kokoro-otoのブログ

葬儀屋の仕事の内容や収入、求人や採用、求められる人材や副業、転職などの情報を発信しています。

葬儀の司会に向いている人とは?葬儀の仕事で稼ぐコツ!

40代の葬儀の司会者の経験がある方から

体験談をお聞きしたのですが。。

 

冠婚葬祭の司会行はあまり仕事がなく

収入があまり得られなかったので、辞めてしまったそうです。

 

実際にそのような経験をして辞めてしまう方は多いのでしょうか?

 

ちょっと疑問に感じたので調べてみました。

 

葬儀の司会に向いている人とは?葬儀の仕事で稼ぐコツ!

という内容でまとめています。

 

葬儀の司会に向いている人とは?

 

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体験談を話してくださったのは40歳の女性で、愛知在住でした。

 

冠婚葬祭の司会をやってみたくて、派遣会社に登録したそうです。

正社員では募集がなかったからという理由でした。

 

セレモニーホールのアシスタントと司会を数回、経験されたとのこと。

 

葬儀の司会が向いていない

この女性は

「話しをするのが好きなので、司会をしてみたいと思った。」

 

「実際にやってみると、声のトーンを落とさなければいけないし

悲しい感じで話す必要があり、自分の性格には合わないと思った」

と、話してくださいました。

 

そのうえで

「自分の声は明るいほうで、それを考えれば結婚式の方が向いていたかもしれない。。

年齢的には、葬儀の方が合っていたと思う」と仰っています。

 

確かに、40歳なら

年齢だけみるとちょうどいいと思います。

 

葬儀の場合、あまりにも若すぎると

遺族に安心感を与えるのが難しいうえに、

 

経験値のなさから、昔の話しが理解出来なかったり

知らないことも多くて、おそらく大変だと思います。

 

結婚や、子育てや介護、身内の死など

多くの経験があるほうが、家族の哀しみを理解しやすいのは確かです。

 

結婚式の司会は若くても問題ないんですけどね~

 

葬儀の司会を辞めた理由

 

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この女性は、あまり仕事が入らないから

収入の目途が立たず、辞めてしまったとのことでした。

 

あまり仕事が入らない?

という理由がちょっと腑に落ちません。

 

なぜ、あまり仕事が入らなかったのか?

 

確かに、コロナの影響で家族葬や直葬などが増え

葬儀の規模は縮小傾向にあります。

      

しかし、今まで通りに葬儀を行っている方も多いですし

葬儀自体の数としては、大きく減少しているわけではないのです。

 

それなのに、仕事ないというのは

おそらく、この女性自身に問題があったのではないかと推測します。

 

葬儀の司会の仕事が貰えない理由

問題として考えられるのは3つ

 

 

  • 実力不足
  • 意識が低い
  • 服装や身なり

 

私の経験からいうと…

司会者が実力不足だと感じた場合、派遣会社の責任者にその旨を伝えます。

 

葬儀社としては、数万円を支払って司会を依頼しているのに

その報酬に見合わない司会者を派遣されると困るんです。

 

例えば、何か特殊な事案が発生して

アナウンスを入れて欲しいとお願いしたとします。

 

その時に、さっと自分でアナウンスの言葉を考え

すぐに対応できる司会者と、対応できない司会者がいます。

 

対応できない司会者には、一応アドバイスは行いますが

何度も同じようなミスをしたり、臨機応変に対処できない司会者は

派遣しないよう、会社側に要請します。

 

また、意識の低い司会者に関しても同じように対処します。

 

例えば、遺族が望んでいることで可能なことなのに

要望を聞き入れなかったり、一度注意されたことを守れなかったりなどです。

 

また、ミスをしても誰かのせいにしたり

自分の過ちを認めなかったり、言い訳ばかりしていたり。。

 

このような方とは、同じチームで仕事をしたくないので

お断りして、他の司会者を派遣して貰います。

 

服装や身なりについても、同じことが言えると思います。

 

葬儀の場では、服装や身なりにも、かなり敏感です。

 

髪の色、お化粧、ネイル、ピアス

少し派手なだけでも、目立ってしまいがちです。

 

以前、スーツの下に凄く胸の開いたブラウスを着用されていて

ちょっと下を向いただけでも谷間が見えてしまうような服装の方がいました。

 

この司会者さんは、ご遠慮いただきました。

 

厳しいようですが、葬儀はかなり特殊な仕事です。

 

そこを理解できていない司会者には

当然、仕事は回ってきません。

 

その逆で、どんなに葬儀の規模が縮小しようが

件数が少なくなろうが、遺族の気持ちに寄り添える優秀な司会者は

仕事がなくなることはありません。

 

葬儀の司会に向いている人とは?

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葬儀の仕事に長年携わってきて、いろいろな司会者を見てきましたが

その経験の中で感じた、司会者に向いている人とは?

 

私が思うのは…

 

  • アナウンス能力は勿論、文章力のある人
  • 臨機応変に対応できる人
  • 人の話しを良く聞ける人
  • 誰かの役に立ちたいと思える人
  • 向上心を持ち努力出来る人
  • 見返りを求めない人
  • ミスをしても修正できる人
  • 良い意味ですぐに忘れる人

 

司会者に求められるのは、話すことではありません。

 

進行することです。

 

あくまでも、葬儀の主役は故人様であって

司会者ではないのです。

 

司会者は影の存在であって

目立ってはいけないと思っています。

 

インタビューに答えて下さった女性は

話すことが好きだから、司会者を目指されたそうです。

 

司会者には人前で話す度胸も必要ですが

一番必要なのは、伝えることと、自分の声で人を動かす力です。

 

アナウンス能力と文章力はあって当たり前。

 

そのうえで、突発的な依頼に対して

臨機応変に対応できる能力や、

ミスを犯しても、そのミスをどうカバーするか

とっさに判断して対応する能力が求められます。

 

人の話しを良く聞ける人というのは、傾聴能力のことです。

 

いかに遺族の気持ちに寄り添うか。

しっかりと話しを聞いてあげるだけでも、遺族の哀しみを軽くすることは可能です。

 

そのうえで、遺族の気持ちに寄り添ったナレーションを

作成することが、司会者の役割だと感じています。

 

 

葬儀の仕事で稼ぐコツ

 

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この女性の場合、派遣会社に登録し

そこで、いちから葬儀の司会を勉強して、葬儀社に派遣される形だったそうです。

 

始めは、セレモニーレディーなどアシスタントの仕事をしながら

葬儀について学び、経験を積んでから司会者としてデビューするという流れです。

 

収入を得ながら司会の勉強もできるので

私も、この方法が一番良いと感じています。

 

現在、冠婚葬祭の司会を仕事にしている方は

このようにして司会を覚えた方が多いのではないでしょうか?

 

葬儀の司会は、稼げる仕事ですが

実際に稼げるようになるまでには少し時間が掛かってしまいます。

 

何故かというと。。

 

話し方、アナウンス能力の他に、お経や宗教のことも

ある程度、理解できていないと難しい仕事だからです。

 

お経が理解できる方って、かなりレアですよね?

 

身内に僧侶がいたり、信仰熱心な家族だったり

宗教系の学校に進学していたりしないと、

まずお経なんて分からないのが普通です。

 

「今、このお経を読んでる」

「もうすぐ、焼香のタイミング」というところまで分かるようにならないと

司会は出来ません。

 

そこに至るまでに、何度も葬儀を見学して

ようやく、スタートラインに立てるわけです。

 

この女性には、その認識がなかったのでは?と感じます。

 

一つの葬儀を担当すると、司会者は1万円~数万円の司会料を頂きます。

 

特殊な技術を持っているから

それだけの報酬を頂けるわけです。

 

葬儀の司会という仕事は

そんなに簡単に出来る仕事ではないという認識は持って頂きたいと思います。

 

では、どうやったら葬儀の仕事で稼ぐことが可能なのか?

 

答えを言うと、何でも出来る力を身につけるということです。

 

司会だけでなく、納棺だけでもなく、搬送だけでもない。

 

依頼の電話が掛かってきた時の、電話の対応から

搬送、見積もり、打ち合わせ、設営、納棺、式の進行。

 

こういうと、なんだかもの凄く大変な事のように感じますが

この一連の業務は、葬儀屋で働けば数年で自然に身に付きます。

 

そして、一度この業務の流れを習得してしまえば

人手不足の業界なので、どこに行っても仕事はあるんです。

 

実際に、求人の募集を確認して貰えれば

葬儀業界がどんなに人手不足の業界なのか理解して貰えると思います。

 

もう一つ言えるのは、葬儀の仕事はバイトであっても

時給や単価が比較的高いことです。

 

司会者だけでなく、セレモニーレディーや

式場の設営作業など短時間で高時給の仕事が多いのも

葬儀の仕事の特徴です。

 

副業としてもチャレンジしやすいので

本業に不安を感じている方や、仕事にやりがいを求めている方には

是非一度、チャレンジしてみることをお勧めします。

Photoshopで葬儀の遺影写真を作成するバイト!いくら稼げる?

