仕事をしていると

毎日、人の哀しみに直面します。

 

亡くなる順番なんて決まってないし

いつ誰が亡くなるか、予想なんて出来ません。

 

突然死の赤ちゃんから

自死で亡くなる学生さん

闘病生活の末、まだ幼い子供を残して旅立つお母さん。

 

老衰で亡くなる方の方が少ないんです。

 

そんな現実に直面して

葬儀屋が常に感じていることは

「自分もいつ死ぬか分からない」ということです。

 

今日、今は元気でも

「仕事が終わって帰宅途中、事故にあって死ぬかもしれない」

 

実際に、あなたがこんな感覚に襲われるのは

どんな時でしょう?

 

テレビのニュースを見た時ですか?

同級生が事故で亡くなり、葬儀に参列した時でしょうか?

 

そして、その時は自分じゃなくて良かった…

気を付けよう…と思っても

翌日には忘れてしまう。

 

今、自分が生きているのは、当たり前。

だと、思っていませんか?

 

それが、普通なのかもしれません。

人は流されやすく、忘れやすい生き物です。

 

もちろん、生と死に直面する仕事は

葬儀屋だけではありません。

 

医療の現場では、もっと実感するはずです。

 

こうして、毎日、生と死に直面していると

今、自分が生きていて、仕事を出来ているということが

どれほど貴重なことなのか…

 

毎日、思い知ることになります。

 

そして、思うのです。

いつ死ぬか分からないから…

 

後悔しないように生きよう!

 

やりたいことを先延ばしにせず

今、自分に出来ることを精一杯やろう。

 

だからって、

何でもかんでも100%の力で出来るわけではないけれど…

 

他の人は、

真剣に死について考えるのが、1年に2、3回だったとして

葬儀屋は毎日考えざるを得ない状況だということです。

 

まぁ、なかには…

そういう状況でも、何も考えず

不平不満ばかりこぼして

全く成長しない人もいますけどね~(笑)

 

葬儀屋になったきっかけ

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最近は、映画「おくりびと」の影響で

葬儀業界に関心を持ってくれる人が増えたようですが

以前は、敬遠されがちな職業でした。

 

大学を卒業して、葬儀の仕事をするなんて

考えられなかったのが正直なところです。

 

現在、私の周辺のいる葬儀社の社員は

いったいなぜ、この仕事についたのか?

 

ちょっと調べてみました。

 

葬儀社に就職した経緯やきっかけで多かったのが

以下の3つです。

 

  • 知り合いの紹介
  • コネ
  • 配属・移動

知り合いの紹介

葬儀業界は、どうしても敬遠されがちな仕事なので

年中人手不足に悩まされています。

 

当然、中途採用も多い。

 

この業界で働いている人からの紹介。

 

また、葬儀に関連する別の職場

例えば、贈答品関係、飲食店、花屋、寝具など

それまで勤めていた職場が閉店したり

リストラで職が無くなった人が

葬儀社に誘われて、採用されるケースもあります。

 

なかには、仕事がなくて

渋々、この業界に入った人も多いですよ。

 

前の職場で、何か問題さえ起こしていなければ

比較的、採用されやすい職場だと言えます。

コネ

葬儀社でコネは有効です。

 

例えば…

互助会組織の葬儀社でも

お偉いさんと父親が仲良しだったので

息子が途中入社できたケースも実際にありました。

 

先に親が葬儀屋で働いていて

その後、子供が採用されたケースなんてざらにあります。

 

お寺の住職からの紹介なんていうことも!

 

親戚や身内が葬儀社を経営していれば

その繋がりで、就職し

まずは数年間、別の葬儀社で経験を積み

葬儀社の跡継ぎになる人もいます。

配属・移動

一番多いのが、このケースです。

 

互助会組織の葬儀社は

他にいくつもの部署を持っています。

 

ブライダルの仕事をしたくて、入社したのに

配属が葬儀部門だった…とか

 

始めは、ブライダルや営業、ホテル事業に配属されたものの

その後、葬儀の部署に移動になった人は多いです。

 

これは、あくまでも互助会組織に入社した場合に限定されますが…

 

最初から、葬儀の仕事に就きたいと思って

葬儀屋になった人ばかりではないということです。

 

私が見てきたなかでは

嫌々、葬儀屋になった人の方が多いのでは?

という印象です。

葬儀の仕事の理想と現実!

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葬儀の仕事はやりがいもありますが

理想と現実のギャップに悩む人も多いと思います。

 

憧れだけで入社してしまうと

現実の厳しさに直面し、すぐに辞めたくなってしまう可能性も…

 

どんな仕事も同じですが

理想だけでなく、現実も理解しておいてください。

 

あなたが、葬儀屋になった時にぶつかる現実とは?

  • 会社の方針
  • 聖職者との関係
  • 遺族の事情

 会社の方針

あなたが、会社という組織に属している以上

どうしても超えられないのが会社の方針です。

 

会社にとっては、一番困るのが

遺族からのクレーム。

 

時々、こんなクレームが発生します。

 

以前の担当者はここまでしてくれたのに

今回の担当者はしてくれない…

 

普通は、ここまでが担当者の仕事なのに

遺族の為にと思って、それ以上のことを手伝ってしまうと…

 

遺族はそれが普通だと思ってしまいます。

そして、その普通を他の担当者にも求めてしまうんです。

 

反対に

やるべきことは、きちんとやったはずでも…

してくれなかった!

以前の担当者はこうだった!

と言われてしまうことだってあるということです。

 

遺族の為にしてあげたいと思っても

それが正解なのか…

分からなくなることもあるんですよ。

 

加えて「ご遺族のために…」

と大きな声で宣伝していても、

実際には、お客様やご遺族のことを

一番に考えている企業は少ないと思ってください。

 

小さな家族葬では出来ないことでも

 

大きなお金が動く

大型葬の場合には、至れり尽くせりなんでもあり!

なんて会社も多いですね…

 

正直…

以前、私がいた互助会組織の葬儀社には

幻滅しています。

 

お客様のためではなく

会社や従業員を守るために、経費を削減し

さまざまなオプションで葬儀費用を吊り上げようとしているからです。

 

大手になればなるほど

この傾向は強くなると覚えておいてください。

 

互助会が潰れると、お客様に迷惑がかかる。

従業員も守れない。

 

会社の方針と自分の理想。

 

この矛盾を自分のなかで、どう消化するのか…

ご遺族に、どこまで寄り添うのか…

 

葬儀の仕事が好きでたまらない人が

陥りがちな現実です。

聖職者との関係

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聖職者というのは

僧侶、宮司さん、神父様、牧師さまなど

葬儀の司式を行う宗教者全般のことです。

 

お葬式には欠かせない存在で

お式の流れをはじめ、日程を決める際にも

聖職者の要望が重視されます。

 

田舎ではとくに

遺族の都合や予定より

お寺の都合ありきで準備が進んでいきます。

 

式次第も同じ。

ご住職に毎回、式の流れを確認し

その通りに進めるのですが…

 

なかには…

故人さまの遺志はどこにいった?

遺族の気持ちは?

 

亡くなった方のお葬式ではなく

あなたのお葬式なのですか?

 

と、聞きたくなる式もあります。

 

こうしなさい!

あれはダメ、これはダメ。

 

もっと、故人やご遺族の気持ちを考えて貰えないかと

言いたい時もあるのですが…

 

それを言ってしまうと

ご住職の機嫌を損ねてしまいます。

 

葬儀社としては

黙って、はいはいと指示に従わざるを得ません。

 

こういうご住職の態度に

遺族が不満を持ち…

 

もし、何か言われたら檀家を辞めますから

気にしなくていいですよ!

と怒っていらしたこともあるくらいです。

 

勿論、故人様やご遺族の気持ちを一番に尊重してくださる

良い和尚さんも沢山いらっしゃいますよ~!

 

ただ、葬儀屋としては

遺族のためにやってあげたいと思っても

僧侶からの指示で出来ないことも沢山あるんです。

遺族の事情

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葬儀屋としては

遺族が望むことなら、なんでもやってあげたいのが本音なんですが…

 

ここ数年、

葬儀に掛かる費用を少しでも抑えるために

ネットで葬儀社を比較する方が増えています。

 

ネットで葬儀の依頼を受けた仲介業者が

提携している葬儀社に丸投げするわけです。

 

仲介業者は格安で葬儀が出来ることを謳い文句にしていて

消費者にとっては良いことのように感じますが

実際に、葬儀を請け負う葬儀社にとっては

 

あらかじめ、ここからここまでと決められているので

それ以外のことを求められても出来ない。

 

だいたい。。

1日葬って何?っていう話しです。

 

とくに、田舎では

通夜はいらないから、葬儀だけお経をあげてくれなんて。。

 

対応してくれるお寺は、ほとんどありません。

 

こういう無理難題を押し付けられるわけです。

 

通夜は家族だけで行い

控室の料金は費用に組み込まれていないから

式場に棺を置いたまま。

 

遺族は泊ることも出来ない。

 

なんだか、寂しいなぁ…

故人さまが独りぼっちで可哀そうだと思っても

それ以上のことは出来ないのが現実なのです。

 

そうでなくても…

葬儀の費用や、

お寺へのお布施が工面できないからと

お寺は呼ばず、無宗教や直葬で…

という遺族も多いのが現状。

 

お金の問題は、どうしようもありません。

 

また、こちらはご遺族のためにと思っていても

なかなか心を開いて下さらないご遺族もいます。

 

気持ちが伝わらないと感じたり

何度説明しても、聞いていなかったり…

 

一度不信感を持つと

何から何まで目につくことってありますよね…

 

葬儀では、この不信感が

クレームに繋がってしまいます。

これが、葬儀の怖いところ。

 

 

何事もなく、葬儀が終了しても

これで良かったのか…

 

もっと、出来ることはなかったのか

自問自答の繰り返しです。

 

なんだか、愚痴みたいに書き連ねてしまいましたが

憧れと、やりがいだけでは続かない仕事だということは

理解して頂けたでしょうか?

 

こんなことを言うと

変な人だなぁ~という目で見られるのですが

私は葬儀屋という仕事が大好きです。

 

この仕事に誇りを持っています。

 

でも、こんな私も実は

葬儀屋になりたいと思って

この業界に入ったわけではなく

 

なんとなく、流れで…

中に入ってみたら、面白いと感じて

やりがいがありすぎて

抜けられなくなってしまったんです。

 

おそらく、こういう人多いと思います。

 

自分は気がついていなかったけれど

そういう宿命だったのかもしれませんね~

 

田舎の葬儀屋の独り言ですが

あなたのお役に立てれば、こんなに嬉しいことはありません。

 

最後まで読んで頂き

ありがとうございました。

60代の再就職には葬儀社がお薦め!いくら稼げる?何歳まで働ける?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

まもなく定年を迎える50代にとって

定年後に再就職するのか?

