kokoro-otoのブログ

葬儀屋の仕事の内容や収入、求人や採用、求められる人材や副業、転職などの情報を発信しています。

葬儀の仕事はキツイって本当?葬儀屋さんの本音!

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

今日は、葬儀のお仕事はキツイのか?

葬儀屋の立場で本音を書きたいと思います。

 

「葬儀 仕事」で検索すると

なぜか。。

「きつい」という言葉が。。

f:id:kokoro-oto:20201223234332j:plain

 

確かに葬儀の仕事は「3K」と言われていました。

 

キツイ、汚い、怖い?

決して、高収入とは言えない…

 

正直に言えば

葬儀の仕事はキツイ!

キツイんだけど…

仕事なんて、なんでもキツイんじゃない!?

って思ってるし

 

めちゃくちゃキツイか?

って言われれば

そうでもないような気がする。

 

単純に

あなた次第でしょ!?

もう、その一言に尽きる気がする。

 

じゃあ、なぜ

葬儀の仕事はキツイと言われるのか!?

 

整理してみよう!

 

f:id:kokoro-oto:20201223234530j:plain

葬儀の仕事はキツイと言われる理由

  • 精神的なダメージ
  • 肉体労働
  • 24時間体制
  • 予定が立たない
  • 遺体に対するイメージ

多くはこの5つに原因があると思われます。

 

私も初めはそうでしたが

葬儀に最初から良いイメージを持っている人は

少ないのではないでしょうか?

 

精神的なダメージ

f:id:kokoro-oto:20201223234651j:plain

 

亡くなる人は、お年寄りだけではありません。

 

若い方もいれば、子供さんの場合だってある

 

病気で亡くなる方もいれば

事故や火災、自死で亡くなるもいます。

 

高齢の方なら、ある程度の覚悟は出来ていますが

若い方で、それも突然のお別れとなると

遺族はもちろん、式場全体が重苦しい雰囲気に包まれます。

 

葬儀社側にも細心の注意が求められます。

 

学生さんの自死などの場合は

同級生が過呼吸を起こしてしまったり…

 

こういう葬儀を担当すると

確かに精神的にキツイです。

 

でも、だからこそ見えてくることだってある!

 

私が様々な葬儀に立ち会って

いつも思うのは…

 

いつ何があっても後悔しないように

「今を精一杯生きよう!」

 

葬儀の現場にいると

何気ない毎日が

どんなに大切な時間なのか実感します。

 

幸いなことに私は、

一晩寝るとすぐに忘れてしまう不思議な力を持っているので

2日くらいは気分が落ち込みますが

 

葬儀屋を辞めたくなるほど

精神的にキツイと思ったことはありません!

 

 

肉体労働

f:id:kokoro-oto:20201223235026j:plain

 

私の性別は、オバサンなので

オジサンたちに比べると肉体労働は少なめです。

 

男性も女性も同じ仕事をしていますが

やはり、力仕事や肉体労働は男性がカバーしてくれます。

 

といっても、昔に比べると

葬儀屋の肉体労働はもの凄く減っている!

 

だって、最近の葬儀は

ほとんどが斎場を使用しますから!

 

昔は、自宅や公民館、お寺などで葬儀を行うことも

多かったのですが

 

最近は病院から、斎場に直行し

そのまま斎場で通夜と葬儀を行い

火葬して自宅に帰るケースが

9割を占めるのではないでしょうか…

 

 

自宅やお寺などで葬儀を行う場合

準備が大変でした。

 

祭壇やお花、テントに椅子

受付台、焼香台、マイクセット

もちろん、棺やご遺体も…

 

とくに、お寺は重い荷物を抱えて

階段を何度も往復したり…

 

夏場なんて、汗で化粧は落ちるし…(泣)

痩せて綺麗になる!(爆笑)

 

自宅で葬儀をする場合も

祭壇を設置し、幕を張り…

もの凄い作業が必要なのですが

 

最近は設備の整った

ホテル並みのサービスが受けられる斎場が

あちこちに建てられています。

 

遺族にとっても

自宅で葬儀を行うより、斎場で行う方が負担が少なく

葬儀を担当する人間も楽になっているはず。。

 

24時間体制

f:id:kokoro-oto:20201223235203j:plain

 

人の死は誰にも予想がつきません。

 

早朝、深夜

台風がきても、お正月もお盆も

葬儀社は常に24時間体制!