葬儀には、多くの職種の方が関わっています。

それぞれが自分の役割をしっかりと果たしていくことで

一つの葬儀が成り立っているわけです。

 

今回は、葬儀遺影を作る仕事に携わっていた女性に

お話を伺いました。

 

遺族に直接関わる仕事ではありませんが

遺影を作成するというのも、葬儀の大事な仕事の一部です。

こんな仕事もあるんだと参考にして頂けると、嬉しいです。

 

葬儀関係の仕事を始めたきっかけ

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私は現在、43歳の女性で九州に住んでます。

私が葬儀関係のバイトをしていたのは、20年も前のことです。


ハローワークで、たまたまその会社の求人を見たことがきっかけでした。


遺影写真を作成する会社の求人。
当時、私はまだ20代前半で

葬儀の仕事について全く知らないどころか、ピンと来ていませんでした。

 

 私はPhotoshopというソフトが大好きでしたから

仕事内容を見て「得意なPhotoshopを使える」というだけで応募。

 

学生時代に専門学校で使い方を学んだこともあり、
「たとえ、葬儀関係でも、Photoshopが使えるならいいかも」と思いました。


そのうえ、会社の所在地を見ると
家から通いやすそうな気がしたというのも理由の一つでした。


ただ、実際の通勤は大変でしたが。。

 面接で聞かれたこと

 

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面接では、まず志望動機
「なぜ、うちの会社を受けようと思ったのか」ということを聞かれました。

 

嘘ついたって後でおどうせバレるし、しょうがないと思い
正直に、「Photoshopを使えるから」と答えました。


確認されたことは、
「残業もあるかもしれないけれど、それでもいいか?」ということでした。


ここも残業については、よく考えず「はい」と答えたような気がします。

 

実際に勤務していた期間で

残業になることはあまり多くはありませんでした。

面接では礼儀や受け答えに注意しましたが

葬儀関係のバイトだというのは、それほど意識してませんでした。


そんな私でも受かったのが、今思うと不思議です。

 

仕事の内容

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仕事の内容は

パソコンでPhotoshopというソフトを使い、遺影写真を作ることです。

 

始めて遺影写真を作成していく工程を見たときは

「遺影写真ってこうやって、パソコンで作られるんだ!」と驚きました。

 

遺影写真というと、亡くなった方の写真を

ただ大きく引き伸ばしただけだと思っていたからです。

 

実はそんなに単純ではなく、修正なども行っています。

 

最近は、デジタルカメラで撮影した画像をデータとして葬儀社が受け取り、

遺影の作成が行われるケースが増えているようですが

当時は、プリントされたスナップ写真をスキャナで取り込み

画像データを元に加工するのが一般的でした。

仕事の手順は

 

  1.  スナップ写真の場合、スキャナで取り込み画像をデータ化します。
  2. 遺影に使用する部分を決めます。
  3. 故人の輪郭に沿って背景を消去し、背景を差し替えます。
  4. 集合写真などで、他の人も写っている場合には、故人以外の人物は消去します。
  5. 故人の顔や身体など一部欠けている部分を修正します。
  6. 遺族の希望があれば、故人が着ている服を着せ替えます。
  7.   視線や肌の色合い、コントラスト、明るさなどを調節します。

 

 

当時は、スーツや着物に着せ替えることが多かったのですが、

最近は自然体の遺影が好まれる傾向が強く、そのまま使われることが多いようですね!

 

バイトの収入

 

バイトでしたが、収入は10万ちょっと。
拘束時間は5~6時間で、仕事自体は楽しく出来ました。



遺影写真作成のバイトを辞めた理由

 

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一番に後悔したのは、仕事の内容ではなく

会社の場所の問題で、通勤が大変だったことです。

 

求人を見て確認した時には、割と近くに感じたのですが

いざ、通勤してみると全く違っていて

応募する前に、もっと調べておけば良かったと後悔しました。

雨や雪の日は特に大変なのですが、雪で休むわけにもいきません。

 

葬儀は、雪でも雨でも台風でも関係なく仕事が入るので

遺影写真も急いで作り上げなければなりませんでした。

 

もっと、通勤しやすい場所であれば

もしかしたら続けられたのかもしれません。

 

この会社には、正社員もいるのですが

私の場合は、あくまでもバイトとしての採用でした。

 

周りに話しを聞いたところ、

長く勤めても正社員になれる可能性はなかったので

1年くらいで辞めてしまいました。

 

辞めた原因は大きくこの2つなのですが

他にも、上司の威圧的な態度や、お客さんからのパワハラなど

人間関係で多少辛いと感じた部分もあり、それも原因の一つです。


1年続けられたのは、Photoshopを使えるのが楽しかったからです。



Photoshopを使ってバイトをしたい方へのアドバイス

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この仕事はPhotoshopを使いこなせることが、大事な条件なのですが

人との付き合いも上手に出来なくては、厳しいかもしれません。

 

というか…

会社に通勤しなくても、

フリーで自宅で仕事を受けることが可能なのではと感じています。

 

私が働いていたのは、もう20年も前のことですから

もしかしたら、今現在はそういうシステムが確立されているかもしれません。

 

コロナの影響で、多様な働き方が出来るようになっていますし

Photoshopを使いこなす技術さえ持っていれば、

在宅のまま、遺影作成会社から仕事の依頼を受けたり

直接、葬儀社から仕事の依頼を受けたりということが

可能なのではないかと感じています。

 

最近は、自分の遺影写真を元気なうちに準備しておくのも流行っているようです。

 

一時期は終活ブームでしたし

遺影写真を前もって準備しておくことに抵抗が少なくなり

実際に遺影写真を準備している方も多いそうです。

 

遺影写真専門の写真屋さんがあるくらいです。

 

Photoshopのバイトで検索してみたところ

在宅でも、かなり多くの求人がありました。

クラウドソーシングでも画像加工の技術は需要が多いようです。

 

 


この仕事はPhotoshopが使える人に限られてしまいますし
自分でPhotoshopの使い方を学ぼうにも、高くて手が出せませんが

逆にPhotoshop使い方を学びたい人は

遺影作成会社に入社して、現場で学ぶという方法もあるのではないでしょうか?

 

私のように専門学校Photoshop使い方を学んだ経験がある方も

遺影写真作成の技術を身につけたあと独立フリーランスになったり

遺影写真専門に扱う会社を設立することも可能かもしれません。

 

FREE-DA

 

自分の遺影写真を作るために

個人的に画像加工を依頼する方も増えてくるかもしれませんね!

 

Photoshopを使いこなせる技術は、今後も確実に需要が高まってくると思います。

 

YouTubeやInstagramの画像加工などは

今はかなり需要がありますが、今後はどうなるか未知数なのに比べ

遺影写真は無くなることはないはずです。

 

画像加工Photoshopの技術は

葬儀の現場でも活かせることを知って欲しいと思います。

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長崎の葬儀屋のバイトは時給が安すぎてヤバい!短時間で稼ぐなら派遣?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

私が住んでいる長崎県は、とにかく時給が安い

全国的にみて最低レベルです。

 

比較的、時給が高い傾向にある葬祭業界ですが

長崎県の葬儀業界の時給は安すぎると思っています。

 

葬儀関係の時給が高い理由は

仕事が短時間であることと

急遽発生する為、予定が立たないことが挙げられます。

 

閑散期である春・秋は仕事が少なく

繁忙期の夏・冬については、お盆も正月もありません。

 

こういう状況で、いいスタッフが欲しいなら

葬儀社は高い時給を払うべきです。

 

比較的、時給が高い傾向にある葬祭業で

長崎県時給安い原因は、互助会にあるのではないかと考えています。

 

長崎県は他県に比べて、葬儀閉鎖的互助会天国です。

 

県内の葬儀施行件数の90%くらいは互助会ではないかと思います。

大手の互助会、3社が争っている感じですね…

 

一般的に、互助会は葬儀費用が高めの設定なのですが

消費者はなかなか、そのことに気がつきません。

 

互助会の中でも最大手のメモリードは

県内だけでなく、あちこちに新しい斎場を建設していますが

この箱にかなりの費用をかけているので、人件費を削ることに一生懸命です。

 

これが葬儀業界時給が上がらない原因だと思っています。

 

長崎県内葬儀社バイトをした経験のある20代の女性に

お話を聞くことが出来ましたので、

葬儀屋のバイトで効率よく稼ぐための提案をまとめています。

 

長崎の葬儀屋は時給が安すぎる

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長崎県在住の24歳の女性は

高校卒業後、サービス業関係の専門学校に通っていたそうですが
途中で挫折、退学したそうです。

 

ちょうどその頃、親戚のお葬式に参列します。

その親戚の葬儀で、受付を頼まれ引き受けました。


葬儀について、何の知識もなく困っていたところ

葬儀社のスタッフにアドバイスを受けたことがきっかけで

葬儀の仕事に興味を持ったのだそうです。

 

もともとサービス業に関心があり

葬儀サービス業であるということを実感したようです。


葬儀が無事に終了し
アルバイトの求人情報をチェックしていたところ
運良く、葬儀社でのスタッフ募集をみつけ
自分でも人に役立つ仕事ができるかもしれないと
面接を受けることにしました。

 

面接で聞かれたこと

f:id:kokoro-oto:20210117005721j:plain



面接を行ったのは、葬祭ディレクターの男性


アルバイト求人でしたが、サービス業なので、
言葉遣い、立ち居振る舞いなどチェックされるだろうと
礼儀作法はアピールしたそうです。


面接で聞かれたことは、一般的なことで


シフトについて。
なぜこの葬儀社を選んだのか?
どれくらい働けるのか?