趣味に生きるのか?

同じ職場で働くのか?

別の業界に仕事を求めるのか?

 

大きな問題ですよね!

 

それも、定年を迎えてから考えるのは遅い!

 

出来るだけ、早くから考えて

準備をしておくことが大事です。

 

経済的な理由で、働かないとやっていけない方もいるでしょうし

 

仕事を辞めると急激に老けてしまうから

働けるうちは、働きたいと思っている方も多いのでは?

 

しかし、60代で未経験の職場で働くというのは

かなりハードルが高く、不安や心配も多い。。

 

そんな、あなたにおススメなのが

葬儀社への再就職です。

 

今回は、60代のシニアが葬儀社に再就職すると…

 

どんな仕事が出来るのか?

どれくらいの収入が得られるのか?

何歳まで働けるのか?

 

葬儀社に再就職した場合のメリットとデメリットも

ご紹介したいと思います。

 

60代の再就職には葬儀社がお薦め

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初めにお断りしておきますが…

ここに書く内容は、あくまでも私が以前お世話になっていた

大手、互助会組織の葬儀社の場合です。

 

葬儀社の中には、家族経営や零細企業も多く

それぞれが、全く違う業務体形で経営を行っています。

 

地域や、会社でかなり違うということは

あらかじめご理解ください。

 

私がお世話になっていた葬儀社では、

社員のほとんどが、定年以降も再雇用されていました。

 

中には、80歳を超える営業社員さんもいます。

 

営業社員は、基本的に保険の外交員さんと同じような雇用体系なので

社員というよりは、個人事業主に近いのかもしれません。

 

互助会の会員募集さえできれば

お給料を貰えるので、いくつになっても可能なのです。

 

社員さんによっては

かなりの数の顧客を抱えていて

お客様からも信頼されているので

普段は、営業活動をしなくても知り合いからの紹介などで

月に数十万を稼いでしまいます。

 

もし、あなたに営業の経験があれば、

互助会の会員募集を行う営業職は

再就職先の候補の一つに入れてもいいかもしれません。

 

葬儀業界では、

若手よりも落ち着いた年齢の中高年が好まれる傾向にあります。

 

しかし、葬祭ディレクターという仕事は

体力も必要ですし、ハードな仕事ですから

 

60代なら表舞台で活躍するというより

裏方の仕事が多くなると思います。

 

葬祭ディレクターは、通夜から葬儀まで約2日間に渡り

直接、ご遺族に接して

葬儀の全てを取り仕切ります。

 

では、裏方の仕事とはどういった仕事でしょうか?

 

  • 営業(互助会の会員募集)
  • 病院回りの営業
  • お寺回りの営業
  • 駐車場の警備員
  • 会館の夜間宿直
  • 霊柩車ドライバー
  • 搬送車ドライバー

 

60代でも活躍できる仕事にはこれらがあります。

 

葬儀には、病院からの紹介や

お寺のご住職との結びつきは欠かせません。

 

普段から、病院やお寺回りをしているのは

定年後に再雇用された60代以上の社員がほとんどです。

 

これまでの葬儀の経験や、人脈も活かせます。

 

お寺回りの社員は

お寺の跡継ぎに、お嫁さん候補を探してきて

紹介したりということもあるようです。

 

しかし、これらの営業は

葬儀の経験や、信頼関係が下地になるので

葬儀未経験の方には、難しいと言えます。

 

葬儀未経験でも大丈夫な仕事は?

 

駐車場の警備員

会館の夜間宿直

霊柩車のドライバー

搬送車のドライバー

 

などがありますが…

 

この中でも、とくにおススメなのが

会館の夜間宿直です。

お薦めは夜間の宿直業務

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では、会館の夜間宿直業務とは、

いったいどんな仕事をするのでしょうか?

 

私が住んでいる地域では

人が亡くなると、ほとんどの場合

病院から斎場(葬儀会館)へ直行します。

 

ご遺体をご自宅へ安置するのは、大変だからです。

 

一軒家であれば、まだ良いのですが

マンションなどの集合住宅にご遺体を移動するのは

周囲の眼もありますし、

階段や部屋の造り、広さなどの問題もあります。

 

そこで、病院からそのまま斎場に安置するケースが

年々、増加しているわけです。

 

葬儀依頼の電話対応は、本社の当直の社員が行い

搬送車ドライバーが、病院へお迎えに。

 

ご遺体が斎場に到着するまでの間に

安置部屋の準備を整えるのが、会館宿直者の仕事です。

 

ご遺体用のお布団を敷き、空調を調節し

お供えものの準備などです。

 

もし、お通夜がすでに入っている状況であれば

遺族から、アメニティーの補充をお願いされたり

電話の応対も求められます。

 

控室には、ご遺族が宿泊しますから

いろんな要望に対応することが必要になります。

 

葬儀業界が未経験だと

自分一人で対応出来るのか…

不安もあると思いますが、

 

ある程度、マニュアル化してありますから

すぐに対応できる仕事内容です。

お薦めの理由

  • 仕事内容が楽
  • 時給が高い
仕事内容が楽

会館の宿直業務は

すぐに慣れるような簡単な仕事が多いのが特徴です。

 

葬儀の依頼が入らなければ、仮眠も出来ます。

 

テレビなども完備している部屋を宿直室として

準備している葬儀社が多いので、環境的にも恵まれていると思います。

 

ちなみに。。

 

葬儀社の宿直業務は

ご遺体と同じ部屋にいなくてはいけないと

勘違いされている方もいるようですが…

 

これは大きな間違いです!

 

ご遺体のみが搬送されてくるのは、ごくまれで

ほとんどの場合、ご遺族がご一緒ですし

もし、ご遺族がいらっしゃらない場合でも

安置が終れば、同じ部屋にいることはありません。

時給が高い

会館の宿直業務が魅力的なのは

時給が高いことです。

 

夜間の勤務ですから、

時給は1000円位が多いようです。

 

おまけに、

18時くらいから、翌朝8時くらいまでの勤務が多く

時間が長いのが特徴!

 

一晩の勤務で1万円ほど稼げてしまいます。

 

私の知っている限り

毎日の勤務ではなく

2人交代制でシフトを組んでの勤務でした。

 

1日置きの勤務であれば、

深夜に葬儀の依頼が立て込んだり

電話が鳴り続いても、十分に休みは取れる気がします。

 

実際に、私が勤めていた葬儀社の会館宿直者は

葬儀業界未経験の年配の男性がパートで雇用されていました。

 

ちなみに。。

 

女性はいませんでした。

 

夜間の勤務ということで

防犯対策上、女性は避けているようです。

 

葬儀社でいくら稼げる?

定年退職後の再雇用に関しては

一般企業であっても、

定年前の20%~50%は給料が減少する傾向にあるのだそうです。

 

中高年の経験者が優遇される葬儀業界でも

お給料が減ってしまうのは仕方がないでしょう。

 

正社員で働くよりは

パート勤務の方が、金額的には稼げるのではないでしょうか?

 

会館の宿直業務であれば

月に15万円くらいの収入にはなりそうです。

 

葬儀会館に一人で泊ることに抵抗がなければ

60代以降の再就職としては、条件のいい仕事だと思いますよ!

葬儀社で何歳まで働ける?

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会館の宿直業務なら

70歳くらいまでと考えてください。

 

霊柩車や、搬送車のドライバー

同じく、70歳までは皆さん働いていた印象です。

 

ちなみに、駐車場の警備員に関しては

もっと、80歳近くまで働いている方もいました。

葬儀社に再就職した場合のメリットとデメリット

葬儀社に勤務していると

身内で葬儀が発生した場合は、

他の葬儀社に依頼出来ないのでしょうか?

 

いえ、そうとばかりは言えません。

 

あくまでも、葬儀をどこに依頼するのかは

それぞれの自由ですし、家の事情もあります。

 

確かに、葬儀屋に勤めていて

他の葬儀社に依頼すると、その後の反応が気になりますが

 

喪主が自分でなければ、問題ありませんし

故人や、喪主の希望だったと言えばいいことです。

 

休みを取る理由が必要になりますが

体調などを口実に使えば

会社に知られずに、葬儀を終えることだって可能なのでは?

 

たいした問題ではありません。

メリット

葬儀社に勤務するメリットとしては

もし、自分の身内に葬儀が発生した場合

優遇して貰えることがあげられます。

 

私の実父が亡くなった時には

当時の社長が、金額的にも内容的にも、

ずいぶん優遇してくださって、とても助かりました。

 

あとは、自分に葬儀の知識があったことで

心構えが違ったこと。

 

あらかじめ、もしもの時には

この会館を使おうとか

こういう内容でとか…

 

考えることが出来ていたので

気持ちに余裕は持てたと感じています。

 

多少でも、葬儀の知識があると

突然の場合でも、焦らずに対応ができるものですよ!

デメリット

葬儀社で働くことのデメリットは

やはり、今でも嫌がる人や敬遠する人

少なからずいるということでしょうか?

 

人は、死に対する恐怖心から

出来るだけ、死を遠ざけようとします。

 

葬儀社の建設計画が持ち上がると

必ずと言っていいほど、近隣住民から反対運動がおこるのが

いい例でしょう。

 

葬儀場で働いていると

近所の方から嫌がられるのでは…

避けられるのではという心配はあるかもしれません。

 

それから、もうひとつ。

 

ご遺族は、大切な人を亡くして

哀しみになかにいらっしゃいます。

 

つまり、普通の状態ではないということです。

 

些細なことで怒ったり

何か1つのミスや思い込みが原因で

あらゆることがクレームに発展し

延々とクレームが続くなんてこともあります。

 

感情を出さないご遺族で

気持ちがうまく通じなかったり…

 

扱いにくいご遺族だと感じることもあるでしょう。

 

深夜に起こされて、難しい対応を求められると

精神的に辛いと感じることがあるかもしれません。

 

葬儀の仕事は

メンタルの強さというより

嫌なことはすぐに忘れられる能力が求められる気がします。

 

今回は、定年を迎えた時の再就職先として

葬儀の仕事が未経験でも出来る仕事について考えてみました。

 

私の経験上

葬儀会館の宿直業務は、割と楽な業務なうえ

夜間勤務の高時給の仕事です。

 

60代の再就職には凄くおススメだと感じています。

 

葬儀社への再就職でいくら稼げるのか

何歳まで働けるのか…

 

葬儀社に勤めるメリットやデメリットも

ぜひ、参考にして頂けると嬉しいです。

葬儀屋への転職は未経験でも可能?50代でも大丈夫?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

あなたの知らない葬儀業界の真実へ…

ようこそ!

