kokoro-otoのブログ

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葬儀屋の給料は高い?安い?残業代やボーナスは出る?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

葬儀屋の給料は高いというイメージが強いようなのですが…

 

これは、きっと人がやりたがらない仕事だからですよね!

 

葬儀屋への転職を真剣に考えている方にとって

お給料は大事なポイントですよね?

 

実際はどうなのでしょうか?

 

葬儀屋の給料は高いのか?安いのか?

残業代やボーナスは出るのか?

 

あなたの疑問に答えたいと思います。

 

葬儀屋の給料は高い?安い?

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葬儀屋の年収を調べてみると…

平均は440万円とのこと。

 

単純計算で、ひと月のお給料は36万。

 

ボーナスが年2回20万づつあるとしても

月のお給料は33万

手取りにすると、25~26万くらいでしょうか?

 

私が知っている限り

まぁ、これくらいが相場かな…という印象です。

 

葬儀社の求人募集

20代入社2年目の役職ありで月給は35万円。

 

研修期間中だと、20代後半でも

月給は20万円。

という葬儀社もあれば

 

研修期間でも、月給24万円補償されているケースなど

葬儀社によって様々で

大きな開きがあることは明らかです。

 

 

私が最初にいた葬儀社では

20代後半~30代の若手でも、年収は400万を超えていました。

 

40代~50代のベテラン社員なら

手取りで30万円、年収にすると450万円ほど。

 

管理職になると、もっと高くなります。

 

ただ…

これはあくまでも、10年以上前の話しで

 

この葬儀社では、給与計算の算定基準が変わり

現在は少し低くなったと聞きました。

 

今、私が働いている葬儀社は

家族経営で地元密着型の小さな葬儀社なので

入社の際に条件を話し合い、手取り額の補償をして頂きました。

 

私の場合、ボーナスを含めても

年収は400万を超えません。

 

他の社員も、それぞれの契約で

仕事が入れば入るだけ、歩合制を選択している社員もいれば

私のように、ある程度の給与を補償されている社員も。

 

安いと感じるかもしれませんが

当直などの宿直勤務がないことや

休日を確実に取れることなど

他の条件が整っているので十分だと感じています。

 

周囲の葬儀社に勤めている知人の給料についても

調査してみましたが大差はないようです。

 

大都市の葬儀社に比べると

地方の葬儀社の給与は低めです。

葬儀社の正社員の基本給は?

基本給は、他の職種と比較すると低い印象です。

 

葬儀の現場は365日24時間体制なので

会社としては、出来るだけ基本給を押さえておきたい

という事情があるからだと思います。

 

基本給を低くして、その他の手当てなどを付けることで

全体の給与額を上げるのです。

 

葬儀屋の給料は手当が大きい

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基本給が安いので

手当ての種類や金額が大事!

 

ちなみに、どんな手当てがあるのか?というと…

  • 当直手当
  • 搬送手当
  • 担当手当

 

葬儀の依頼があると、一つの家族に担当者が一人ついて

通夜から葬儀の準備、遺族のケア、ご遺体の安置や納棺などを行います。

 

これが葬祭ディレクターと言われる担当者です。

 

担当者は、ほぼ2日間

遺族につきっきりになりますので

葬儀1件につき、いくらという手当が発生することが多いようです。

 

他にも、ご遺族と葬儀の規模や内容を相談する見積りの際

高いコースを提案し、ご遺族がそのコースを希望されれば

金額の数%が手当として給料に加算されたり

 

追加のオプションを取ると、数千円が手当てになったり…

 

売り上げを上げることで

手当てが付き、給与に反映される葬儀社も多いです。

 

営業能力に長けている人だと

このオプションや手当てだけで、

ビックリするくらい稼いでしまうこともあります。

 

これは、あくまでも噂なのですが…

(私が勤めた葬儀社では禁止されていたので…)

 

葬儀社のなかには

遺族にお寺を紹介して

その仲介手数料という名目で

お寺からバックを貰っている社員もいるらしい…

 

実際に、お寺のご住職から聞いた話しです。

 

昔は、遺族からの心付けなど

表には出ない給料以外の収入も多かったようですが

 

現在は、

心付けは一切禁止!

個人的なお寺の紹介も禁止!

 

というルールを徹底している葬儀社が多いので

心付けや、バックマージンなどは期待しないでください。

 

現実に、私が以前、勤務していた葬儀社で

ルール違反を行っていた社員がいて

クビになりました。。

 

それから…

互助会組織の葬儀社の中には、

近年、手を広げすぎたり

会館の建設に資金を掛けすぎて

業界でかなり危険視されている企業があります。

 

ここで、実名を挙げるのは控えますが

互助会組織の葬儀社に転職を考えている方は

充分な注意が必要です。

 

 

私が葬儀の仕事を始めた30年ほど前は

葬儀は儲かると言われていたのですが

そのせいで、葬儀会館が増えすぎてしまいました。

 

今後、淘汰されていく可能性が高いのも事実です。

 

将来的に有利なのは、大都市の大手の葬儀社

 

もしくは、地元に密着し

あまり手を広げずに、小さな規模で経営している葬儀社。

 

このどちらかだと思います。

 

葬儀社への就職を考えているなら

給料の金額だけに拘るのではなく

経営状態や、将来性にも目を向けるべきでしょう。

残業代やボーナスは出る?

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葬儀には、通夜が付きものですから

当然のように、残業があります。

 

私の経験上、残業代は給与に組み込まれていて

出ない葬儀社が多かったように思います。

 

ボーナスは出る葬儀社が多いですが…

金額的には、かなり少ない印象ですね…

 

おまけに、コロナの影響で家族葬や直葬などが増加し、

売り上げが、落ち込んでいる葬儀社もあります。

 

私の勤務している葬儀社も

とんでもなく売り上げが減少してしまい

ボーナスは出たものの半分カットになりました。

 

しばらくは、感染症の影響が続くことが予想されます。

 

葬儀は、いまだ成長産業と言われていますが

実際には、一般葬は減少傾向。

 

小規模な葬儀が年々増加してしています。

 

葬儀が無くなることは、考えにくいので

今後も仕事はありますが、

大きく伸びる業界ではないと思ってください。

葬儀屋の給料は労働に見合う?

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正直…

葬儀の仕事は、正社員になると労働時間が長く

キツイ仕事のわりに、給料は安いと思います。

 

しかし、葬儀社によっては

大きく稼いでいる人もいるという実情があります。

 

また、繁忙期の冬場は稼げるけれど

暇な時期は稼げない仕事とも言えます。

 

人の哀しみと向き合う仕事なので

体力だけでなく、精神的にも疲れることは多いですね。

 

もし、あなたが…

「葬儀屋は儲かる」

「葬儀屋は稼げる」

 

そんな噂だけを信じて、

葬儀屋になろうとしているのなら

考えなおした方がいいかもしれません。

 

葬儀屋を続けている人の多くは

給料よりも、仕事のやりがいに魅力を感じている人です。

 

そして、何より自分の仕事に誇りを持っています。

 

お金だけが目的ではなく

仕事にはやりがいや、生きがいも必要と感じている方には

最適の仕事ではないかと思いますよ!

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