就労継続に関する事柄が多かったようです。


他にも、アルバイトの求人情報に掲載しているポジション以外に、
どこのポジションで働きたいかなど

希望も聞かれたそうです。


葬儀の現場ではハプニングが起こることもあるので、
マニュアル通りにいかないこともあり、
冷静に判断できる人材を求めていると伝えられました。


不規則な勤務になる可能性があり、
拘束時間が長くなる場合もあるが大丈夫かということも

確認があったそうです。

 

 仕事の内容

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アルバイトなので
人材不足となるポジションに配置されました。


交通整理、斎場での案内係など。


時給850円
交通費支給、時間外勤務あり。

月に10万円ほどの収入。


資材を運びや供花や花輪の飾り付けなどの力仕事もありました。

炎天下の中でクルマや人の誘導をすることも…


日によっては、長時間労働になったり
休みが取れず、出勤が続く時期もあったそうです。


1日に何十組もの葬儀・告別式が執り行われ

法事・法要にも関わる葬儀社ということなので

おそらく、この葬儀社メモリードだと思われます。

それでもやって良かったのは、
遺族関係者からのお礼の言葉を直接いただけることだったと

話してくれました。


葬儀屋のバイトが続かない理由

f:id:kokoro-oto:20201231012238j:plain

この女性は、長く続かなかった理由に関して

人間関係知識不足をあげています。


葬儀の仕事はチームプレーで行われていて、
葬儀社のスタッフの仕事は多岐にわたり
プランニングする葬祭ディレクターとのコミュニケーションが最も重要です。

 

また、参列者も遺族も高齢の方が多く

向き不向きはあると思います。

葬儀は宗派などによって内容が変わるので、
宗教や宗派に関する勉強不足が否めなかったとのこと。

 

葬儀屋のバイトで稼ぐなら?

f:id:kokoro-oto:20210212181202j:plain

長崎県内葬儀屋バイトに関しては

¥850がこの辺りの相場です。

 

長崎県内には派遣会社が少なく、葬儀社が独自で募集を行い

一般的にセレモニーレディーと呼ばれる

葬祭ディレクター補助的な役割を

バイトやパートが任されています。

 

葬儀社が独自で募集し、教育を行っているので

時給を安く設定します。

 

その反面、葬儀社独自でパートやバイトの募集を行っても

なかなか人材が集まらない、郊外の葬儀社

派遣スタッフを利用しているところが多いように感じます。

 

葬儀社に直接雇用されたバイトの場合

時給の相場¥850くらいなのに対して

派遣スタッフの場合の時給は¥2000ほど

圧倒的な違いがあります。

 

単純に時給換算しましたが

派遣会社が手数料を取りますから

手元に入る金額は、時給換算¥1500ほどになると思います。

 

それでも、葬儀屋時給と比較すると

倍近く違いますよね!

 

しかも、仕事量は圧倒的に少なく

仕事の範囲も前もって決められているので

短時間に楽な仕事で稼ぐことが可能です。

 

ただ、長崎の派遣会社に関しては

求人募集を行っている事務所は少なく

知り合いを辿って人材を集めているところが多い印象があります。

 

こういう場合、派遣でバイトをしたいと思っていても

なかなか派遣事務所と繋がらない。

 

ここが一番の問題点なのですが

実際、派遣会社も人材を確保したいと思っているのです。

 

この問題を解決する方法ですが

葬儀関係の仕事をした経験がある人は

周囲の人にその情報を提供することが、第一です。

 

葬儀の経験のある人は貴重ですから

いつ、どこで声が掛かっても不思議ではありません。

 

出来るだけ多くの人に

葬儀関係の仕事をしたいと伝え、情報を拡散させることを考えて下さい。

 

女性はとくに葬儀業界で必要とされています。

安い時給で企業の良いように使われないように

気を付けて欲しいと思います。

 

まとめ

葬儀の仕事は大変で

安定しにくいことから、長く続けることが難しい状況にあります。

 

とくに、女性の場合

時給は低くなる傾向があるのですが

今後は、葬儀業界も女性が活躍する時代です。

 

企業は、女性が働きやすい環境を整え

良い人材は、それなりの収入が得られるようにするべきだと考えます。

 

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長崎の葬儀屋のバイトは時給が安すぎてヤバい!短時間で稼ぐなら派遣?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

私が住んでいる長崎県は、とにかく時給が安い

全国的にみて最低レベルです。

 

比較的、時給が高い傾向にある葬祭業界ですが

長崎県の葬儀業界の時給は安すぎると思っています。

 

葬儀関係の時給が高い理由は

仕事が短時間であることと

急遽発生する為、予定が立たないことが挙げられます。

 

閑散期である春・秋は仕事が少なく

繁忙期の夏・冬については、お盆も正月もありません。

 

こういう状況で、いいスタッフが欲しいなら

葬儀社は高い時給を払うべきです。

 

比較的、時給が高い傾向にある葬祭業で

長崎県時給安い原因は、互助会にあるのではないかと考えています。

 

長崎県は他県に比べて、葬儀閉鎖的互助会天国です。

 

県内の葬儀施行件数の90%くらいは互助会ではないかと思います。

大手の互助会、3社が争っている感じですね…

 

一般的に、互助会は葬儀費用が高めの設定なのですが

消費者はなかなか、そのことに気がつきません。

 

互助会の中でも最大手のメモリードは

県内だけでなく、あちこちに新しい斎場を建設していますが

この箱にかなりの費用をかけているので、人件費を削ることに一生懸命です。

 

これが葬儀業界時給が上がらない原因だと思っています。

 

長崎県内葬儀社バイトをした経験のある20代の女性に

お話を聞くことが出来ましたので、

葬儀屋のバイトで効率よく稼ぐための提案をまとめています。

 

長崎の葬儀屋は時給が安すぎる

f:id:kokoro-oto:20210120014415j:plain

長崎県在住の24歳の女性は

高校卒業後、サービス業関係の専門学校に通っていたそうですが
途中で挫折、退学したそうです。

 

ちょうどその頃、親戚のお葬式に参列します。

その親戚の葬儀で、受付を頼まれ引き受けました。


葬儀について、何の知識もなく困っていたところ

葬儀社のスタッフにアドバイスを受けたことがきっかけで

葬儀の仕事に興味を持ったのだそうです。

 

もともとサービス業に関心があり

葬儀サービス業であるということを実感したようです。


葬儀が無事に終了し
アルバイトの求人情報をチェックしていたところ
運良く、葬儀社でのスタッフ募集をみつけ
自分でも人に役立つ仕事ができるかもしれないと
面接を受けることにしました。

 

面接で聞かれたこと

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面接を行ったのは、葬祭ディレクターの男性


アルバイト求人でしたが、サービス業なので、
言葉遣い、立ち居振る舞いなどチェックされるだろうと
礼儀作法はアピールしたそうです。


面接で聞かれたことは、一般的なことで


シフトについて。
なぜこの葬儀社を選んだのか?
どれくらい働けるのか?


就労継続に関する事柄が多かったようです。


他にも、アルバイトの求人情報に掲載しているポジション以外に、
どこのポジションで働きたいかなど

希望も聞かれたそうです。


葬儀の現場ではハプニングが起こることもあるので、
マニュアル通りにいかないこともあり、
冷静に判断できる人材を求めていると伝えられました。


不規則な勤務になる可能性があり、
拘束時間が長くなる場合もあるが大丈夫かということも

確認があったそうです。

 

 仕事の内容

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アルバイトなので
人材不足となるポジションに配置されました。


交通整理、斎場での案内係など。


時給850円
交通費支給、時間外勤務あり。

月に10万円ほどの収入。


資材を運びや供花や花輪の飾り付けなどの力仕事もありました。

炎天下の中でクルマや人の誘導をすることも…


日によっては、長時間労働になったり
休みが取れず、出勤が続く時期もあったそうです。


1日に何十組もの葬儀・告別式が執り行われ

法事・法要にも関わる葬儀社ということなので

おそらく、この葬儀社メモリードだと思われます。

それでもやって良かったのは、
遺族関係者からのお礼の言葉を直接いただけることだったと

話してくれました。


葬儀屋のバイトが続かない理由

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この女性は、長く続かなかった理由に関して

人間関係知識不足をあげています。


葬儀の仕事はチームプレーで行われていて、
葬儀社のスタッフの仕事は多岐にわたり
プランニングする葬祭ディレクターとのコミュニケーションが最も重要です。

 

また、参列者も遺族も高齢の方が多く

向き不向きはあると思います。

葬儀は宗派などによって内容が変わるので、
宗教や宗派に関する勉強不足が否めなかったとのこと。

 

葬儀屋のバイトで稼ぐなら?

f:id:kokoro-oto:20210212181202j:plain

長崎県内葬儀屋バイトに関しては

¥850がこの辺りの相場です。

 

長崎県内には派遣会社が少なく、葬儀社が独自で募集を行い

一般的にセレモニーレディーと呼ばれる

葬祭ディレクター補助的な役割を

バイトやパートが任されています。

 

葬儀社が独自で募集し、教育を行っているので

時給を安く設定します。

 

その反面、葬儀社独自でパートやバイトの募集を行っても

なかなか人材が集まらない、郊外の葬儀社

派遣スタッフを利用しているところが多いように感じます。

 

葬儀社に直接雇用されたバイトの場合

時給の相場¥850くらいなのに対して

派遣スタッフの場合の時給は¥2000ほど

圧倒的な違いがあります。

 

単純に時給換算しましたが

派遣会社が手数料を取りますから

手元に入る金額は、時給換算¥1500ほどになると思います。

 

それでも、葬儀屋時給と比較すると

倍近く違いますよね!

