kokoro-otoのブログ

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長崎の葬儀屋のバイトは時給が安すぎてヤバい!短時間で稼ぐなら派遣?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

私が住んでいる長崎県は、とにかく時給が安い

全国的にみて最低レベルです。

 

比較的、時給が高い傾向にある葬祭業界ですが

長崎県の葬儀業界の時給は安すぎると思っています。

 

葬儀関係の時給が高い理由は

仕事が短時間であることと

急遽発生する為、予定が立たないことが挙げられます。

 

閑散期である春・秋は仕事が少なく

繁忙期の夏・冬については、お盆も正月もありません。

 

こういう状況で、いいスタッフが欲しいなら

葬儀社は高い時給を払うべきです。

 

比較的、時給が高い傾向にある葬祭業で

長崎県時給安い原因は、互助会にあるのではないかと考えています。

 

長崎県は他県に比べて、葬儀閉鎖的互助会天国です。

 

県内の葬儀施行件数の90%くらいは互助会ではないかと思います。

大手の互助会、3社が争っている感じですね…

 

一般的に、互助会は葬儀費用が高めの設定なのですが

消費者はなかなか、そのことに気がつきません。

 

互助会の中でも最大手のメモリードは

県内だけでなく、あちこちに新しい斎場を建設していますが

この箱にかなりの費用をかけているので、人件費を削ることに一生懸命です。

 

これが葬儀業界時給が上がらない原因だと思っています。

 

長崎県内葬儀社バイトをした経験のある20代の女性に

お話を聞くことが出来ましたので、

葬儀屋のバイトで効率よく稼ぐための提案をまとめています。

 

長崎の葬儀屋は時給が安すぎる

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長崎県在住の24歳の女性は

高校卒業後、サービス業関係の専門学校に通っていたそうですが
途中で挫折、退学したそうです。

 

ちょうどその頃、親戚のお葬式に参列します。

その親戚の葬儀で、受付を頼まれ引き受けました。


葬儀について、何の知識もなく困っていたところ

葬儀社のスタッフにアドバイスを受けたことがきっかけで

葬儀の仕事に興味を持ったのだそうです。

 

もともとサービス業に関心があり

葬儀サービス業であるということを実感したようです。


葬儀が無事に終了し
アルバイトの求人情報をチェックしていたところ
運良く、葬儀社でのスタッフ募集をみつけ
自分でも人に役立つ仕事ができるかもしれないと
面接を受けることにしました。

 

面接で聞かれたこと

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面接を行ったのは、葬祭ディレクターの男性


アルバイト求人でしたが、サービス業なので、
言葉遣い、立ち居振る舞いなどチェックされるだろうと
礼儀作法はアピールしたそうです。


面接で聞かれたことは、一般的なことで


シフトについて。
なぜこの葬儀社を選んだのか?
どれくらい働けるのか?


就労継続に関する事柄が多かったようです。


他にも、アルバイトの求人情報に掲載しているポジション以外に、
どこのポジションで働きたいかなど

希望も聞かれたそうです。


葬儀の現場ではハプニングが起こることもあるので、
マニュアル通りにいかないこともあり、
冷静に判断できる人材を求めていると伝えられました。


不規則な勤務になる可能性があり、
拘束時間が長くなる場合もあるが大丈夫かということも

確認があったそうです。

 

 仕事の内容

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アルバイトなので
人材不足となるポジションに配置されました。


交通整理、斎場での案内係など。


時給850円
交通費支給、時間外勤務あり。

月に10万円ほどの収入。


資材を運びや供花や花輪の飾り付けなどの力仕事もありました。

炎天下の中でクルマや人の誘導をすることも…


日によっては、長時間労働になったり
休みが取れず、出勤が続く時期もあったそうです。


1日に何十組もの葬儀・告別式が執り行われ

法事・法要にも関わる葬儀社ということなので

おそらく、この葬儀社メモリードだと思われます。

それでもやって良かったのは、
遺族関係者からのお礼の言葉を直接いただけることだったと

話してくれました。


葬儀屋のバイトが続かない理由

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この女性は、長く続かなかった理由に関して

人間関係知識不足をあげています。


葬儀の仕事はチームプレーで行われていて、
葬儀社のスタッフの仕事は多岐にわたり
プランニングする葬祭ディレクターとのコミュニケーションが最も重要です。

 

また、参列者も遺族も高齢の方が多く

向き不向きはあると思います。

葬儀は宗派などによって内容が変わるので、
宗教や宗派に関する勉強不足が否めなかったとのこと。

 

葬儀屋のバイトで稼ぐなら?

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長崎県内葬儀屋バイトに関しては

¥850がこの辺りの相場です。

 

長崎県内には派遣会社が少なく、葬儀社が独自で募集を行い

一般的にセレモニーレディーと呼ばれる

葬祭ディレクター補助的な役割を

バイトやパートが任されています。

 

葬儀社が独自で募集し、教育を行っているので

時給を安く設定します。

 

その反面、葬儀社独自でパートやバイトの募集を行っても

なかなか人材が集まらない、郊外の葬儀社

派遣スタッフを利用しているところが多いように感じます。

 

葬儀社に直接雇用されたバイトの場合

時給の相場¥850くらいなのに対して

派遣スタッフの場合の時給は¥2000ほど

圧倒的な違いがあります。

 

単純に時給換算しましたが

派遣会社が手数料を取りますから

手元に入る金額は、時給換算¥1500ほどになると思います。

 

それでも、葬儀屋時給と比較すると

倍近く違いますよね!

 

しかも、仕事量は圧倒的に少なく

仕事の範囲も前もって決められているので

短時間に楽な仕事で稼ぐことが可能です。

 

ただ、長崎の派遣会社に関しては

求人募集を行っている事務所は少なく

知り合いを辿って人材を集めているところが多い印象があります。

 

こういう場合、派遣でバイトをしたいと思っていても

なかなか派遣事務所と繋がらない。

 

ここが一番の問題点なのですが

実際、派遣会社も人材を確保したいと思っているのです。

 

この問題を解決する方法ですが

葬儀関係の仕事をした経験がある人は

周囲の人にその情報を提供することが、第一です。

 

葬儀の経験のある人は貴重ですから

いつ、どこで声が掛かっても不思議ではありません。

 

出来るだけ多くの人に

葬儀関係の仕事をしたいと伝え、情報を拡散させることを考えて下さい。

 

女性はとくに葬儀業界で必要とされています。

安い時給で企業の良いように使われないように

気を付けて欲しいと思います。

 

まとめ

葬儀の仕事は大変で

安定しにくいことから、長く続けることが難しい状況にあります。

 

とくに、女性の場合

時給は低くなる傾向があるのですが

今後は、葬儀業界も女性が活躍する時代です。

 

企業は、女性が働きやすい環境を整え

良い人材は、それなりの収入が得られるようにするべきだと考えます。

 

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