 

「亡くなりました。お迎えに来てください。」と

電話が入れば、すぐにお迎えに行かなくてはいけません。

 

当然、当直勤務はあります。

 

でも、当直勤務を楽しんでいる人もいますよ!

 

だって。。

 

葬儀の依頼さえなければ

一人で自由な時間を過ごせるんですから。。

 

ひとりで、何をしているのかは

ご想像にお任せします。。(笑)

 

予定が立たない

 

実は葬儀って

暇な時は、めちゃくちゃ暇なのに

依頼が入る時は爆発&連続で発生する!

 

これ「葬儀あるある!」

 

もう、なんで!?って思うけど仕方ない。

 

 

葬儀依頼が爆発すると

明日はお休みの予定だったのに

急遽、出勤なんてこともある!

 

夕方、仕事終わりの時間に

依頼の電話が掛かってきて帰れなくなった。。とか

 

まぁ、大きな葬儀社なら

シフトを組んで勤務するから

休みは休みでしっかり取れるけど

 

小さな葬儀社は、限られた人数しかいないから

忙しい時は休みにくい。

 

実際、私も

子供の運動会にはほとんど行けなかったしね!

遺体に対するイメージ

f:id:kokoro-oto:20201223235415j:plain

遺体が怖いとか、触れないという人は多いのかな~

 

私の場合は、あんまり抵抗なかったんだけど

それは、たぶん。。

 

すんごい酷い状態の遺体に巡り合っていないから?

 

事故とか、火事とか自死とかで亡くなったり…

 

例えば、亡くなってから何日も発見されなくて

腐敗してたとか。。

 

そういうご遺体とご対面したら

やっぱり、いくら私でも…

 

暫くは食べられないかも。。

 

でもさ~

正直そういう特殊な亡くなり方をすると

一番先に、現場に向かうのは警察だよ!?

 

で、検死とか解剖とかになるじゃん?

 

葬儀屋がご遺体をお迎えに行った時には

すでに遺体収納袋に納められているわけで

 

もの凄い、衝撃的なご遺体に対面することは

無いに等しい気がするのだけど…

 

まぁ、腐敗してたら

匂いは止められないけどね!

 

これまでの私の経験では

病院で亡くなる方の方が圧倒的に多いし

 

ほんのちょっと前まで

生きていた人だから、

遺体と言っても。。

生きている人と何も変わらないよ~!

 

ってか~

私は生きてる人間の方が

よっぽど怖いと思ってるから!

 

亡くなった人は

文句なんて言わないし

人を傷つけることもしない。

 

生きてる人間は

平気で人を裏切ったり、傷付けるよね?

 

おお~、こわっ!!

 

葬儀屋は、亡くなった方のために

遺族のために一生懸命がんばって

少しでもいい式で送り出したいと思ってる。

 

良いことをしてるんだから

亡くなった方に恨まれたり?

憑りつかれたり?

なんて…あるわけないじゃん!

葬儀屋さんの本音

f:id:kokoro-oto:20201223235752j:plain

 

葬儀って

暗くて怖いイメージなのかな?

 

葬儀の仕事をしている人は笑っちゃいけない。。

みたいな?

 

華やかな印象とは、かけ離れてるけど

みんな、普通に笑ってるし

冗談だって言うよ。

 

不真面目な人もいれば

暇さえあれば、スマホいじってゲームしてたり…

 

会社の不平不満ばっか愚痴ってたり

 

適当人間もいれば

ギターばっかり弾いてる人間もいる!

 

当直の時は

自由を謳歌してたり…

 

あぁ~

時々、お寺の住職と仲良くなって

一緒に飲みに行ったり

めっちゃごちそうして貰うこともあるよ!

 

 

葬儀って、いまだに

あまり良いイメージは持たれていないみたいだけど…

 

キツイだけじゃないってこと!

 

というわけで

今日はこれでおしまいです!

にほんブログ村 その他生活ブログ 冠婚葬祭へ
にほんブログ村