 

しかも、仕事量は圧倒的に少なく

仕事の範囲も前もって決められているので

短時間に楽な仕事で稼ぐことが可能です。

 

ただ、長崎の派遣会社に関しては

求人募集を行っている事務所は少なく

知り合いを辿って人材を集めているところが多い印象があります。

 

こういう場合、派遣でバイトをしたいと思っていても

なかなか派遣事務所と繋がらない。

 

ここが一番の問題点なのですが

実際、派遣会社も人材を確保したいと思っているのです。

 

この問題を解決する方法ですが

葬儀関係の仕事をした経験がある人は

周囲の人にその情報を提供することが、第一です。

 

葬儀の経験のある人は貴重ですから

いつ、どこで声が掛かっても不思議ではありません。

 

出来るだけ多くの人に

葬儀関係の仕事をしたいと伝え、情報を拡散させることを考えて下さい。

 

女性はとくに葬儀業界で必要とされています。

安い時給で企業の良いように使われないように

気を付けて欲しいと思います。

 

まとめ

葬儀の仕事は大変で

安定しにくいことから、長く続けることが難しい状況にあります。

 

とくに、女性の場合

時給は低くなる傾向があるのですが

今後は、葬儀業界も女性が活躍する時代です。

 

企業は、女性が働きやすい環境を整え

良い人材は、それなりの収入が得られるようにするべきだと考えます。

 

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葬儀屋が副業をするなら?おすすめの仕事3つ!その理由も解説!

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

今日は葬儀屋の副業について書きたいと思います。

 

 

将来的に、あなたが勤務している葬儀社は安泰ですか?

今のお給料で満足していますか?

 

給料の他に、月5万円でいいから

なにかしら収入を得たい…と思っていませんか?

 

うちの会社は副業禁止だから…

と諦めていいんですか?

 

 

この記事は

葬儀社に勤めているけど将来が不安な人

葬儀社に勤めながら出来る副業を探している人

の為に、情報をまとめました。

 

 

葬儀屋に副業が必要な理由

f:id:kokoro-oto:20210109190858j:plain

なぜ、葬儀屋に副業が必要なのでしょうか?

 

あなたが葬儀屋なら

あなた自身が一番理解していると思います。

 

少子高齢化で「成長産業」だと言われる葬儀業界ですが…

 

葬儀は儲かると聞きつけた経営者が

次々に葬儀業界へ新規参入し、競争が激化。

 

サービス向上や、新たな斎場の建設などで

必要な投資は、ますます増えているにも関わらず

売り上げは減少するばかり…

 

インターネットを利用した

葬儀社仲介業者も次々に現れ、

葬儀社は仲介業者の下請け化しています。

 

「小さなお葬式」

「よりそうのお葬式」

「イオンのお葬式」

 

IT技術を活用した新しい葬儀ビジネスが

飛躍的に成長しているのはご存じですよね?

 

葬儀費用はどんどん安くなっているのに

葬儀社は、仲介業者に仲介料まで支払うはめに…

 

残念ながら、これが現在の葬儀業界の現実です。

 

コロナ禍の影響も受け、

葬儀社はどんどん淘汰されていくでしょう。

 

今後、倒産する葬儀社や

破綻する互助会も出てくると思われます。

 

地方の小さな葬儀社から

都市部の大手の葬儀社、大手の互助会まで

危機感を感じていない葬儀社は一つもないはずです。

葬儀屋に副業は可能?

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あなたが勤務する葬儀社は副業が可能ですか?

聞いたところによると、

JAが運営している葬儀社は副業が可能だそうです。

 

私が以前勤務していた葬儀社は

就業規則で副業は許されていません。

 

いまだに、副業を許さないなんて遅れていると思いますが

こういう葬儀社は多いはずです。

 

しかし…

終身雇用、年功序列の賃金体系が保障されていた時代は

もう終わります。

 

葬儀社だって、社員を守れなくなりますから

副業を推進するようになるでしょうし

正社員を減らし、委託社員を増やしていくでしょう。

 

実際、葬儀の現場は

正社員より、派遣や委託、バイトが圧倒的に多いですよね?

 

これからは、会社に頼らず

個人が稼げるスキルを身につけ

多様な働き方をする時代がやってきます。

 

遠くはない、その日の為に

自分に何が出来るのかを考え

スキルを高めておくことが必要だと思いませんか?

 

就業規則の確認

まずは、就業規則を確認してください。

就業規則で禁止されているのに、副業が発覚すると

処分を受ける可能性があるので注意が必要です。

 

もし、副業が禁止されていても可能性はまだ残されています。

 

最近は、副業解禁の動きが活発化しているので

会社に交渉してみる価値はあります。

 

副業を可能にするための交渉

副業を可能にする為の交渉を

有利に運ぶための条件として。。

  • 会社の不利益にならない副業
  • 会社の利益に繋がる副業

この2つでアピールする必要があります。

 

会社の不利益にならない副業であれば

許されるケースは多いようです。

会社の利益に繋がる副業とは?

葬儀社は会員の獲得や

売り上げの上昇、葬儀依頼の増加を望んでいます。

 

これに繋がる副業なら許される可能性が高くなりますよね?

 

 

 

更に、人材の確保は葬儀社の大きな課題の一つ。

年中、人手不足で悩んでいるのですから…

 

あなたの副業で人手を確保できるなら

会社は許してくれそうな気がしませんか?

 

実際に、副業で稼ぎながら

社会貢献、葬儀業界をアピールしている方がいますよ!

 

ご存じですか?

 

「考える葬儀屋さん」赤城啓昭さんです。

 

赤城啓昭さんは「考える葬儀屋さんのブログ」の運営者です。

某大手葬儀社に20年間勤務しながら

このブログを運営し、1ヶ月最大45万PVを記録。

 

「子供に迷惑をかけないお葬式の教科書」という本まで出版しています。

 

子供に迷惑をかけないお葬式の教科書 (扶桑社新書)
 

 

副業で安定した収入を得られていると推測します。

 

勤務している葬儀社にとっても

いい宣伝になりますし、貢献しているのでは?

 

もし、ご存じなければ

一度、ブログを読んでみてください。

 

後悔しない葬儀をしたいと思っている

一般の方向けの記事もありますが

葬儀仲介業者や、マナー講師の問題など

葬儀屋向けの記事も多く、凄く勉強になりますよ!

 

kangaerusougiyasan.com

 

葬儀屋におススメの副業

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私がおススメする葬儀屋の副業を3つ

あげてみます。

 

これは、あくまでも私が個人的におススメする副業です。

 

会社に副業を認めて貰うなら

休みや空いた時間を活用して在宅で出来る仕事

基本だと思います。

 

とくに、葬儀屋はハードな仕事なので

休みの日に違う仕事を掛け持ちなんてしていたら

身体を壊してしまいそうです。

 

在宅で空いた時間を活かせる副業に絞って紹介します。

 

それぞれに特技や、好きなことは違うので

趣味特技を活かした副業を考えてみるといいかもしれません。

 

  • ブログアフィリエイト
  • クラウドソーシング
  • YouTuber

ブログアフィリエイト

 

ブログ飯 個性を収入に変える生き方

ブログ飯 個性を収入に変える生き方

  • 作者:染谷 昌利
  • 発売日: 2013/06/21
  • メディア: Kindle版
 

 

ブログアフィリエイト

まさに「考える葬儀屋さん」です。

 

ブログを立ち上げ、自分の得意なことを情報発信して

収入を得るというものです。

 

葬儀に関することでもいいでしょうし

何か趣味があるなら、好きな分野で挑戦するのもありだと思います。

 

葬儀屋さんなら、お分かりだと思いますが

最近、年配の方でも葬儀についての知識が少ないですよね?

 

昔は、年配者の中に必ず一人くらいは

葬儀に詳しい人がいて

遺族にアドバイスしたものですが…

 

葬儀の知識がなくて、ネットで情報を調べたり

困っている人はめちゃくちゃ多いんですよ!

 

そういう方に、情報を提供してあげるのも

葬儀屋の大事な仕事ではないでしょうか?

 

クラウドソーシング

 

クラウドソーシングオンラインで完結するので

交通の便など、まわりの環境に左右されず

自分の得意分野を活かして仕事が受けられます。

 

初心者でも出来る簡単なライティング

アンケート、翻訳をはじめ

プロフェッショナルな技術を求められる

Webアプリの開発など専門的な仕事もあります。

 

ココナラでは、悩み相談

愚痴話しを聞くだけという仕事もあります。

 

葬儀屋さんは、遺族の話しを聞くプロですよね!

相談に乗ったり、話しを聞くのは得意じゃありませんか?

YouTuber

 

フツーの人がYouTube登録者数1万人を突破する秘訣

フツーの人がYouTube登録者数1万人を突破する秘訣

 

 

動画を投稿し、その再生回数に応じて広告収入を得るYouTuber

 

 

顔出しするのは…と思っていませんか?

YouTubeは顔出ししなくても大丈夫ですよ!