 

新型コロナウイルスの影響で仕事を失った人が、

全国で7万人を超えたそうです。

 

とくに、飲食業や観光、宿泊業などは大打撃を受けていますよね!

 

ブライダル業界も今後は

かなり厳しいのではと思っています。

 

 

職を失った方や、将来を見据えて転職を考えている方に

ぜひ、興味を持って頂きたいのが葬儀業界です。

 

今回は、葬儀屋へ転職を考えている方のために…

 

葬儀屋は未経験でも就職が可能なのか?

50代でも大丈夫なのか?

 

葬儀業界で働いている立場から

アドバイスしたいと思います。

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葬儀屋への転職は未経験でも可能?

葬儀社への転職は未経験でも大丈夫です。

資格は必要ありません。

 

みんな、最初は葬儀や宗教のことなど

何も知識のないところから出発していますよ!

 

研修を受けたり、先輩の式を見ながら勉強して

補助的な業務から経験を重ね、独り立ちします。

 

葬儀社によって、

新人スタッフの教育システムは様々ですが

半年もすれば一人で現場を任されるようになります。

 

初めて聞く言葉も多く

戸惑うことはありますが、すぐに慣れると思います。

 

葬儀についての知識は

現場で覚えたほうが、早く確実に身に付きますから

未経験でも全く、問題はありません。

 

ただ、一つだけ!

普通運転免許は持っていないと

採用されるのは難しいと思います。

 

葬儀の現場では

ご遺体の搬送に始まり、斎場の準備、役所への届け出

自宅でのあと飾り段の設置、会葬品やお供え物の配達など

移動や配達が欠かせません。

 

お寺や神社に出向くことも度々あります。

 

葬儀に必要な棺や骨壺、位牌、ドライアイス、お供えの果物などを、

軽トラやワゴン車に積み込んで斎場に向かい

準備が整ったら

ご遺体と遺族を迎えに、ご自宅へ。

 

葬儀が終了したら、次は火葬場に向かい

火葬が終ったら、お寺や自宅へ。

 

葬祭ディレクターというのは

葬儀の依頼があってから、一連の全ての業務を任されるので

車の運転が出来なければ、まず無理だと思ってください。

 

ただし、葬儀社への転職も

葬祭ディレクター以外の仕事なら

採用される可能性はあります。

 

例えば…

  • 事務職
  • DVDや遺影写真の作成

 

私の経験上では、これくらいしか思い浮かびませんが…

 

逆に、運転免許さえあれば

パソコン作業が苦手でも、経験がなくても

採用される確率は、一般の企業より高いです。

 

葬儀という仕事は

みんなが好んで就きたい仕事とは言えません。

 

だからこそ、中途採用者も多く受け入れていますし

葬儀社は、常にスタッフの確保に悩まされているのが現実です。

 

私が知っている限り

他業種から葬儀屋へ転職してきた人の前職は…

 

やはり、サービス業が多いように感じます。

 

  • ホテル、ブライダル業界
  • デパート、百貨店
  • 飲食業
  • 電気屋さん
  • 寝具屋さん
  • 贈答品屋さん
  • 火葬場職員

 

ご覧の通り、葬儀とは全く関係のない職場からの転職。

火葬場の職員は、葬儀屋に近いですけどね!

 

ここに挙げた転職のケースは

みんな葬儀未経験で

途中入社の方ばかりですが

 

葬儀業界に入ってから、

もう10年以上勤務されている方がほとんどです。

 

付け加えると…

他の葬儀社で経験を積んだ

ベテランクラスの葬儀屋さんが

転職してくるケースも珍しくはありません。

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葬儀屋は50代でも大丈夫?

葬儀屋への転職は

50代でも経験があれば余裕で可能です!

 

管理者としての能力が認められて

他の葬儀社から転職し、

すぐに管理職に昇格した人も見てきました。

 

もし、あなたが葬儀の仕事が全くの未経験で

50代なら…

 

少しだけ厳しいかもしれませんが

チャンスは十分にありますから

諦めないでくださいね!

 

葬儀の求人は年齢不問のケースが多く

50代でも可能性は大いにあります。

 

 

実際、40代で転職してきた人は複数いましたし

数年程前には、50代の未経験者もいました。

 

 

最近は葬儀業界にも

新卒で入社してくる人が増えたので

以前よりは厳しくなっているかもしれません。

 

もし、年齢的に厳しい状況なら

経験や人当たりの良さ、接客スキルをアピールすべきです!

 

(葬儀業界では、コネも十分に通用しますよ~)

 

葬儀では、若い人より

落ち着いた人の方が好まれる傾向にあります。

 

人生経験も豊富なので、

遺族にとっては頼りやすいですし

何でも相談しやく、安心感がありますよね!

 

ある程度、歳を重ねている人の方が

遺族に信頼されやすいのです。

 

 

そのうえ、50代くらいになると

葬儀に参列することも多くなります。

 

自分が葬儀に参列して感じたことや

親戚や家族の葬儀を通じて、困ったこと

嬉しかったこと、疑問に感じたことなどを体験談として話し

 

葬儀に関心があることをアピールできれば

採用の可能性は間違いなく高くなるはず!

 

他にもチャンスはあります。

 

葬儀は、葬祭ディレクターの仕事だけでなく

様々な仕事で成り立っています。

 

とくに、互助会組織の大手の葬儀社なら

役割分担が出来ていて

中高年の活躍の場が増えているんです。

 

例えば…

 

  • 霊柩車の運転手
  • 遺体の搬送
  • 駐車場の警備員
  • 火葬場での誘導・案内スタッフ
  • 精進落としの飲食関係スタッフ
  • 参列者の案内・誘導
  • 司会
  • 当直
  • 営業
  • 献茶サービス
  • 写真撮影
  • 遺影写真作成
  • 会葬礼状の文章作成
  • 喪服の着付けヘアメイク
  • 式場の清掃・片付け
  • マイクロバスの運転手
  • 当日香典返しの担当スタッフ
  • お寺や病院回りの営業
  • 葬儀後のアフターフォロー

 

少し考えただけでも、これだけの仕事があるんです。

凄いと思いませんか?

 

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葬儀に関する仕事は他にも…

 

祭壇にお花を飾るお花屋さん

ご遺体をお風呂にいれる湯灌サービス

初盆商品の営業・販売・配達など

 

一般の方が知らないところで

沢山の人が関わっているんですよ~

 

一つの仕事が認められれば…

 

その他の仕事も掛け持ちでやってみないか?

という、ラッキーな話しが舞い込むことだってあります。

 

50代だからといって遠慮する必要はありません。

 

いくらでも、チャンスは転がっていると思ってください!

 

50代未経験での転職のリスク

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50代で未経験の仕事にチャレンジするのは

躊躇してしまう方も多いと思います。

 

 私も50代ですから、その気持ちは良く分かります。

50代での転職には相当の覚悟が必要です。

 

これまでの経歴や、スキルは役に立たないのでは?

本当にこの業界でやっていけるのか…

もし、失敗したら…

 

怖いですよね?

 

しかし、中高年で転職する人は年々増加傾向にあって

45歳~54歳の転職者の数は…

 

2015年で45万人

2019年で57万人

という統計結果がでています。

 

経験豊富な50代に対する企業のニーズも高まっていると言えます。

 

とはいえ…

やはり、50代での転職には

それなりのリスクも伴います。

実際に50代の人材の需要が多いのは

  • 介護・医療系
  • 葬儀関係
  • 建設関係
  • 警備員
  • 運転手
  • 営業

やはり、重要が多いのは労働環境が厳しいと言われる職種です。

この現状を踏まえて、

50代で転職する際に最も大事なことは

 

あなたが「何を求めて転職するのか?」です。

 

なぜ転職したいのか?

じっくり考えてみて下さい。

  • 給与、待遇アップ
  • 経験や能力が生かせるポジションを求めて
  • やりたい仕事、やりがい
  • リストラ、雇い止め

 

 

まずは、自分が仕事に何を求めているのか知ることが重要ですよね!

ここを間違ってしまうと、失敗に繋がってしまいます。

 

50代の転職で最も高いリスクは

やはり、お給料。

 

同じ50代でも人それぞれで

子育てが終わり、お金よりもやりがいを求めている人もいれば

まだ、教育にお金が必要という方もいるでしょう。

 

もし、あなたが

今よりも好待遇を求めているとしたら

これまでの経験やスキルを活かして活躍できる

同じ業種での転職を考えるべきです。

 

何か新しいことにチャレンジしたいと思っているなら…

 

自分が葬儀屋に向いているのか?

冷静な自己分析が必要です。

 

これまでの仕事にやりがいを感じられず

給料は下がっても、

やりがいのある仕事がしたいと思っているなら

葬儀屋という仕事を候補の1つに入れてください。

 

 

50代の転職で失敗はしたくない!

 

実際に働いてみて、合わなかったからといって

何度も転職を繰り返すと、条件はどんどん悪くなってしまいます。

 

そうならない為に…

自分に葬儀屋の適性があるのかチェックしてみて下さい。

葬儀の仕事に向いている人

  • 人の話しを聞くのが好き
  • 人に喜んで貰うことが好き
  • 人に関わるのが好き
  • 人と話すのが好き
  • 命について深く考えることがある
  • 教えることが好き
  • 勉強するのは楽しい
  • 体力に自信がある
  • 協調性がある

 

葬儀という仕事は体力も必要ですが

目の前で悲しんでいる人の為に、

何かをしてあげたいというホスピタリティーが求められる仕事です。

 

そして、その気持ちが相手に通じた時

なんとも言えない充実感に満たされます。

 

これは、実際に葬儀の現場で

お客様から感謝の言葉を貰った人にしか分からない感情だと思います。

 

これが、仕事へのやりがいに繋がるので

嫌な経験や、キツイ仕事も乗り越えられるのではと感じています。

 

実は、私も…

葬儀という仕事の充実感とやりがいに魅了された一人です

 

人が好きで

困っている人を見ると、ほっとけない…

という人には、ピッタリの仕事です!

 

また、最近は60代70代の高齢の方でも

葬儀についての知識がないという方が非常に多くなっています。

 

葬儀の知識が全くない人にとって

葬儀屋さんは知識豊富な頼れる存在。

 

葬儀やお寺のこと以外にも

いろいろな相談をされますから、

人に教えるのが得意な人は向いていると思います。

 

新しいことにチャレンジしたり

勉強が苦にならない人なら

葬儀は未知の世界!

 

ワクワクすると思いますよ!

