kokoro-otoのブログ

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葬儀屋は休みがとれないの?勤務時間や残業は?当直もある?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

あなたの知らない葬儀業界の真実へ…

ようこそ!

 

葬儀屋は休みが取れないと思っている?

 

なんだか…

葬儀屋の仕事については

デメリットばかりがアピールされているような気がして…

 

田舎の葬儀屋は

どうも納得がいかないので

 

今回は、

葬儀屋の仕事は休みが取れないのか?

 

勤務時間や残業はどうなっているのか?

当直などの葬儀屋の実態について書きたいと思います。

 

葬儀屋は休みがとれないの?

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葬儀の仕事についてまとめたサイトを見てみると

 

休日は、葬儀がない友引の日だとか…

 

ゴールデンウイークや盆休み

年末年始は葬儀が少ないとか…

 

適当なことが書いてあって

ちょっと気分が悪い!

 

確かに、東京都内は火葬場は友引が休みになっているようです。

 

年始も4日~のようですね…

 

火葬場が休みということは

当然、葬儀も出来なくなります。

 

これは、東京の火葬場が公営ではなく

民営が多いのが原因だと思います。

 

(なんでも、東京の情報が全てだと勘違いしないでくださいね!)

 

他の地域では、火葬場はほぼ公営

火葬場の休みなんて

元旦くらいというのが、葬儀屋の常識です。

 

私が住んでいる地域も

以前は、友引の日が月に何度か休みになっていましたが

最近は、元旦のみです!

 

実際、友引の日にも葬儀は行います

友引の日に葬儀をしてはいけないよいうのは迷信に近い。

 

今でも、日蓮宗は嫌がる寺院が多いようですが

気にする人は少なくなりました。

 

結論としては、

葬儀屋は友引が休みというのは間違い!

 

友引の日だって、葬儀依頼の電話は掛かってくるんだから

休めないですよね!

 

葬儀屋は、シフトを組んで交代で休みを取ります。

 

月に何回くらい休みが取れるのかは

それぞれの葬儀社で違いがあるので

何とも言えませんが…

 

大手の葬儀社ほど、休みはしっかり補償されています。

 

小さな個人経営の葬儀社は従業員が少ないので

仕事が入れば、休みの日でも出勤せざるを得ない状況になることもあります。

 

さらに、自分が葬儀社を経営しているなら

休めないのは仕方がないと思います。

 

ちなみに…

葬儀社は会社を閉めることが不可能なので

社員全員での社員旅行や研修などが出来ません。

 

社員旅行は、いくつかのグループに分けて

時期をずらして行っている会社が多いようです。

 

一般企業のように、週末に休みを取りたい方や

年末年始にはまとめて休暇が欲しいという方は

葬儀屋にはなれません。

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年末年始、火葬場が休みになる都内と違って

葬儀屋は夏場と、年末年始は忙しいのが普通です。

 

夏場はお盆があるからです。

 

人が亡くなると

葬儀が終れば、それで終わりというわけではなく

初盆や年忌というものがあります。

 

なかでも、亡くなって初めて迎えるお盆を初盆といい

遺族は初盆の準備をしなければなりません。

 

ほとんどの葬儀社では、

初盆の準備もお手伝いをしているのではないでしょうか?

 

食事やお返しの品物

灯篭や提灯

初盆用の棚を設置して、お供え物の準備をしたり…

 

初盆の商品の注文を受けて

自宅まで配達したり…

 

いろいろと大変なんですよ!

 

この初盆商品の利益も

葬儀社にとっては大きいんです。

 

勤務時間は?

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勤務時間についてですが…

 

私の経験では

8時~18時くらいが多い気がします。

 

ただ、これも流動的で

当直した人は、翌日の昼で帰るとか…

 

時間をずらして

遅い時間からの勤務があったりというふうに

葬儀社独自でいろいろな形態があります。

 

残業は?

残業はあります。

 

自分が葬儀の担当についた場合

通夜がありますから、通夜が終って落ち着くまでは

遺族に付き添います。

 

小さな葬儀社では

自分が担当についていなくても

駐車場の案内をしたり、参列者の案内をしたり

それなりに忙しく、通夜が終るまでは帰れないのが普通です。

 

残業したらその分手当がつくのかも

葬儀社によって違います。

当直もある?

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当直や、搬送当番は葬儀屋には付き物です。

 

家族経営の場合、

依頼の電話は経営者が受けることが多いです。

 

休みと同様に

搬送やお迎えの当番をシフト制で決めておき

依頼が入ると当番が病院にお迎えにいくという流れです。

 

通夜の夜、担当者がそのまま斎場に泊るパターンの葬儀社もあれば

担当を持っていても帰宅できる葬儀社もあります。

 

葬儀社によって、システムはかなり違いますよ!

 

ちなみに…

 

当番はあるので

依頼が入れば、深夜でも起きてお迎えに行かなければなりませんが

 

当直業務は経営者が行うので

社員は当直がないという葬儀社もあります。

 

ここで一つ言えるのは…

 

休みに関しては、

やはり、大手の葬儀社の方がしっかりしている。

 

ということと…

葬儀社の経営者は大変だということです。

 

葬儀屋は一人ではできないので

家族みんなで助け合っている葬儀社が多い!

 

小さな葬儀社のほとんどが

両親、兄弟、親戚での家族経営ではないかと思います。

 

深夜でも、台風でも

豪雨や積雪の日でも、正月でも関係なく

人は亡くなります。

 

葬儀社を経営するということは

仕事に縛られる覚悟が必要だということですね!