 

葬儀屋YouTuberもいますよね~

 

葬儀の専門家で

「葬儀葬式ch有限会社佐藤葬祭」を開設している佐藤信顕さん。

 

葬儀に関するさまざまな情報発信を行っていて

チャンネル登録者数9万人を超えています。

 

佐藤さんは、昭和5年創業の葬儀社・佐藤葬祭の3代目社長です。

 

佐藤さんの場合は

社長さんなので、顔出ししていますし

その方が会社にとっても有利だし、宣伝にもなっているそうです。

 

www.youtube.com

 

顔出しはしなくても

お葬式に関する情報を発信することは出来ます。

 

自分の趣味に関する情報の発信でもいいのでは?

 

最近は、お坊さんのYouTuber

悩み相談も流行っていますから

お坊さんと組むという手もありじゃないですか?

 

www.youtube.com

 

在宅でできる副業のメリット

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在宅で出来る副業メリット

  • 自分の特技や趣味を活かせる
  • 隙間時間を活かせる

この2つは大きいと思います。

 

パソコンでの作業が得意だったり

動画の編集が得意だったり…

 

得意なことや、好きなことなら

時間を忘れて取り組めませんか?

 

お休みをダラダラと過ごすより

自分の得意なことをしながら、副業で稼げたら

こんなにラッキーなことはないですよね~

 

もし、何かを作ることが得意なら

ハンドメイドの作品をネットで販売することも可能!

 

ネットさえあれば、いろいろな稼ぎ方ができます。

 

在宅で出来る副業のデメリット

  • 一人でコツコツと作業する
  • 収入が安定しない
  • 副業詐欺もある

ネットで副業に挑戦したいと思っても

心配なことは多いですよね!

 

もちろん、在宅で出来る副業には

デメリットもあります。

 

一人で、コツコツ作業していると

これで本当に稼げるようになるのか…と心配になったり

 

稼げるようになっても安定しなかったり…

 

稼ぐ方法を調べていて

詐欺まがいの悪徳商法に引っかかたり…

 

何でも最初はそうですが

始めてすぐに収入を得るのは難しいです。

 

初期投資が必要な場合もあります。

 

こつこつ学びながら、知識技術を習得し

少しづつ収入を増やすことを考えてください。

 

副業詐欺は多いので気をつけてくださいね!

 

 

副業の探し方

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  • 初めから大きく稼ごうと思わない
  • 市場調査

最初は大きく稼ごうとしない

初めから大きく稼ごうとすると

高い確率で副業詐欺にあいます。

 

副業だって仕事ですから

簡単にすぐに稼げる仕事なんて存在しないんです。

 

もし、本当にそんな仕事があれば

私なら、誰にも紹介しませんよ~!

 

一人でこっそり稼ぎます。。笑

市場調査

市場調査は大事ですよね!

 

副業には、どんな仕事があるのか

今、どんな仕事が求められているのか

じっくり調べてみる。

 

ひと昔前には想像もつかなかったことが

お金になる時代です。

 

固定観念にとらわれず

常に情報収集を行い、網を張る!

 

その感覚を養っておけば

自分にあう副業が必ず見つかるはず!

副業で成功するコツ

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  • 初期投資とリスクは小さく
  • やってみる
  • 継続する

初期投資とリスクは小さく

くれぐれも、初期投資が少なく

リスクも少ない副業を選んでください。

 

クラウドソーシングで

始めは仕事をうけおい、お金を収入を得ながら

ブログの作り方や記事の書き方を学ぶ。

 

その後、自分のブログを立ち上げるという方法もあります。

 

やってみる

調べてみて、これだと思ったら

とりあえず、やってみる!

 

動かなければ、何も始まりません。

 

会社の愚痴ばっかり言ってても

収入は増えません。

 

やってみて、失敗したら

その失敗を次につなげることが大事だと思います。

 

死ぬこと以外は、かすり傷です!

 

継続する

継続することも大事です。

 

とくにブログなどは、すぐに結果は出ません。

 

結果が出なくて、すぐに諦めてしまう人が多いのですが

諦めずにコツコツ継続していると

少しづつ成果が出てきますよ!

 

まとめ

葬儀屋が副業で稼ぐには

いくつかのハードルがありますが

 

休みや隙間時間を使った

在宅で出来る副業が最適だと思います。

 

自分のスキルや趣味や特技を活かして

ネットで始められる副業は

忙しくてハードな葬儀屋さんにおススメ!

 

自分のライフスタイルに合わせて

会社に依存せず稼ぐ方法を見つけてみてはどうでしょうか?

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コロナ禍の副業に葬儀屋がお勧めな理由!独立・開業もできる?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

コロナ禍で仕事が激減し

生活に困っている人が多いと聞きます。

 

この不況の中でも、依然としてなくならないのが

葬儀社の求人です。

 

今回は、コロナ禍副業を考えている方のために

葬儀屋がお勧めな理由

葬儀屋の仕事を覚えたら独立、開業が可能なのか?

まとめています。

 

コロナ禍の副業に葬儀屋がお勧めな理由!

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  1. 時給が高い
  2. 短時間
  3. 仕事内容が多種

時給が高い

都内でも軽作業やカフェのバイトで

時給は¥1,100~という求人が多いなかで

 

葬儀関係のバイトの時給¥1,300~という所が多く

互助会の会員募集や、営業に関わる仕事なら¥1,500~

 

事務やデータ入力といった仕事は若干低くなりますが

葬儀関係というだけで

ご遺体に接する仕事ではないものも多くあります。

 

昔から、葬儀業界は不況に強いと言われていますが

実際、コロナ禍でも葬儀は行われていますし

葬儀社の求人も減っている気配はありません。

短時間

葬儀の副業やバイトは、短時間のものが多いのが特徴です。

 

人がいつ亡くなるかは、予測が不可能なので

葬儀屋は基本的に365日24時間体制です。

 

さらに、葬儀は真夏や冬場に集中しやすい傾向があり

暇な時期と繁忙期の差が激しいので

葬儀社は、最小限の社員を確保し

その他の業務は外注を使うことで、人件費を抑えています。

 

葬儀は突発的に発生し

通夜、葬儀と慌ただしく進みますから

人手が必要になるのは、通夜が行われる時間帯

葬儀が行われる時間帯に集中します。

 

式の準備や、設営、進行、参列者の案内など

式が始まる前の1時間と、式に必要な1時間

式が終了した後の片付け、撤収作業などに1時間。

 

通夜も葬儀も、ほぼ3時間で業務が終了します。

 

 短時間の補佐的な業務が多い理由のは、このためです。 

仕事の内容が多種

コロナ禍での葬儀屋の求人ですが

東京都で調べただけでも250件

 

求人ボックス公式サイトを見る

 

職種は

  • 葬祭イベント告知及び案内スタッフ
  • 葬祭アドバイザー
  • 式場設営
  • 写真撮影
  • 葬儀社や生花店での手伝い、補助業務
  • 一般事務
  • 営業サポート
  • セレモニースタッフ
  • 葬儀アシスタント
  • 葬儀スタッフ
  • 葬儀司会
  • 葬儀後のアフターフォロー
  • コールセンタースタッフ
  • 葬儀用ギフト受け渡しスタッフ
  • ポスティングスタッフ
  • アンケートスタッフ
  • 夜間当直スタッフ
  • ケータリング調理
  • 寝台車ドライバー
  • 搬送サポート
  • 駐車場誘導スタッフ
  • 終活相談サポート
  • イベントサポート

 

副業ダブルワークOKのバイトや委託業務だけでも

これだけの求人があります。

 

ちょっと変わったところでは

  • 寺務・・・お寺での来客対応、受付、事務、
  • 霊園の案内スタッフ
  • お寺の紹介、取次業務

などもありました。

 

葬祭イベント案内スタッフや、葬祭アドバイザーは

互助会などの会員募集なので、営業に近い仕事です。

 

力仕事が得意なら、会場の設営。

 

お花を扱うことが好きな方なら

祭壇や生花スタンドのアレンジ。

 

飲食業の経験があるなら、ケータリング。

接客業の経験があるなら、式場での案内・誘導。

 

運転や警備関係、夜間の当直など

これだけの多くの仕事があるのですから

何か一つくらい、自分の得意なことが見つかりそうです。

独立・開業もできる?

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葬儀関係の仕事をしていると

葬儀に関する知識も増えていきます。

 

正社員の求人もかなり多いので

副業から、ステップアップして

葬儀社の正社員として働くことことも可能です。

 

葬儀の現場で経験者は貴重なので

少しでも経験があれば、採用に有利なのは間違いありません。

 

葬儀社で数年、経験を積み

独立・開業は可能なのでしょうか?