 

私も、葬儀の仕事に就いたばかりの頃は

知らないことだらけでしたから、夢中で勉強しました。

凄く楽しかったのを今でも覚えています。

葬儀の仕事に向かない人

  • 毎日の晩酌が欠かせない人
  • 運転が嫌いな人
  • 人と話すのが嫌いな人
  • 遺体が怖い人
  • 霊感が強い人

葬儀の仕事は365日24時間体制の待ち仕事です。

葬儀の依頼があれば、深夜でも病院にお迎えに行きます。

 

車の運転は外せないので

晩酌を我慢できない人には不向きです。

 

人の死や、遺体に嫌悪感を抱いている人

怖いという感情がある方、

霊感の強い方にはお勧めできません。

 

葬儀の仕事に自分が向いているのか

客観的な判断が必要です。

 

自分に向いているかもしれないと思った方も

まだ、決めるのは早すぎます!

 

次は自分に合った葬儀社選びです。

50代でも失敗しない葬儀社の選び方!

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葬儀社といっても、仕事の内容は様々です。

外から見ると良さそうに見えても

実情は違うことが往々にしてありますので

注意が必要です。

葬儀社選びのポイント

  • 転職先の内情を知る
  • 時間をかける
  • 同じ年代の人が活躍している
転職先の内情を知る

葬儀社の内情を知るには

働いている人に話しを聞いたり

葬儀の様子を自分の眼で見ることが大切です。

 

葬儀の現場で働いている人が

会社の愚痴ばかりこぼしていたり

お客様に対しての対応が丁寧と感じられない葬儀社はやめた方が無難です。

 

反対に、親身になって相談にのってくれる葬儀社

いい葬儀社と言えます。

 

大手の葬儀社のなかには

危ないと危険視されている葬儀社もあります。

 

こういう情報は

葬儀社同志の横の繋がりで噂になることも多く

葬儀社で働いている人は良く知っていますから

出来る限り情報網を駆使して、内情を調べましょう。

 

時間をかける

葬儀社の中には、常に求人募集を行っているところがあります。

 

こういう葬儀社は採用されやすいのですが…

裏を返せば、入れ替わりが激しいということです。

 

人を大切にしない企業の可能性が高い!

 

人を大切にする葬儀社は

社員も居心地がよく、長く勤務します。

 

50代で転職するなら

最後まで勤められる働きやすい会社が理想!

 

多少、給料が安くても

長く働ける会社の求人を

焦らずじっくり待つことも大事です。

 

もし、そういう葬儀社が見つかったら

葬儀の仕事に興味があることをアピールしておくことも

お勧めします。

 

忙しい時に声をかけて貰い

手伝いから初めて、社員になれるケースだってあるのです!

 

葬儀の仕事は

キツイ、ハードな仕事だというイメージが先行していますが

やりがいがあり、一度経験してしまうと辞められない

中毒性のある仕事です。

 

反対に、不向きな人には

辛いだけの仕事に感じてしまうでしょう。

 

自分の適性をよく判断して

50代の転職を成功させて下さい!

 

あなたの転職の先に

明るい未来がありますように!

葬儀屋のバイトは高校生でも出来る?学生の仕事内容は?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

あなたの知らない葬儀業界の真実へ…

ようこそ!

 

映画「おくりびと」の影響もあり

葬儀の仕事に就きたいという学生さんが増えているようです。

 

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それはそれで、葬儀業界に身をおく者としては

嬉しいことなんですが…

 

憧れや、イメージだけで葬儀屋になってしまうのは

凄く危険な気がします。

 

将来、葬儀社に就職したいと考えているなら

葬儀の仕事が自分に合うのか…

 

まずは、バイトで経験してみるというのが

手っ取り早いのでは?

 

かといって、あなたがもし学生なら

葬儀屋のバイトは高校生でも可能なのか?

 

大学生は?

仕事の内容は?

 

気になるところですよね!

 

そこで、今回は

葬儀屋のバイトは高校生でも出来るのか?

学生の仕事内容は?

という内容でまとめたいと思います。

葬儀屋のバイトは高校生でも出来る?

あなたが高校生なら

まだ、葬儀屋のバイトは無理だと思います。

 

私の経験から言っても

斎場で高校生のバイトを雇っているケースはありません。

 

大学生のバイトの子はいました。

 

年齢的な問題もありますが

葬儀の現場にいると

とにかく、遺族や親族からいろいろな質問を受けます。

 

遺族にしてみれば

斎場(葬儀会館)で働いている人は

みんな葬儀社の人という認識なので

質問したら、答えが返ってきて当然という感覚なのです。

 

高校生が葬儀の現場にいて

質問に答えられますか?

 

高校生でも、しっかりした人はいますが

礼儀作法や、話し方、対応能力

やはり、どれを取っても

正直…高校生では不安に感じてしまいます。

 

他にも、理由は沢山あります。

 

時間的な問題もそうです。

 

葬儀の仕事は365日24時間体制で動いています。

高校生では、対応できませんよね?

 

葬儀という仕事は経験がものをいいます。

 

例えば…

宗教のことや、冠婚葬祭について本を読み、勉強して

頭で理解していても、それだけでは通用しない世界です。

 

臨機応変な対応を求められたり

地域ごとに風習や習わしがあるのも大きな特徴です。

 

それに加え、すぐに覚えられる仕事ではないので

やはり、短期間のバイトでは厳しい…

 

出来れば長期間、勤務出来る人を雇いたいというのが

葬儀社の本音だと思います。

 

もし、私が葬儀社の経営者で

猫の手も借りたいほど忙しかったとしても

高校生のバイトは雇わないと思います。

 

もし、あなたの親しい人が葬儀社を経営していたり

親戚が葬儀屋さんなら…

 

裏方の仕事であれば、雇って貰えるかもしれません。

 

葬儀の現場に拘らなければ…

お花を扱う部署なら、バイトが可能かもしれません。

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私の経験では

お花を扱う業務は、葬儀社が独自で行うより

特定のお花屋さんに発注する葬儀社の方が多いです。

 

葬儀には、お花が欠かせません。

 

祭壇に飾るお花。

生花スタンドを作り、式場に搬入する。

 

葬儀社に、生花の部署があって

アレンジや祭壇にお花を生けたり、その補助的な仕事であれば

高校生でも出来る仕事はありそうですね!

 

将来、葬儀屋になりたいなら

生花を扱う仕事は経験しておいて

決して無駄にはなりませんよ!

 

ちなみに…

高校を卒業して、そのまま葬儀社に入社することは可能です。

 

ですが…

10代で遺族に接するのは、かなりハードルが高いので

おそらく、2~3年は事務や裏方の仕事で経験を積むことになるでしょう。

 

最近は、葬儀に特化した専門学校もありますが

私は、あまりおススメしません。

 

葬儀のことは、お金を出して学ばなくても

葬儀社に就職すれば身に付きます。

 

それよりは…

心理学を学んだり、いろいろな仕事を経験したり

葬儀社に入社してからでは出来ないことをやったほうが

人間的に成長できるのでは?と思います。

 

様々な経験をしておくと

それが、葬儀の現場で役に立つということは

往々にしてあると思いますよ!

 

あなたがもし、大学生なら葬儀屋でバイトすることは可能です。

 

実際に、私が以前働いていた葬儀社では

大学生のバイトを雇っていました。

 

学生さんのバイトは、ほとんどが女性でしたよ!

学生のバイトの仕事内容は?

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大学生のバイトさんが、実際に行っていた業務は

遺族や、ご遺体とは接する機会の少ない

裏方の仕事が中心です。

 

  • 式場の清掃
  • 朝食の準備、サービス
  • クロークでの荷物預かり
  • 参列者の案内
  • 焼香の際の誘導

 

など…

裏方ばかりでなく、葬儀の表舞台に出ることもありました。

 

これは、あくまでも私が以前勤めていた

大手の葬儀社の話しです。

 

今、仕事している小さな葬儀社では

学生さんのバイトは見かけません。

 

葬儀社は大手になればなるほど

雑多な業務が増えます。

 

日々、何件もの葬儀を抱えているので

社員の負担を軽減するために

細かい裏方の作業は、パートさんやバイトさんに任せ

 

直接、ご遺族やご遺体に接する最も大事な部分は

社員や、葬祭ディレクターが行う

というふうに、役割分担がハッキリしています。

 

学生のバイトの仕事内容は、裏方が多いのは事実ですが

 

将来、葬儀社に入社したいという目標があるのなら

学生時代にバイトで経験しておくのは大事だと思います。

 

もちろん、採用に有利に働くことは

言うまでもありませんし

自分の適性を見極める意味でも貴重です。

 

それに加えて…

裏方の仕事といえど、実際に中で働いてみると

理想と現実のギャップを感じることも出来るでしょう。

 

表からは良く見える葬儀社でも

従業員同士で会社の不満ばかり話していたり…

お給料が安かったり…

 

どこの葬儀社が待遇がいいとか…

あの葬儀社の跡継ぎがどうとか…

 

就職活動の際に知りたい

横繋がりの情報も耳に入ってきますよ!

 

早いうちに、現実を見据えて…

 

自分に向いている仕事なのか?

評判のいい葬儀社はどこなのか?

 

しっかり見極める為に、バイトを経験してみるのは

とてもいい方法だと思います。

 

将来、葬儀屋に勤めるつもりはないけど

とりあえず、葬儀のバイトは時給が高そうだから…

 

という、あなたも

経験しておいてきっと、損はないと思いますよ!

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葬儀屋は休みがとれないの?勤務時間や残業は?当直もある?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

あなたの知らない葬儀業界の真実へ…

ようこそ!

 

葬儀屋は休みが取れないと思っている?

 

なんだか…

葬儀屋の仕事については

デメリットばかりがアピールされているような気がして…

 

田舎の葬儀屋は

どうも納得がいかないので

 

今回は、

葬儀屋の仕事は休みが取れないのか?

 

勤務時間や残業はどうなっているのか?

当直などの葬儀屋の実態について書きたいと思います。

 

葬儀屋は休みがとれないの?

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葬儀の仕事についてまとめたサイトを見てみると

 

休日は、葬儀がない友引の日だとか…

 

ゴールデンウイークや盆休み

年末年始は葬儀が少ないとか…

 

適当なことが書いてあって

ちょっと気分が悪い!

 

確かに、東京都内は火葬場は友引が休みになっているようです。

 

年始も4日~のようですね…

 

火葬場が休みということは

当然、葬儀も出来なくなります。

 

これは、東京の火葬場が公営ではなく

民営が多いのが原因だと思います。

 

(なんでも、東京の情報が全てだと勘違いしないでくださいね!)

