kokoro-otoのブログ

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葬儀での女性の仕事の内容は?年齢は関係ないの?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

あなたの知らない葬儀業界の真実へ…

ようこそ~!

 

ここ10年程でしょうか…

葬儀の現場での女性の需要が非常に高まっているのをご存じですか?

 

葬儀の現場では

セレモニーレディーとか

セレモニーアテンダントとか…

 

かっこいい名前で呼ばれていますよね~!

 

ほんと、最近はなんでも横文字で

オバチャンには少々抵抗があるんだけど…

 

実際、聞いただけでは

どんな仕事をするのか…

 

ピンときませんよね!

 

というわけで…

 

今日は葬儀での女性の仕事内容について書きます!

 

葬儀での女性の仕事の内容は?

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まず、初めにお断りしておきますが

通夜、葬儀の流れは地域によって違いがありますし

 

それぞれの葬儀社によっても

「どこからどこまでを女性に任せるのか」という考え方の違いで

仕事の内容もかなり違ってきます。

 

ここでは、私が以前勤めていた

九州の田舎の葬儀社について書きますので

あくまでも参考と捉えてくださいね!

 

私が勤めていた葬儀社は

かなり大手の互助会組織です。

 

名前は伏せますが

九州各県に支社があり、本州にも進出しています。

 

おそらく、葬儀関係の仕事をしている人なら

すぐに分かるくらい有名な互助会です。

 

この葬儀社では、30年程前から

葬儀で女性スタッフを多用し始めました。

 

最初は女性司会者を導入。

 

その後、

式が終了し、出棺までの時間

参列者がゆっくり出来るようにと喫茶コーナーを作りました。

 

ここでの接客のために、

パートや派遣の女性スタッフを使い始めました。

 

そして、

あれよあれよという間に斎場は

女性スタッフだらけになりました。

 

私が初めて葬儀の現場に入った頃

ほとんどが、オジサンだったのですが

今は、女性のほうが明らかに多いんです。

 

現在、この葬儀社では

葬儀の依頼が発生してから約2日間、

遺族のそばに付き添ってお世話をする担当者。

 

つまり。。

 

葬祭ディレクターのような仕事をする女性スタッフが

何人もいます。

 

この葬儀社のトップは

担当者を女性ばかりにしたいようです。

 

それだけ、葬儀の現場で女性が求められているということです。

 

昔は男性が担っていた葬儀の担当という仕事を

なぜ、女性に任せるようになったのか?

 

その理由は…

 

  • 女性のほうがクレームが少ない。
  • 女性の方が細かな気配りが出来る。
  • 女性の方が相談しやすい。

 

などが、あげられます。

 

以前は、男性の職場だったので

何かにつけて、女性の担当者は頼りなく思われていたのですが

現在は、全くそんなことはありません。

 

むしろ、葬儀の場で家族を仕切っているのは

お母さん、奥さんの場合が多いので

遺族側からしても女性の方が話しやすいようです。

 

葬儀はサービス業です。

 

やはり、コミュニケーション能力が高い女性が

活躍できる職場だと思います。

 

ただ、女性に葬儀の現場を任せることで

ネックになるのが・・・

 

肉体的な問題と、時間的な問題です。

 

葬儀では、ご遺体の搬送や、納棺

会葬品の配達など重いものを運ぶ仕事が付きものです。

 

おまけに、葬儀は24時間体制なので

当直、つまり泊りの仕事が欠かせません。

 

これは、女性にはハードルが高いですよね!

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この問題の解決方法として葬儀社が考えたのが

 

男性は裏方の仕事

女性が表の仕事

という分担制です。

 

泊りの仕事は男性。

(防犯面のことも考慮して)

 

重いものを運んだり

遺体の搬送などは男性に任せる。

 

(この地域では9割以上の方が斎場を使って葬儀を行います。)

 

女性の担当者は、

斎場でのほとんどの仕事を引き受ける。

 

担当者以外にも

参列者の案内、誘導業務、聖職者の誘導

式場設営、準備、控室の清掃など

斎場の仕事はそのほとんどが女性スタッフに分業で任されています。

 

担当者になれる素質とやる気。

あとは、条件さえ折り合えば

葬儀経験の少ない女性でも

ある程度の研修期間を経て、担当者として活躍しています。

 

担当者は

通夜から葬儀、まる2日間遺族のそばにいますが

通夜が終れば帰宅します。

 

その間は、斎場に当直の男性スタッフが勤務しているので

何かあっても大丈夫!

 

もちろん、女性の仕事は

担当者以外にも沢山あるので

稼ぎたい女性はいろいろな仕事を兼務して

長時間働いたり

 

扶養範囲内で稼ぎたいという女性は

時間を調節しながら働いています。

 

融通が利く職場と言えると思いますよ!

 

一般的に

セレモニーレディや

セレモニーアテンダントと呼ばれる仕事は

派遣の場合が多く

 

通夜が始まる2時間ほど前に式場に入り

担当者の補助的な業務を行い

式が終わると、あと片付けをしたら帰宅。

 

という流れが多いようです。

 

担当者の補助的な業務とは…

 

参列者の誘導・案内

祭壇前を整えたり、道具を準備したり

遺族の喪服の着付けを手伝ったり、食事の準備をしたり

お和尚さんにお茶を出したり、誘導したり

遺族挨拶のマイクを準備したり…

 

書き出すときりがない細かい雑務ですが

経験を重ねれば

その場で必要なことに

臨機応変に対応できるようになります。

年齢は関係ないの?

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葬儀の現場では、

年齢はあまり重視されていません。

 

年齢よりも、対応能力や接客

心配りが出来るかなどが重要なので

 

子育てがひと段落した世代

30代や40代からでも十分に働けますし

 

むしろ、人生経験もあり落ち着いてきた年代の方が

好まれる職場だと思います。

 

暫く、表の仕事をして

60歳を過ぎたら、裏方の仕事へ。

 

つまり、清掃業務や食事の配膳などに移って

シニアになっても働いている女性も多いですよ!

 

葬儀の現場には

あなたの知らない女性の仕事が

まだまだ沢山あります。

 

今後も、女性の需要は増え続けると思いますよ!

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