 

実は、私の同僚のなかにも

自分で葬儀社を立ち上げたいと思っていた人が複数いました。

 

しかし、現実問題として

葬儀社を個人で立ち上げ開業するには

かなりの資本金が必要だったので、諦めることが多かったのです。

 

ところが、最近は小さなお葬式、

あまりお金を掛けないお葬式が主流になりつつあります。

 

このせいで、葬儀社のフランチャイズ

少しづつ勢力を伸ばしてきているようです。

 

まだ、地方では厳しいと思っていますが

都内では、独立・開業を目指す方に

格安でノウハウを指導し、サポートする

コンサルティング会社が存在します。

 

寝台葬儀コールセンターは葬儀の下請けや

搬送業務を行っている会社です。

 

市民・区民 格安葬儀 | 寝台葬儀コールセンター 寝台車や人材の派遣!葬儀の手配やご質問、なんでもご相談ください。

 

都内に限らず、地方でも

葬儀社のフランチャイズは市場規模を拡大しているようです。

 

株式会社ティアは名古屋市に本社を置き

東海エリアを中心に葬儀会館を展開している東証一部上場の葬儀社です。

 

2004年から葬祭フランチャイズ事業を開始しています。

優良葬儀社ランキングでは第二位を獲得。

 

年間、約10,000件以上の葬儀実績があり

積立金や年会費扶養の会員制度「ティアの会」は

会員数23万人をこえています。

 

東海を中心に、関東や関西にも拡大中の葬儀社です。

 

株式会社ティア FC事業本部

 

株式会社FUNEは愛知県豊田市に本社を置く葬儀社です。

 

愛知県を中心に10会館を運営し

平成23年の週刊ダイヤモンド「お葬式 納得度ランキング」

日本一を獲得しています。

 

創業35年、年間600件の葬儀施行実績を持つ。

 

FC(フランチャイズ)加盟オーナー募集 - 葬儀のFUNE(フューネ) 愛知県豊田市

 

栃木県宇都宮市に本社を構える

市民葬祭ホールディングス株式会社のフランチャイズ

全国市民葬祭は、現在28店舗を展開しています。

 

「直葬8万8000円からの葬儀」を確立。

 

栃木・宇都宮市を中心に年間250件

来た関東エリアでは年間2000件を超える葬儀施行実績を持つ。

 

全国市民葬祭は特許取得のAR自動発注システムで

社員を抱えず家族主導の葬儀を行うことで

担当1人、スタッフ1人制を実行。

 

固定経費を削減し、コストカットを徹底し

大手葬儀社がやりたがらない低料金の火葬式を行うのが特徴。

 

全国市民葬祭FC加盟で葬儀業開業! | 家族葬と暮らしアプリ全国市民葬祭FC加盟で葬儀業開業!

 

平安レイサービス

旧コンビニ店舗など50坪程度の居ぬき物件を改装し

コンパクトな葬儀スタイルを実現しています。

 

1日1家族限定貸切で

コストパフォーマンスに優れた家族葬中心なので

従来の葬儀社設立に比べ、先行投資を抑えることができ

土地150坪、建坪50坪前後で開業が可能です。

 

フランチャイズ募集 | 平安レイサービス株式会社

 

独立、開業に活かせそうな

葬儀社のフランチャイズをまとめましたが

実は、この他にもフランチャイズ展開している葬儀社があります。

 

ちなみに、もし私がフランチャイズで葬儀社を開業するなら

全国市民葬祭に加盟すると思います。

 

スタッフは自分の他に一人だけ。

もしもの場合は派遣を使えば、コストは限りなく抑えられます。

 

葬儀会館は、平安レイサービスを見習って

コンビニの居ぬき店舗がベストですね!

 

ただし、葬儀会館を持つのはリスクがあるので

はじめは、貸し斎場や寺、自宅、

自治体が運営している火葬場に併設の式場などを使用します。

 

東京都内には利用者制限も、葬儀社指定もない

民間の貸し斎場が沢山ありますし

千葉県や神奈川県などにも存在します。

 

まずは、既存の斎場を利用して

葬儀社を開業する手もありますね!

 

葬儀業界での経験があれば

フランチャイズに加盟しなくても

独立、開業は可能ではないでしょうか?

 

今回は、コロナ禍の副業に葬儀社がお勧めな理由と

葬儀屋として、独立・開業するための

フランチャイズをまとめてご紹介しました。

 

不況に強く、今後の展開次第では

夢が大きく膨らむ葬儀業界に

興味を持って貰えると嬉しいです。

 

最後までご覧頂きありがとうございました。

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納棺師の感染症のリスクは?コロナで亡くなった場合の処置は?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

新型コロナの感染拡大が止まりません。

全国で1日に100人もの方が亡くなっている現実。

 

東京都だけではなく、

地方でもコロナウイルスが原因で亡くなる方が増えています。

 

 今回は、葬儀に関する仕事のなかでも

圧倒的にご遺体と接する時間が長い納棺師さんの

感染のリスクについてまとめます。

 

納棺師の感染症のリスクと

対策はどのように行われているのでしょうか?

 

コロナで亡くなった場合、

納棺師は遺体の処置に関わるのでしょうか?

 

第一波の時とは違い、

遺体の処置の方法も明確になってきましたので

今後、葬儀に関する仕事に従事したいと思っている方の

参考になればと思います。

納棺師の感染症のリスクは?

 

 

納棺師の感染のリスクは高いと思ってください。

 

日本の、とくに葬祭関係の職場では

残念ながら、感染症に対する認識が甘かったようです。

 

葬儀関係者は、感染症について

法的に、何の規制もなければ保護もありません。

 

葬儀屋はもちろん、納棺師も

ご遺体に素手で触れることが多かったのが現実です。

 

感染症の知識はあっても

感染症の危険に晒された経験がなかったので

日常の業務に追われて、

感染症対策を怠っていた葬儀社がほとんどのようです。

 

私も、ご遺体に触れる時に

手袋をした経験はありませんでした。

 

日々の業務の中で、怖いという意識は無くなっていた

というのが、正直なところです。

 

それどころか

葬儀社や、納棺専門業者によっては

手袋をしないことが一つの「売り」のになっていた面もあります。

 

納棺の際、手袋をしているのを見ると

遺族が不愉快な思いをするというのが理由です。

 

感染症対策の観点からみると

手袋を使用するのは、ごく当たり前のことなのですが…

 

「汚いものを触るような扱いをされた」と感じる遺族もいるようです。

 

これが原因で、クレームが発生することもあるので

感染症対策の基本である手袋の着用を徹底していない会社も

多く存在するということです。

 

一般的に感染症の怖さが認識されていないので

遺族も「遺体の処置を素手で行う納棺師の姿」に感動するわけです。

 

「生きている時と同じように扱って貰った。」

「綺麗にして貰って、ありがとうございます。」

 

昔ながらの感覚で

ご遺体に素手で触れることを

葬儀屋の美学とする風潮があったことも事実です。

 

もし、自分でも気が付かないうちに

手に小さな傷があったとしたら…

そこから感染しても不思議ではないのです。

 

手袋をすることに違和感を感じる遺族がいるなら

感染のリスクを説明するより

手袋を着用する理由を

用意しておいた方がいいのではないでしょうか?

 

例えば…

 

「煩悩のかたまりである現世の私たちが

故人様に触れることは、失礼ですので…」

 

「手に怪我をしているので…」などはどうでしょう?

 

東日本大震災の際に

国立感染症研究所から提供された情報を参考として挙げておきます。

 

遺体 明日への十日間

 

ご遺体を扱う人のリスク

血液や排泄物に触れることは、わずかですがリスクが生じると記載されています。

B型、C型肝炎やHIV、結核などがその対象です。

 

ご遺体を扱う際の基本的な安全対策措置

  • 水分を通さない手袋の着用(使い捨て)
  • ご遺体を扱った後は石鹸と流水で手を洗う
  • ご遺体を扱っている時に、自分や他の人の顔や口に触れない
  • 使用した機材は洗浄する

 

※マスクは感染防止の意味では必要ない。

 

感染症とワクチンについて専門家の父に聞いてみた (コミックエッセイ)

おそらく、東日本大震災など

大きな災害が発生した際には

ご遺体の扱い方についても

注意喚起が行われていたのだと思いますが

 

災害の影響を受けていない地域では

感染症に対する認識は低かったと思われます。

 

今後は、葬儀社も納棺専門業者も

感染症のリスクについて認識し、対策を徹底すると思いますが…

 

あなたが、納棺師になりたいと思っているなら

感染症のリスクをきちんと理解し

普段から、対策をしっかりと行っている会社を選びましょう!

 

社員を感染症から守るという意識が高い企業は

社員を大事にしているということです。

 

葬儀社にしろ、湯灌、納棺の専門業者にしろ

社員を大事にしている企業なら、まず間違いないと思います。

コロナで亡くなった方の遺体の処置

 

まず、コロナで亡くなった方のご遺体から

感染するリスクですが…

 

国の指針によると

「遺体を納体袋で密封すれば、遺族の搬送も可能」としいています。

 

医師や保健所も

「遺体は呼吸をしない為、飛沫感染のリスクは極めて低い」

としています。

 

ご遺体は二重にした納体袋に納められ、表面を消毒します。

 

ここまでは、ほとんどが医療機関で行われます。

 

その後、棺に納められますが

棺に納めるところまで、医療機関が行うケースと

棺に納めるのは、葬儀社の社員が行うケースがあります。

 

棺に納められたご遺体は、

そのまま火葬場に向かうケースが多いようです。

 

葬儀社が納棺を行う際も、防護服や手袋、マスクの着用など

徹底した感染対策が行われています。

 

デュポン タイベック防護服 XL TV3

 

また、霊柩車の運転手への感染リスクを考慮して

運転席と棺を乗せるスペースが分かれている構造の霊柩車を

コロナ専用として使用している葬儀社が多いようです。

 

厚労省は全国の自治体へ

新型コロナウイルス感染症で死亡した人の遺体を引き渡す際には

感染していたことを伝達するように通知しています。

 

コロナで亡くなった場合には

病院側から葬儀社へ死因が告知されますので

感染のリスクは、ほぼないと言っていいと思います。

 