 

他の地域では、火葬場はほぼ公営

火葬場の休みなんて

元旦くらいというのが、葬儀屋の常識です。

 

私が住んでいる地域も

以前は、友引の日が月に何度か休みになっていましたが

最近は、元旦のみです!

 

実際、友引の日にも葬儀は行います

友引の日に葬儀をしてはいけないよいうのは迷信に近い。

 

今でも、日蓮宗は嫌がる寺院が多いようですが

気にする人は少なくなりました。

 

結論としては、

葬儀屋は友引が休みというのは間違い!

 

友引の日だって、葬儀依頼の電話は掛かってくるんだから

休めないですよね!

 

葬儀屋は、シフトを組んで交代で休みを取ります。

 

月に何回くらい休みが取れるのかは

それぞれの葬儀社で違いがあるので

何とも言えませんが…

 

大手の葬儀社ほど、休みはしっかり補償されています。

 

小さな個人経営の葬儀社は従業員が少ないので

仕事が入れば、休みの日でも出勤せざるを得ない状況になることもあります。

 

さらに、自分が葬儀社を経営しているなら

休めないのは仕方がないと思います。

 

ちなみに…

葬儀社は会社を閉めることが不可能なので

社員全員での社員旅行や研修などが出来ません。

 

社員旅行は、いくつかのグループに分けて

時期をずらして行っている会社が多いようです。

 

一般企業のように、週末に休みを取りたい方や

年末年始にはまとめて休暇が欲しいという方は

葬儀屋にはなれません。

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年末年始、火葬場が休みになる都内と違って

葬儀屋は夏場と、年末年始は忙しいのが普通です。

 

夏場はお盆があるからです。

 

人が亡くなると

葬儀が終れば、それで終わりというわけではなく

初盆や年忌というものがあります。

 

なかでも、亡くなって初めて迎えるお盆を初盆といい

遺族は初盆の準備をしなければなりません。

 

ほとんどの葬儀社では、

初盆の準備もお手伝いをしているのではないでしょうか?

 

食事やお返しの品物

灯篭や提灯

初盆用の棚を設置して、お供え物の準備をしたり…

 

初盆の商品の注文を受けて

自宅まで配達したり…

 

いろいろと大変なんですよ!

 

この初盆商品の利益も

葬儀社にとっては大きいんです。

 

勤務時間は?

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勤務時間についてですが…

 

私の経験では

8時~18時くらいが多い気がします。

 

ただ、これも流動的で

当直した人は、翌日の昼で帰るとか…

 

時間をずらして

遅い時間からの勤務があったりというふうに

葬儀社独自でいろいろな形態があります。

 

残業は?

残業はあります。

 

自分が葬儀の担当についた場合

通夜がありますから、通夜が終って落ち着くまでは

遺族に付き添います。

 

小さな葬儀社では

自分が担当についていなくても

駐車場の案内をしたり、参列者の案内をしたり

それなりに忙しく、通夜が終るまでは帰れないのが普通です。

 

残業したらその分手当がつくのかも

葬儀社によって違います。

当直もある?

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当直や、搬送当番は葬儀屋には付き物です。

 

家族経営の場合、

依頼の電話は経営者が受けることが多いです。

 

休みと同様に

搬送やお迎えの当番をシフト制で決めておき

依頼が入ると当番が病院にお迎えにいくという流れです。

 

通夜の夜、担当者がそのまま斎場に泊るパターンの葬儀社もあれば

担当を持っていても帰宅できる葬儀社もあります。

 

葬儀社によって、システムはかなり違いますよ!

 

ちなみに…

 

当番はあるので

依頼が入れば、深夜でも起きてお迎えに行かなければなりませんが

 

当直業務は経営者が行うので

社員は当直がないという葬儀社もあります。

 

ここで一つ言えるのは…

 

休みに関しては、

やはり、大手の葬儀社の方がしっかりしている。

 

ということと…

葬儀社の経営者は大変だということです。

 

葬儀屋は一人ではできないので

家族みんなで助け合っている葬儀社が多い!

 

小さな葬儀社のほとんどが

両親、兄弟、親戚での家族経営ではないかと思います。

 

深夜でも、台風でも

豪雨や積雪の日でも、正月でも関係なく

人は亡くなります。

 

葬儀社を経営するということは

仕事に縛られる覚悟が必要だということですね!

葬儀での女性の仕事の内容は?年齢は関係ないの?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

あなたの知らない葬儀業界の真実へ…

ようこそ~!

 

ここ10年程でしょうか…

葬儀の現場での女性の需要が非常に高まっているのをご存じですか?

 

葬儀の現場では

セレモニーレディーとか

セレモニーアテンダントとか…

 

かっこいい名前で呼ばれていますよね~!

 

ほんと、最近はなんでも横文字で

オバチャンには少々抵抗があるんだけど…

 

実際、聞いただけでは

どんな仕事をするのか…

 

ピンときませんよね!

 

というわけで…

 

今日は葬儀での女性の仕事内容について書きます!

 

葬儀での女性の仕事の内容は?

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まず、初めにお断りしておきますが

通夜、葬儀の流れは地域によって違いがありますし

 

それぞれの葬儀社によっても

「どこからどこまでを女性に任せるのか」という考え方の違いで

仕事の内容もかなり違ってきます。

 

ここでは、私が以前勤めていた

九州の田舎の葬儀社について書きますので

あくまでも参考と捉えてくださいね!

 

私が勤めていた葬儀社は

かなり大手の互助会組織です。

 

名前は伏せますが

九州各県に支社があり、本州にも進出しています。

 

おそらく、葬儀関係の仕事をしている人なら

すぐに分かるくらい有名な互助会です。

 

この葬儀社では、30年程前から

葬儀で女性スタッフを多用し始めました。

 

最初は女性司会者を導入。

 

その後、

式が終了し、出棺までの時間

参列者がゆっくり出来るようにと喫茶コーナーを作りました。

 

ここでの接客のために、

パートや派遣の女性スタッフを使い始めました。

 

そして、

あれよあれよという間に斎場は

女性スタッフだらけになりました。

 

私が初めて葬儀の現場に入った頃

ほとんどが、オジサンだったのですが

今は、女性のほうが明らかに多いんです。

 

現在、この葬儀社では

葬儀の依頼が発生してから約2日間、

遺族のそばに付き添ってお世話をする担当者。

 

つまり。。

 

葬祭ディレクターのような仕事をする女性スタッフが

何人もいます。

 

この葬儀社のトップは

担当者を女性ばかりにしたいようです。

 

それだけ、葬儀の現場で女性が求められているということです。

 

昔は男性が担っていた葬儀の担当という仕事を

なぜ、女性に任せるようになったのか?

 

その理由は…

 

  • 女性のほうがクレームが少ない。
  • 女性の方が細かな気配りが出来る。
  • 女性の方が相談しやすい。

 

などが、あげられます。

 

以前は、男性の職場だったので

何かにつけて、女性の担当者は頼りなく思われていたのですが

現在は、全くそんなことはありません。

 

むしろ、葬儀の場で家族を仕切っているのは

お母さん、奥さんの場合が多いので

遺族側からしても女性の方が話しやすいようです。

 

葬儀はサービス業です。

 

やはり、コミュニケーション能力が高い女性が

活躍できる職場だと思います。

 

ただ、女性に葬儀の現場を任せることで

ネックになるのが・・・

 

肉体的な問題と、時間的な問題です。

 

葬儀では、ご遺体の搬送や、納棺

会葬品の配達など重いものを運ぶ仕事が付きものです。

 

おまけに、葬儀は24時間体制なので

当直、つまり泊りの仕事が欠かせません。

 

これは、女性にはハードルが高いですよね!

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この問題の解決方法として葬儀社が考えたのが

 

男性は裏方の仕事

女性が表の仕事

という分担制です。

 

泊りの仕事は男性。

(防犯面のことも考慮して)

 

重いものを運んだり

遺体の搬送などは男性に任せる。

 

(この地域では9割以上の方が斎場を使って葬儀を行います。)

 

女性の担当者は、

斎場でのほとんどの仕事を引き受ける。

 

担当者以外にも

参列者の案内、誘導業務、聖職者の誘導

式場設営、準備、控室の清掃など

斎場の仕事はそのほとんどが女性スタッフに分業で任されています。

 

担当者になれる素質とやる気。

あとは、条件さえ折り合えば

葬儀経験の少ない女性でも

ある程度の研修期間を経て、担当者として活躍しています。

 

担当者は

通夜から葬儀、まる2日間遺族のそばにいますが

通夜が終れば帰宅します。

 

その間は、斎場に当直の男性スタッフが勤務しているので

何かあっても大丈夫!

 

もちろん、女性の仕事は

担当者以外にも沢山あるので

稼ぎたい女性はいろいろな仕事を兼務して

長時間働いたり

 

扶養範囲内で稼ぎたいという女性は

時間を調節しながら働いています。

 

融通が利く職場と言えると思いますよ!

 

一般的に

セレモニーレディや

セレモニーアテンダントと呼ばれる仕事は

派遣の場合が多く

 

通夜が始まる2時間ほど前に式場に入り

担当者の補助的な業務を行い

式が終わると、あと片付けをしたら帰宅。

 

という流れが多いようです。

 

担当者の補助的な業務とは…

 

参列者の誘導・案内

祭壇前を整えたり、道具を準備したり

遺族の喪服の着付けを手伝ったり、食事の準備をしたり

お和尚さんにお茶を出したり、誘導したり

遺族挨拶のマイクを準備したり…

 

書き出すときりがない細かい雑務ですが

経験を重ねれば

その場で必要なことに

臨機応変に対応できるようになります。

年齢は関係ないの?

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葬儀の現場では、

年齢はあまり重視されていません。

 

年齢よりも、対応能力や接客

心配りが出来るかなどが重要なので

 

子育てがひと段落した世代

30代や40代からでも十分に働けますし

 

むしろ、人生経験もあり落ち着いてきた年代の方が

好まれる職場だと思います。

 

暫く、表の仕事をして

60歳を過ぎたら、裏方の仕事へ。

 

つまり、清掃業務や食事の配膳などに移って

シニアになっても働いている女性も多いですよ!

 

葬儀の現場には

あなたの知らない女性の仕事が

まだまだ沢山あります。

 

今後も、女性の需要は増え続けると思いますよ!

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葬儀屋は離職率が高い?転職の理由とその後!

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

あなたの知らない葬儀業界の真実へ…

ようこそ!

 

 

葬儀屋の離職率が高いという記事を見てしまった~(笑)

葬儀屋は離職率が高い?