心配なのは、他の死因で亡くなった場合

その方がコロナウイルスに感染していないか…

ということです。

 

病院でのクラスターも

無症状の感染者が原因と言われています。

 

すべてのご遺体にPCR検査を行うことは

不可能なようですし…

 

実際に「肺炎」と診断されたご遺体でも

のちに、PCR検査で陽性と分かったケースもあったようです。

 

コロナは飛沫感染なので

ご遺体からリスクは低いと思われますが

ご遺体に触れる際には、感染の可能性も頭に入れて

必ず手袋を着用するのが大原則です。

 

納棺師や湯灌師が

コロナで亡くなったご遺体の処置を行うことは

まずないと思いますが

 

ここで、私が気になったのが…

ご遺体の腐敗防止処置を行うエンバーマーと呼ばれる職業の方です。

 

エンバーマーは、納棺師の仕事にとても良く似ているので

納棺師を目指す人の中には

どちらの仕事に就くべきか、迷っている方も多いようです。

 

エンバーマーは

遺体の長期保存を可能にする技術「エンバーミング」を行う方のことです。

 

日本では、まだ聞きなれない言葉ですが

ご遺体に防腐、殺菌、修復などを行うことで

50日間も遺体を衛生的に保全することができます。

 

エンバーミングは特殊な機械を使って

体内の血液を、防腐効果のある薬液に入れ替えるのですが

 

この技術を使えば、

コロナで亡くなった方も

最後のお別れが可能になるのでは?

と思ったわけです。

 

しかし、IFSA(日本遺体衛生保全協会)は

新型コロナウイルスで亡くなったご遺体についての対応は

実施不可を推奨していました。

 

現在のところ、エンバーマーが

コロナウイルス感染症の遺体の処置を行うことはないということです。

 

今後、新型コロナウイルス感染症についての研究がもっと進み

解明されれば、対策を行ったうえで

納棺師やエンバーマーもご遺体の処置に携わるようになるかもしれません。

 

大阪市立十三市民病院がつくった 新型コロナウイルス感染症もっと対応BOOK

感染症のリスクについては

これまで、日本の葬儀関係者は認識が甘く

対策を怠っていた現実があります。

 

新型コロナの感染拡大で

全国的に感染症対策の意識が高まったことは

葬儀関連の仕事に携わる方にとっては良かったのではないかと

受け止めています。

 

今後も、新しい感染症が出てくることが

予想されますから

「正しい情報や、正しい知識を吸収して正しく恐れる」

ことが大事だと感じます。

 

今回は、

納棺師の感染症のリスクや

コロナで亡くなったご遺体の処置は

納棺師が行うのか?

についてまとめました。

 

もし、あなたが納棺師になりたいと思っているとしたら

感染のリスクを知ったうえで

十分に対策を行い、業務に当たられることを望みます。

 

やりがいのある、素晴らしい仕事ですよ!

 

最後までご覧頂きありがとうございました。

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納棺師の平均年収は?残業やボーナスはある?勤務形態を徹底調査!

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

今回は、

納棺師のお給料と勤務形態についてまとめます。

 

一般的に、給料が高いと思われている納棺師。

 

人が好んで就く職種ではないですし

ご遺体を扱う特殊な職業なので

給料は高くて当然のような気もしますが…

 

本当にそうなのでしょうか?

 

ボーナスや残業、休みや手当てなどは

どうなっているのでしょう?

 

徹底的に調べてみました!

納棺師の平均年収は?

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まず、初めに

納棺師と湯灌師(ゆかんし)の違いを理解しておいてください。

 

その名前のとおり

納棺師はご遺体を棺に納める職業。

 

故人さまの身支度を整え

髭剃りやお化粧をして、ご遺体を棺に納めます。

 

湯灌(ゆかん)とは?

ご遺体を入浴させて洗い清めることをいいます。

 

湯灌によって現世の煩悩を洗い流し

故人さまが無事に成仏し来世に導かれるよう

旅立ちの儀式の一つとして、古くから行われてきました。

 

加えて、衛生面でも意味合いもあります。

人の身体は、亡くなると同時に腐敗が始まります。

ご遺体から、体液が流れ出したり

出血したり、皮膚が変色することもあります。

 

鼻や口に綿を詰め、体液が流れ出ないようにしたり

身体の傷が分からないように隠したり

旅立ちの衣装に着せ替えたりという処置も行います。

 

一般的に、病院でも

エンゼルケアと呼ばれる処置を施して貰えるのですが

それだけでは、どうしても足りない部分を湯灌師が補っているのです。

 

単なるしきたりというだけでなく

闘病生活で長くお風呂に入れなかった方や

お風呂が好きだった方に最後に入浴させてあげたいという

ご遺族の想いをかなえるものでもあります。

 

名前の通りなら

亡くなった方をお風呂に入れる職業が湯灌師なのですが

湯灌を行って、それで終わりではなく

綺麗に身支度を整え、お化粧や髭剃りをして

故人様をお棺に納めるのが、湯灌師さんの仕事です。

 

湯灌と一口に言っても

大きく二通りのほうほうがあり

浅い湯舟(浴槽)を準備して

シャワーのお湯でご遺体を洗い清めるケースと

お湯は使用せず、アルコールで拭くケースがあります。

 

お分かりだと思いますが

湯灌師と納棺師の仕事は、ほぼ同じなのです。

 

納棺師=湯灌師と理解してください。

 

納棺師の月給は20~25万円が相場です。

年収にすると300~400万円。

 

初任給は、15~18万円。

始めの3ヶ月ほどは、研修期間なので

若干、低めだと思います。

 

高いと思いますか?

 

サラリーマンの平均年収よりも低めですよね!

 

こんなに大変な仕事ですから

もっと貰って当然だと思うのですが…

ご遺体を扱うのは、身分の低い人の仕事とされていた時代があり

その流れが影響していると考えられます。

 

また、女性の納棺師が多いことも原因ではないかと思います。

 

男性の納棺師もいらっしゃいますが

亡くなったのが女性の場合、

やはり、男性に全身を見られるのは嫌ですよね?

 

ご遺族の気持ちにも配慮して

男性の納棺師は力仕事を手伝い

湯灌は女性が行うという役割分担が行われているようです。

 

どうしても女性の需要が高いので

求人募集の際には、性別は記載されていませんが

女性の方が採用されやすいのが現状です。

納棺師の勤務形態

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納棺師の勤務形態については

葬儀社勤務の場合と、納棺専門業者勤務の場合で違いがありますが

勤務時間は、9時~17時くらい。

 

二人、もしくは三人で一つのチームを作り

1日数件づつご遺体の処置を担当します。

 

通常、ほぼ残業はないのですが

ご遺体から体液が流れ出てきて

急遽、処置の手直しなどが入る場合もあります。

 

突発的な対処以外は、ほとんど残業はないと考えて良さそうです。

 

状態の悪いご遺体を担当した時には

納棺師さんも気になるようで

早朝、ご遺体の確認に来られる方もいらっしゃいます。

 

やはり、納棺師という仕事をされる方は

責任感の強い方が多いと感じます。

休み

納棺師も、葬儀屋と同じく365日体制です。

シフトを組んで仕事にあたります。

 

正月、お盆など長期休暇はまず取れませんし

休みは不定期になります。

 

大手の専門業者は、

月8日の休みと有給休暇も取れるようですが…

 

亡くなる方が増える冬場は、

葬儀屋と同じく、納棺師も忙しくなります。

 

1日に担当するご遺体の数が増えてしまい

休み時間が取れないなど、現場での苦労も多いようです。

 

誰がいつ亡くなるかは、誰にも分かりません。

 

予測できないことに、対応しなければいけないのが

葬儀関係の仕事です。

 

納棺師にしろ、湯灌師にしろ葬儀屋にしろ

人の死に関わる仕事に就くなら

一般のサラリーマンと同じような長期休暇は取れないと

覚悟しておくべきです。

ボーナス

全国展開している大手の専門業者なら

ボーナスは年2回、正社員での雇用ですから

条件としては悪くないと思います。

 

葬儀社勤務の場合は

葬祭ディレクターと同じような福利厚生を望めますが

納棺だけを担当しているケースは少ないのではないでしょうか?

 

葬儀社に勤務していれば

納棺も、司会も、葬祭ディレクターも

葬儀に関する仕事は一通り出来ることが求められます。

 

正社員ではなく、

非正規の雇用やパートなどで働く場合は

ボーナスはないと思っていた方が良さそうです。

残業・手当て

大手の専門業者は

時間外手当や、通勤手当がつくようです。

 

年1回の昇給はありますが

ご遺体の処置、一体でいくらという手当がつくわけではなく

忙しくても、暇でも給料にあまり差はないと考えた方が良さそうです。

 

長期的に考えると

資格を取得するわけでもなく

役職手当などが付くこともないので

大きく収入がアップする可能性は低いと思われます。

 

ステップアップを目指すなら

納棺師に拘らず、葬祭ディレクターとして

葬儀全体に関わることをお勧めします。

 

ただし、納棺師の求人は都内、地方関係なく常に募集があるので

仕事に困ることはないでしょう。

 

介護職の経験がある方や、看護師の資格がある方は

就職に有利です。

 

今回は、納棺師の平均年収や勤務形態について

まとめました。

 

納棺師は、一般的に思われているような

高い年収は期待できません。

 

ただし、学歴や経験は不問の場合が多く

未経験でも転職しやすい職種であることは間違いありません。

 

全国的に展開している

大手の専門業者なら、福利厚生もしっかりしていますが

地方の小さな専門業者の場合、将来性に不安が残ります。

 

葬儀社に就職して、納棺師として働くなら

納棺や湯灌の技術だけではなく

葬儀全体の仕事を経験し

ステップアップしていくと

年収もアップすると思われます。

 

ただし、納棺師の時には、ほぼなかった残業も

葬祭ディレクターになると、日常的にありますし

夜勤もあるということは、覚えておいてくださいね!