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で、真剣に考えてみました。 

自分の周りの同僚で

転職した人間…

 

なぜ辞めていったのか…

辞めていった人たちが今、どうしてるか…

 

以前、私が働いていた葬儀社は

互助会組織の大手の葬儀社だったから

社員は多かったという認識です。

 

私がいたのは、本店。

県内には、他にも支店が幾つもあるので

もう、そこまで入れると

社員が何人かなんて分からない。

 

パートや非正規や、委託社員も多かった。

 

とりあえず、私が分かる範囲で

辞めていった社員が、今、どんな仕事やってるか?

 

他の葬儀社に勤務してる人がほとんどです。

 

別の職種に転職した人は…?

よく考えてみると…

これは、横繋がりの情報!

 

確かに、葬儀社から全く別の業種の転職した人いました。

何人か思い出せたので挙げてみましょう!

 

  • 葬儀屋→花や
  • 葬儀屋→火葬場職員
  • 葬儀屋→贈答品の業者
  • 葬儀屋→農業(家業)

 

 そうなんです!

葬儀屋から、別の業種への転職といいながら

ほとんどが、何らかの形で葬儀と繋がっている業種なんです。

 

花屋に転職した人は複数人いるのですが

もともといた葬儀屋さんが、自社で生花も扱っていて

社員の大半が祭壇のお花を生けたり

スタンドのお花を作れるという状況でした。

 

つまり、葬儀屋に就職して

得た技術を活かしての転職ということ!

 

葬儀屋は、確かにキツイ仕事です。

 

ただ…

葬儀社も従業員不足に悩まされ続けてきたという事情があり

ずいぶん、働きやすい職場に変わってきた印象です。

 

特殊な仕事なので

向き、不向きが顕著に表れるのが特徴で

 

合わない人は、すぐに辞めていき

合う人は、長く勤める傾向が強いと感じています。

 

つまり…

ご遺体に触れることに抵抗があったり

ご遺体の臭いに対する嫌悪感があると

 

葬儀屋には向いていないということです。

 

最初の段階で、このご遺体に対する嫌悪感がなければ

遺族に接することで、感謝の言葉を貰い

それが、やりがいに繋がり

長く勤める人が多くなるのでは?

 

私の経験上、これが行き着いた結論です。

 

葬儀屋は離職率が高いというのは

あくまでも、印象なのでは?

 

キツイし、休みも取れないし

大変な仕事だから、きっと、辞めていく人が多いだろう…

 

もしくは…

辞めていった、葬儀の仕事に不向きな人の体験談ばかりが

独り歩きしてしまった…

 

これが

葬儀屋は離職者が多いと誤解されている

理由なのではと考えます。

 

実際…

葬儀の仕事が嫌で辞めたのであれば

同じ葬儀業界に身を置くことはしないと思うのですが…

 

あなたはどう思いますか?

 

ただし、このパターンが多いのは男性社員に限定されます。

 

女性の社員で、他の葬儀社に移ったという話しは

聞いたことがありません。

 

転職の理由は?

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男性の転職の理由で多いのは

「葬儀の仕事」が嫌になったのではなく

  • 会社が嫌になった!
  • 仕事と給料が見合わないから、他の葬儀社に移った!
  • 会社のやり方に納得がいかない!
  • 互助会の営業ノルマがキツイ

 

ほとんどが、会社への不満です。

 

だから、転職と言っても

会社を移っただけで、違う業界に移ったわけではない。

 

別の業界に転職した例も紹介しましたが

その方々も同じく、転職した理由は会社への不満でした。

 

おそらく、転職の理由は1つではなく

幾つもの要因があるもでしょうが

 

「葬儀が嫌」というのは、

大きな理由ではないと思われます。

 

事実、私の元同僚の中には

あちこちの葬儀社を渡り歩いている人も数名います。

 

こっちがだめなら、あっちの葬儀社。

あっちがだめなら、こっちの葬儀社。

 

そのうえ、また同じ葬儀社に出戻りなんて人もいます。

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互助会の営業ノルマがキツイ

これは、互助会組織の葬儀社なら

転職理由の大きな要素です。

 

互助会では、営業職の社員がいて

営業が会員さんを募集しているわけですが

 

葬儀や、ブライダルの社員にも

会員獲得のノルマが課せられているところがあります。

 

これが、非常にネックになっているようです。

 

事実、私の元同僚で

会員募集のノルマさえなければ

今でも、戻りたいと言っていた人もいるくらいです。

 

親戚や友人が多い人なら

お願いして会員になって貰うのは可能かもしれません。

 

しかし、友達が少ないとか

出身地が離れているとか

親戚が少ないとか…

 

こういう方が

互助会システムの葬儀社に入社する際は

ノルマの有無をきちんと確認しておくべきです。

 

私も、営業が無理で

友達にも言えず

自分で幾つも入会していました。

 

月々の掛け金は少ないですが

このノルマが毎年となると、厳しいと感じます。

 

互助会組織の葬儀社は

葬儀の依頼は多いですが、

社員も多いので、休みのシフトもしっかりしていて、

働きやすい職場と言えます。

 

しかし、その反面

会員募集のノルマは精神的な苦痛にもなるので

葬儀社を選ぶ大きなポイントかもしれません。

 

葬儀屋のお給料については

それぞれの葬儀社で給料の規定が違うので

一概には言えませんが…

 

基本的に

葬儀業界は、稼げる業界だと感じています。

 

(だんだん稼げない業界になりつつあるけど…)

 

繁忙期のお盆と、冬場は忙しく

体力的にキツイのは認めます。

 

ただ…

葬儀の依頼が入ると、終わるまでは休めない…とか

葬儀の日は1日中座ることもなく、動きまわってる…とか

 

こういう情報が出回っているようですが…

 

少なくとも、私がこれまで見てきた葬業界では

そんな事実はありません。

 

たまたま、その日は

葬儀が立て込んで、昼食の時間が取れなかったとか

大型の葬儀で1日中、バタバタだった…

という日もあります。

 

 しかし。。

葬儀の依頼が入っても

休みはしっかり休んでいますし

 

普段は タバコも吸いに行くし

昼ごはんだって、ちゃんと食べてますよ!

 

 

ネット上には、葬儀屋を辞めた理由として

  • 搬送や納棺で腰を痛めた
  • 事故や事件で亡くなったご遺体を引き取りにいくのが精神的にキツい
  • 遺族とのコミュニケーションが上手く取れない
  • 家族の争いを見て人間不信になった

 

などが、あげられています。

 

これらの理由で転職した人がいるのも事実なのでしょうが

私の周りにはいなかったですね!

 

つまり、こういう理由で転職する人は

もともと、葬儀の仕事には向いていなかったと言えます。

 

もの凄く葬儀の依頼が集中して

めちゃくちゃ忙しくて

休み返上して出勤してくれないか!?

 

ってことは、

確かに年に数回はあるかもしれない…

 

でも、それは

かなり社員が少ない葬儀社の場合です。

 

百歩譲って!

 

もしかしたら。。

東京都内の葬儀社はそうなのかもしれません。

 

火葬場の予約だけで、何日も待つと聞きますから…

 

ただ…少なくとも、私が以前いた葬儀社でも

今、働いている葬儀社でも

シフト制で休みはちゃんと休んでいます。

 

それから、葬儀って毎日依頼があるわけじゃない。

暇な時は、もの凄く暇!

小さな葬儀社なら、なおさらそうでしょう。

 

依頼がなければ仕事はないので

その間は時間が有り余っています。

 

暇な時と、忙しい時の差がありすぎるのが

葬儀業界の欠点ではないかと考えています。

 

私の経験上での結論!

 

葬儀屋は離職率が高いというのは誤解。

もっと言うと…

 

葬儀の仕事は

1度就職して、技術を習得し経験を積むと

葬儀社を辞めても、他の葬儀社に転職しやすい。

 

つまり、仕事を失う確率が低い。

ということがいえます。

 

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ただし…

葬儀屋の女性の離職率は高い

 これは、間違いありません。

 

それも、大学卒業して新卒で入社した女性!

 

昔は…

(20年以上の前の話しだけど…)

 

高卒の女性が多かった。

最近は、女性も大卒が多い。

 

そして…

すぐに結婚して辞めていきます。

 

長く勤めていた女性社員でも

結婚しても仕事を続けるケースはまれ!

 

これは、仕方ないと思っています。

 

葬儀の仕事には

もれなく通夜がついていて

 

通夜が終って、家に帰りつくのは20時~21時。

 

結婚相手や、彼氏が

よぽど理解のある人でなければ厳しいのが現実です。

 

子供が生まれれば尚更。

 

子供がある程度大きくなって

手が離れたら戻ってくるっていう選択肢もありますが

その葬儀社にはほとんどいませんでした。

 

私の場合は…

 

子供の面倒を見てくれる義理の両親と同居。

旦那も不規則な仕事で理解もあった。

 

 ということで仕事ができましたが

正直、女性には厳しい仕事なのかもしれないと思っています。

 

ただ、葬儀業界も変わってきてて

女性の活躍の場はどんどん増えています。

 

葬儀社としても、女性が必要だから

 働きやすい環境に変えてゆこうという意識が高まっているのは事実です。

 

 

これからは、女性が働きやすくなると思いますよ!

転職した同僚のその後

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ハッキリ言っておきますが

働きやすい葬儀屋もあれば

働きにくい葬儀屋だってある!

 

それは、どの業界にも言えることです。

 

葬儀が嫌になって、転職していく人と

会社が嫌で転職していく人

 

同じように見えて

実は全く違うと思います。

 

会社が嫌で、他の業種に転職した同僚は

なんだか、とても楽しそうに働いている人が多い。

 

ちなみに、お花屋さんに転職した後輩は

当直や、残業というのがほぼないので

ストレスが少ないようです。

 

 一方で、会社のやり方が不満で

上司と喧嘩して会社を辞めた同僚は…

 

県内の葬儀社を転々として

ある葬儀社に出戻りしました。

 

つい、最近の情報では…

ある互助会組織の葬儀で

若手の社員が何人か退職していきました。

 

みんなまとまって同じ葬儀社に移ったのですが…

 

若手は、生き生きと活躍しているのに

年配の人は、すぐに戻りたいと言ってきたそうです。

 

若手は活躍の場が広がり

年配のオジサンは馴染めないというところでしょうか…

 

この情報から言えることは

転職を考えているなら、できるだけ若いうちがベスト!

ということですね!

 

葬儀屋から贈答品の業者に転職した同僚は

給料が安くて、葬儀屋に戻りたいと言ってきたようです。

 

しかし、年齢がもう50歳近いので無理。

 

葬儀屋から、火葬場の職員になった後輩は…

諦めて仕事は続けています。

 

火葬場の職員は公務員で、残業もほぼない。

休みもしかっり貰えていいのですが

お給料は葬儀屋の方がいいですね!

 

あなたが、もし今の葬儀社を辞めて

転職したいと考えているなら…

 

葬儀の仕事が嫌なのか…?

今、働いている葬儀社が嫌なのか?

 

そこは、自分自身でしっかり見極めることが必要だと思います。

 

もし、葬儀の仕事が嫌でないのなら

そして、年齢がまだ30代なら

横の繋がりを駆使して

他の葬儀社の情報を手に入れましょう!

 

あなたの働き方にあった葬儀社が見つかるはずです。

 

もしも、葬儀の仕事が嫌で

他に何かやりたい仕事があるのなら

早めに転職されることをお勧めします。

 

 

 

ちなみに、私も転職組だけど

 

最初の葬儀社を辞めたのは…

 

会社のやりかたに不満を感じたのと

他の場所で、自分がどれだけやれるのか

試してみたかったから!

 

 たぶん、会社が使ってくれる間は

ずっと、葬儀屋やると思います。

 

この仕事が好きだから!

 

今回は、葬儀屋は離職率が高いのか?

転職の理由とその後について

私が知っている限りの情報をお伝えしました!

 

葬儀の仕事に資格は必要?有利なのはどれ?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

あなたの知らない葬儀業界の真実へ

ようこそ~!

 

さて、葬儀の仕事に興味を持ってくれた

あなたの為に

葬儀の仕事に就くためには資格が必要なのか?

 

葬儀屋に就職するには

どんな資格を取得していたら有利なのかについて

まとめたいと思います。

 

葬儀の仕事に資格は必要?

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葬儀の仕事に資格なんて必要ありません!

 

資格なんかなくても

やる気と常識さえあれば出来る仕事です。

 

ただし!

普段使わない日本語。

 

専門的な言葉が、ガッツリ出現してくる業界なので

葬儀の仕事についたら、

勉強しなければいけないことは山ほどあります!

 

一番手っ取り早いのは、

バイトでもパートでも何でもいいから

とにかく現場で働くこと!

 

とりあえず、やってみないと分からないでしょ!?

 

バイトの募集なんていっぱいあるんだから~

 

バイトでお金を稼ぎながら

その場で勉強するのが、一番早い!

 

分からないことは

現場のスタッフに聞くに限る!

 

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厚生労働省認定の葬祭ディレクター

っていう資格があるけど

 

これは、葬儀屋の仕事の実務を2年以上経験していることが

受験の条件になってるから

すぐには受験できない。

 

葬儀の現場で働いてても

この資格、持ってない人だっているし

実際には何の問題もない。

 

ただの格付け?

 

まぁ、今 勤めてる葬儀社を辞めて

他の葬儀社への転職を考えているなら

持ってたほうが有利なのは、間違いない!

 

あ、それから!

 

最近、葬儀の専門学校とかあるけど。。

 

あれ、もったいない!

 

だって。。

 

授業料、めっちゃ高いでしょ!?

 

現場で学べるものを

あえて、

授業料取って教えてるの…

 

互助会組織だよね!?

 

そんでね…

 

実習と称して

人手不足の葬儀社の仕事を手伝わせるんだよね~

 

やす~い時給でね!

 

葬儀社としては

授業料貰って、葬儀のこと教えて

学生を安い時給で使えて

いい生徒がいたら、そのまま採用!

 

ダメなら採用しない!

 

葬儀社に良いこと尽くめのシステムじゃん!

 

専門学校で勉強したからって

その葬儀社に就職できるとは限らないからね!

 

これ!

高い授業料出す必要あると思う?

 

おまけにさ~

 

葬儀の現場で働いている人なら

みんな同じ考えだと思うけど。。

 

現場を知らずに

なんや分からん資格持ってても

何の役にも立たんよ!

 

どんな資格が有利?

どんな資格を持ってたら

葬儀屋に就職するのに有利なのか?

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普通運転免許は欠かせないんじゃない?

 

免許持ってなかったら

現場では「使えね~」ってなるよね!

 

式場の設営とか、ご遺体の搬送とか

自宅への配達、回収など

車での移動や運搬など

葬儀屋になるなら車の運転は欠かせません!

 

最近、いろんなとこが

訳の分からない資格を出してるけど…

 

ほんとに良く分からん!

 

仏事コーディネーター

お墓ディレクター

終活カウンセラー

葬祭プランナー

ラストライフプランナー

葬祭カウンセラー

エンディングコーディネーター

 

はいっ!?

 

なんじゃそれ!?

 

こんな資格持ってても

葬儀の現場では相手にされないよ!

 

そんな資格より

学生時代、斎場でバイトしてました!とか、

 

湯灌(ゆかん)の経験がある!とか

 

イベントで司会した経験があるとか。。

 

看護師の資格があるとか。。

 

他には、美容師の資格があって

着物の着付けが出来るとか。。

 

保育士の資格がある!とか。。

 

パーティーコンパニオンをやってたとか。。

 

だったら、それは有利!

 

大勢の前で、マイクを持って話すことに抵抗がなければ

司会者になれそう!

 

看護師の資格があれば

湯灌や納棺の仕事を任せられると判断されるかも!

 

着物の着付けや、ヘアメイクが出来れば

遺族の喪服の着付けの手伝いや

ヘアメイクが出来る!

 

斎場に保育室を設置したい葬儀社だってあるかも!

 

パーティーコンパニオンは接客やサービスが抜群だから

式場の案内業務にはバッチリだし

新人社員のマナー講師だってできるかも!

 

ハッキリ言うと…

葬儀の現場では資格より、経験!

 

あなたの経験が現場で役に立つと思う!

 

まとめ

葬儀の仕事に資格は全く必要ありあせん。

 

必要なのは資格より、経験!

 

専門学校に行って葬儀を学ぶなんて

時間もお金も勿体ない!

 

葬儀社に就職することを考えているなら

バイトで現場の仕事をやるのが近道!

 

就職したあとに、

葬祭ディレクターの資格だけ取得すればOK!

 

葬儀の現場は

あなたのいろいろな経験が生かせる職場です!

 

もし、興味があるけど

迷っている人がいたら

ぜひ、目の前の扉を開けてみてください!

葬儀のバイトの仕事内容は?学生でも大丈夫?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

あなたの知らない葬儀業界の真実へ…

ようこそ!

 

今日は葬儀屋のバイトについてまとめますね!

 

新型コロナウイルスの影響で

仕事がない!バイトがない!という方もいるようです。

 

葬儀業界はどうなのでしょうか?

 

コロナの影響を受けて求人が減ったのか?

葬儀のバイトは募集してる?

学生でも大丈夫なのか?

 

実際、葬儀のバイトって

どんな仕事をするのか…

 

気になっている人は参考にしてください!

 

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新型コロナウイルスの影響?

 

 感染症の影響は、ほぼない!

といっていいと思います。

 

もし、コロナで亡くなった人の葬儀だったら

怖いじゃん!?

 

まぁ、怖くないといえば

嘘だけど…

 

コロナで亡くなった場合

きちんと病院側が教えてくれるし

対策は出来る!

 

 葬儀に携わっている人間にとっては

当たり前のことを、当たり前に行うだけのことです。

 

バイトの求人は

いつものように多いですね~

 

冬場は葬儀のシーズン!

 

寒さが厳しくなったり

寒暖の差が激しくなると

やはり、亡くなる方は増える!

 

葬儀のバイトをするなら

今がチャンスだってこと!

 

葬儀のバイトの仕事内容は?

葬儀って一言でいっても

実は、もの凄くいろんな仕事があります。

 

とくに大手の葬儀社になれば

仕事の内容は多岐に渡ります。

 

同時に何件もの葬儀を施行するので

1件の家の葬儀を

1人の担当者が全て受け持つのは非常に効率が悪い!

 

なので、

分業制にしていることが多いです。

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葬儀の仕事内容

 

  • 電話対応、受付
  • 病院へのお迎え(遺体搬送)
  • 打ち合わせ、見積り
  • 通夜、式担当
  • 式場準備
  • 湯灌(ゆかん)、納棺(のうかん)
  • 担当者の補助業務
  • 式場の設営
  • 館内案内業務
  • 祭壇や供花の準備(お花屋さん)
  • 司会
  • 献茶
  • 火葬場案内業務
  • 写真撮影
  • DVD作成
  • 礼状文章作成
  • 喪服レンタル業務
  • 生演奏の奏者
  • 霊柩車、バス運転手
  • 式場、控室清掃作業
  • 当日香典返しスタッフ
  • 食事配膳
  • 清算、集金
  • 当直
  • 営業

 

ざっと、思いつくものだけでもこれだけあります。

 

葬儀終了後の精進落としや

忌明け後の自宅飾りの回収業務

初盆やお墓、お仏壇の相談など

正直、数えあげればきりがありません。

 

 この業務の中で

遺族と接する肝心な部分は

式担当者が受け持ち

それ以外はパートやバイトに任せる。

 

専門的な分野は派遣で補う。

 という考え方ですね!

 

葬儀業界は忙しい時期と

暇な時期の波が激しいので

 

社員を雇うよりも

忙しい時だけ使える

パートやバイト、派遣を活用するのが効率的!

 

というわけです。

 とくに

葬儀の専門職!

 

例えば。。

 

司会者奏者などは

 司会事務所や音楽事務所からの派遣。

 

祭壇の花を飾ったり、

供花を作って式場に運ぶなど

生花に関することは

外注のお花屋さんに頼んでいる葬儀社が多い。

 

最近は、納棺師という言葉を

よく耳にするようになりましたが

昔は、式担当者が納棺も行っていました。

 

湯灌というのは

ご遺体を入浴で洗い清め

現世の穢れや煩悩を洗い流す儀式のこと。

 

お風呂が大好きだったのに

亡くなる前にあまりお風呂に入れなかったから

綺麗に支度を整えて送り出したいという

ご遺族が多かったので

一般的に行われるようになりました。

 

湯灌は、湯灌業者に依頼している葬儀社が

多いようです。

 

大手の互助会組織の葬儀社は

かなりの数のパートやバイト

派遣などを活用しています。

 

こういった専門的な仕事

知識と経験、技術が必要なので

バイトでも専門分野の仕事がしたい場合は

それなりの技術を身につけないといけません。

 

とうぜん、お金を稼げるようになるまでには

時間が掛かるということです。

 

では、専門的な知識や技術がない場合はどうでしょうか?

 

もちろん、

出来る仕事はたくさんあります!

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学生でも大丈夫な仕事は?

 

  • 式場の清掃業務
  • 参列者の誘導、案内、クローク
  • 食事の配膳
  • 式場の設営

 

パソコンでの画像編集が得意なら

  • DVD作成

楽器の演奏が出来るなら

  • 演奏

 

自分の得意分野を生かすことも可能です!

 

斎場に宿泊された遺族の朝食担当などもあります。

 

ビジネスホテルの朝食サービスに似ています。

 

早朝からの仕事ですが

学校の授業には間に合いますね!

 

葬儀の仕事といっても

最近は、ホテル並みのサービスを提供している斎場が多いんですよ!

 

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ひと昔前は

葬儀となると、地域の人が炊き出しをしたり

受付を手伝ったりしていましたが

最近は、地域で手伝いをする習慣がなくなりつつあります。

 

一方で、葬儀を出す喪家は

看病で疲れているうえに

打ち合わせや、準備で悲しむ暇もないほどの忙しさ。

 

少しくらい、お金を払っても

ゆっくりしたいというのが遺族の本音だと思います。

 

葬儀社側としては少しでも売り上げを上げたいし

顧客満足度を上げたいので

 

お客さんの要望に沿って

いろんなサービスを考えますから

葬儀社の仕事は確実に増えているんです。

 

私が以前、勤めていた葬儀社では

学生さんが朝食サービスでバイトしていました。

 

お通夜では

会館の案内業務や、参列者の誘導など

担当者の補助的な業務でバイトしている学生さんも。

 

式場の清掃業務は、女性のシニアが活躍していましたし

駐車場での誘導や、当直の仕事は

男性のシニアが多かったですね!

 

写真撮影はプロのカメラマンではなく

パートさん。

 

DVD作成もパソコンに強いパートさん。

 

仮に、葬儀がない日でも仕事をして

毎月、決まった金額を稼ぎたい主婦は

電話応対や事務仕事。

 

直接、遺族に関わる重要な仕事は

やはり社員が責任を持って携わります。

 

なので。。

 

バイトの学生さんや、パートさんが

ご遺体に触れたりすることは

まずありません。

 

もし、本格的に葬儀の仕事をしたいとか

納棺師になりたいと思っているのなら

 

まずは、バイトを経験してみて

やりがいがあると感じたら

社員を目指すというのもありですね!

 

正直に言うと

葬儀業界はいつも人手不足に悩まされています。

 

忙しい時期は

猫の手も借りたいというのが本音です。

 

だから、葬儀のバイトは高時給!

短時間で稼げる仕事が多いです。

 

葬儀社の社員で勤務するより

バイトの方が自由がきくし

稼げるのでは?と思うくらい。。

 

コロナの影響はありますが

結婚式をしない人はいても

葬儀をしない人はほとんどいない!

 

不況に強い業界だと思っています。

 

もし、コロナの影響で

バイトや仕事がない。。

 

興味はあるけど

人の死に関する仕事で抵抗がある。。

 

 

と、思っているなら

1歩踏み出してみても損はない業界ですよ!

 

今日は、葬儀の仕事について

バイトの仕事内容は?

学生でも大丈夫?

 

という内容で

現役の田舎の葬儀屋がまとめました。

 

参考にして貰えると嬉しいです。

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葬儀の仕事はキツイって本当?葬儀屋さんの本音!

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

今日は、葬儀のお仕事はキツイのか?

葬儀屋の立場で本音を書きたいと思います。

 

「葬儀 仕事」で検索すると

なぜか。。

「きつい」という言葉が。。

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確かに葬儀の仕事は「3K」と言われていました。

 

キツイ、汚い、怖い?

決して、高収入とは言えない…

 

正直に言えば

葬儀の仕事はキツイ!

キツイんだけど…

仕事なんて、なんでもキツイんじゃない!?

って思ってるし

 

めちゃくちゃキツイか?

って言われれば

そうでもないような気がする。

 

単純に

あなた次第でしょ!?

もう、その一言に尽きる気がする。

 

じゃあ、なぜ

葬儀の仕事はキツイと言われるのか!?

 

整理してみよう!

 

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葬儀の仕事はキツイと言われる理由

  • 精神的なダメージ
  • 肉体労働
  • 24時間体制
  • 予定が立たない
  • 遺体に対するイメージ

多くはこの5つに原因があると思われます。

 

私も初めはそうでしたが

葬儀に最初から良いイメージを持っている人は

少ないのではないでしょうか?

 

精神的なダメージ

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亡くなる人は、お年寄りだけではありません。

 

若い方もいれば、子供さんの場合だってある

 

病気で亡くなる方もいれば

事故や火災、自死で亡くなるもいます。

 

高齢の方なら、ある程度の覚悟は出来ていますが

若い方で、それも突然のお別れとなると

遺族はもちろん、式場全体が重苦しい雰囲気に包まれます。

 

葬儀社側にも細心の注意が求められます。

 

学生さんの自死などの場合は

同級生が過呼吸を起こしてしまったり…

 

こういう葬儀を担当すると

確かに精神的にキツイです。

 

でも、だからこそ見えてくることだってある!

 

私が様々な葬儀に立ち会って

いつも思うのは…

 

いつ何があっても後悔しないように

「今を精一杯生きよう!」

 

葬儀の現場にいると

何気ない毎日が

どんなに大切な時間なのか実感します。

 

幸いなことに私は、

一晩寝るとすぐに忘れてしまう不思議な力を持っているので

2日くらいは気分が落ち込みますが

 

葬儀屋を辞めたくなるほど

精神的にキツイと思ったことはありません!

 

 

肉体労働

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私の性別は、オバサンなので

オジサンたちに比べると肉体労働は少なめです。

 

男性も女性も同じ仕事をしていますが

やはり、力仕事や肉体労働は男性がカバーしてくれます。

 

といっても、昔に比べると

葬儀屋の肉体労働はもの凄く減っている!

 

だって、最近の葬儀は

ほとんどが斎場を使用しますから!

 

昔は、自宅や公民館、お寺などで葬儀を行うことも

多かったのですが

 

最近は病院から、斎場に直行し

そのまま斎場で通夜と葬儀を行い

火葬して自宅に帰るケースが

9割を占めるのではないでしょうか…

 

 

自宅やお寺などで葬儀を行う場合

準備が大変でした。

 

祭壇やお花、テントに椅子

受付台、焼香台、マイクセット

もちろん、棺やご遺体も…

 

とくに、お寺は重い荷物を抱えて

階段を何度も往復したり…

 

夏場なんて、汗で化粧は落ちるし…(泣)

痩せて綺麗になる!(爆笑)

 

自宅で葬儀をする場合も

祭壇を設置し、幕を張り…

もの凄い作業が必要なのですが

 

最近は設備の整った

ホテル並みのサービスが受けられる斎場が

あちこちに建てられています。

 

遺族にとっても

自宅で葬儀を行うより、斎場で行う方が負担が少なく

葬儀を担当する人間も楽になっているはず。。

 

24時間体制

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人の死は誰にも予想がつきません。

 

早朝、深夜

台風がきても、お正月もお盆も

葬儀社は常に24時間体制!

 

「亡くなりました。お迎えに来てください。」と

電話が入れば、すぐにお迎えに行かなくてはいけません。

 

当然、当直勤務はあります。

 

でも、当直勤務を楽しんでいる人もいますよ!

 

だって。。

 

葬儀の依頼さえなければ

一人で自由な時間を過ごせるんですから。。

 

ひとりで、何をしているのかは

ご想像にお任せします。。(笑)

 

予定が立たない

 

実は葬儀って

暇な時は、めちゃくちゃ暇なのに

依頼が入る時は爆発&連続で発生する!

 

これ「葬儀あるある!」

 

もう、なんで!?って思うけど仕方ない。

 

 

葬儀依頼が爆発すると

明日はお休みの予定だったのに

急遽、出勤なんてこともある!

 

夕方、仕事終わりの時間に

依頼の電話が掛かってきて帰れなくなった。。とか

 

まぁ、大きな葬儀社なら

シフトを組んで勤務するから

休みは休みでしっかり取れるけど

 

小さな葬儀社は、限られた人数しかいないから

忙しい時は休みにくい。

 

実際、私も

子供の運動会にはほとんど行けなかったしね!

遺体に対するイメージ

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遺体が怖いとか、触れないという人は多いのかな~

 

私の場合は、あんまり抵抗なかったんだけど

それは、たぶん。。

 

すんごい酷い状態の遺体に巡り合っていないから?

 

事故とか、火事とか自死とかで亡くなったり…

 

例えば、亡くなってから何日も発見されなくて

腐敗してたとか。。

 

そういうご遺体とご対面したら

やっぱり、いくら私でも…

 

暫くは食べられないかも。。

 

でもさ~

正直そういう特殊な亡くなり方をすると

一番先に、現場に向かうのは警察だよ!?

 

で、検死とか解剖とかになるじゃん?

 

葬儀屋がご遺体をお迎えに行った時には

すでに遺体収納袋に納められているわけで

 

もの凄い、衝撃的なご遺体に対面することは

無いに等しい気がするのだけど…

 

まぁ、腐敗してたら

匂いは止められないけどね!

 

これまでの私の経験では

病院で亡くなる方の方が圧倒的に多いし

 

ほんのちょっと前まで

生きていた人だから、

遺体と言っても。。

生きている人と何も変わらないよ~!

 

ってか~

私は生きてる人間の方が

よっぽど怖いと思ってるから!

 

亡くなった人は

文句なんて言わないし

人を傷つけることもしない。

 

生きてる人間は

平気で人を裏切ったり、傷付けるよね?

 

おお~、こわっ!!

 

葬儀屋は、亡くなった方のために

遺族のために一生懸命がんばって

少しでもいい式で送り出したいと思ってる。

 

良いことをしてるんだから

亡くなった方に恨まれたり?

憑りつかれたり?

なんて…あるわけないじゃん!

葬儀屋さんの本音

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葬儀って

暗くて怖いイメージなのかな?

 

葬儀の仕事をしている人は笑っちゃいけない。。

みたいな?

 

華やかな印象とは、かけ離れてるけど

みんな、普通に笑ってるし

冗談だって言うよ。

 

不真面目な人もいれば

暇さえあれば、スマホいじってゲームしてたり…

 

会社の不平不満ばっか愚痴ってたり

 

適当人間もいれば

ギターばっかり弾いてる人間もいる!

 

当直の時は

自由を謳歌してたり…

 

あぁ~

時々、お寺の住職と仲良くなって

一緒に飲みに行ったり

めっちゃごちそうして貰うこともあるよ!

 

 

葬儀って、いまだに

あまり良いイメージは持たれていないみたいだけど…

 

キツイだけじゃないってこと!

 

というわけで

今日はこれでおしまいです!

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