 

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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納棺師(おくりびと)の仕事内容は?資格は必要?専門学校の費用は?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

今回は、葬儀に関連する仕事のひとつ

納棺師についてまとめます。

 

映画「おくりびと」の影響で

納棺師になりたいという人が増えているとのこと。

 

納棺師の仕事内容や

納棺師になるにはどうしたらいいのか…

資格が必要なのか?

専門学校で資格を取得する為にかかる費用などを

まとめています。

納棺師の仕事内容は?

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まず、納棺師の仕事について

きちんと理解しておいてください。

 

葬儀に関わる仕事は沢山ありますが

その中でも納棺師は、ご遺体に接する時間が最も長い職種です。

 

葬儀社によって違うので

納棺師の仕事が、どこからどこまでを指すのか

一概には言えません。

 

例として、私が以前勤めていた葬儀社のケースでお話しします。

 

私が勤務していた頃、納棺は担当者

つまり、葬祭ディレクターの仕事でした。

 

そこに湯灌師(ゆかんし)という、専門の業者さんが入ってきました。

 

当時、まだ湯灌(ゆかん)は一般的ではなかったのですが

長期間入院して、そのまま亡くなる方が多く

お風呂が好きだった故人さまを

最後にゆっくりとお風呂に入れてあげたい。

 

最後は綺麗にして旅立たせてあげたいという

ご遺族の要望を受けて

湯灌はオプションのサービスとして取り入れられました。

 

ですから、最初はかなり高額のオプションで

その金額に驚いたのを覚えています。

 

しかし湯灌業者さんの専門的な技術が素晴らしく

お客様の評判も好評で、湯灌は現在、一般的に行われるようになりました。

 

この湯灌(ゆかん)を行う方のことを、

一般的に「納棺師」と呼ぶことが多いです。

 

湯灌とは…

亡くなった方の身体を清め

洗髪やひげそり、お化粧を行い、身支度を整え

棺にご遺体を納めるというのが、納棺師さんの仕事です。

 

まだ、生きているのでは?と思わせるほど綺麗にして下さいます。

 

ただし、納棺師の仕事はこれだけではありません。

 

人の身体は、亡くなると腐敗が始まります。

腐敗が始まると、鼻や口、目や耳…

穴という穴から体液が漏れ始めるのです。

 

この腐敗が死臭の原因です。

 

この体液が漏れ出さないように

あらゆる穴に綿の詰め込むのも、納棺師さんの仕事です。

 

私もそばで、その様子を見たことがありますが

こんな大量の綿が入るの?と

ビックリするほどの綿を、口や鼻に詰め込んでいました。

 

また、事故や自死など

ご遺体の損傷が激しい場合には、ご遺体の修復も行います。

 

決して、映画で見たような綺麗な仕事ではありません。

 

実は、私も納棺師にはとても興味があり

転職を考えたこともあるのですが…

当時は、転職する勇気がありませんでした。

納棺師さんは、だいたい2人~3人でチームになり

一緒に仕事をします。

 

ご遺体を持ち上げたり、お着換えをしますから

一人では無理ですし、体力も必要です。

 

この納棺師(湯灌師)さんが、納棺まで行ってくれて

なおかつ、本当に綺麗な姿にしてくださるので

私たち、葬祭ディレクターの仕事は、かなり楽になったと言えます。

 

もちろん、葬儀費用の問題などで

このオプションを付けないご遺族もいるわけですから

 

そういう場合は、担当の葬祭ディレクター

ご遺体を棺に納め、ドライアイスを当てます。

 

葬祭ディレクターが納棺を行うケースもあるということです。

 

専門の業者に外注している葬儀社もあれば

自社でスタッフを教育している葬儀社もありますから

 

納棺師(湯灌師)になりたいのか?

葬儀屋(葬祭ディレクター)でもいいのか?

 

ここは、初めにしっかり考えて決めておくべきだと思いますよ!

納棺師(おくりびと)になるには資格は必要?

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納棺師に資格は必要ありません。

国家試験などもありませんし、

どこからどこまでが納棺師の仕事という決まりもないのです。

 

納棺師という資格はありませんが

納棺師になるなら、

運転免許だけは持っていたほうがいいと思います。

 

納棺師は基本的に、一人で仕事をすることはありませんが

仕事の依頼があれば、式場やご自宅に出向いて

作業を行います。

 

いろんな場所に移動することを考えれば

免許がないと、誰かに頼らないといけなくなり

仕事自体に影響が出てしまいます。

 

普通自動車の免許さえ持っておけば

葬儀屋と同じく、ほとんどの場合が学歴や年齢も不問。

 

未経験でも、全く問題ありません。

 

加えるなら…

都内、地方関係なく求人募集は常に多く出ています。

 

経験者であれば、どこに行っても仕事がある!

ということです。

専門学校の費用は?

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2013年に納棺士育成機関「おくりびとアカデミー」という、

納棺師の専門学校が設立されています。

 

この学校では、約半年間

所作や宗教、衣装、メイク、遺体処置など

納棺師になるための知識と技術を習得し

修了者には、アカデミー認定の資格が与えられるそうです。

 

納棺師になるための半年分の学費は

¥1,200,000です。

 

授業が行われるのは東京都中央区ですから

都内在住の方でないと、厳しいと思います。

 

おくりびとアカデミー | 納棺士になるための学校

 

ちなみに、タレントの壇蜜さんが取得したことで話題になった

エンバーマーという仕事も納棺師によく似ていますが

こちらは、より専門的な職種になります。

 

「エンバーミング」とは、ご遺体を長期保存するための処置のことを言います。

日本ではまだ、一般的ではありませんし、認知度も低いのですが

海外では一般的なご遺体の処置方法です。

 

エンバーミングは、特殊な機械を使い

動脈から防腐剤を注入し、静脈から血液を排出するという方法で

ご遺体の防腐作業を行います。

 

例えば、海外で亡くなった場合

ご遺体を日本に連れて帰るわけですが

かなりの時間が掛かってしまいます。

 

通常の処置では、腐敗が進んでしまうので

エンバーミングで処置を行うのが一般的になっています。

 

エンバーミングの資格も国家資格ではなく

IFSA認定の資格です。

 

「IFSA」とは一般社団法人 日本遺体衛生保全協会のことで

ご遺体からの感染防御や

日本でのエンバーミングの適切な実施と普及を目的として作られた団体です。

 

エンバーマーの人材育成が出来るのは

神奈川県平塚市にある「日本ヒューマンセレモニー専門学校」

現在、日本ではここだけだと思います。

 

この専門学校では、約2年

一般教養から、葬祭学、遺体衛生保全、解剖学や病理学などを学び

実習も行われます。

 

エンバーマーになるための学費は

2年分でおよそ¥2,000,000

 

 日本ヒューマンセレモニー専門学校: ホーム

 

納棺師の方が、費用も安く、期間も短いですが

これだけの自己投資をするなら

納棺師よりも、エンバーマーの方がお勧めです。

 

しかし問題なのは、火葬が一般的な日本で

エンバーミングの需要が、どれほど伸びるのか?ということです。

 

とくに、日本の葬儀業界は

今、価格競争に陥っています。

 

葬儀の規模は縮小化していて

葬儀にお金をかけていた20年前とは、変わってしまいました。

 

そんな状況の中で

15万~20万円もの費用が発生する

エンバーミングの需要が伸びると思いますか?

 

おまけに、エンバーミングの技術を習得して

葬儀社に就職したとしても

エンバーマーの平均月収は20~30万円だそうです。

 

費用対効果を考えると…

私なら専門学校には絶対に進学しません。

 

納棺師になる一番の近道

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納棺師になりたいなら、就職するのが一番の近道です!

 

高い学費を払わなくても

現場で、仕事をしながら覚えればいいのです。

 

納棺師になるには

  • 納棺(湯灌)の専門業者に就職する
  • 葬儀社に就職する

この、どちらかが最短ルートです。

 

私のお勧めは、納棺の専門業者。

 

葬儀社に就職した場合、納棺師を希望したとしても

他の部署に配属されることもありますし

納棺師だけをずっとやれる保証はありません。

 

研修制度も、専門の業者の方が整っています。

 

納棺師になりたいのであれば

専門の業者に就職し、

研修期間もしっかりお給料を貰いながら

経験を積むというのが、一番賢い選択だと思います。

 

もし、納棺師という仕事だけに固執せず

葬儀全般について学びたいのであれば、

 

葬儀社に就職し、現場で経験をしながら

その後の道を探るという方法もあります。

 

現場での経験以上に、強いものはありませんよ!

 

私も、以前は納棺師やエンバーマーという仕事に興味を持ち

どうやったらなれるのかと、情報を探していました。

 

しかし、すでに葬儀の仕事に就いていましたから

この仕事を辞めて、一から勉強することには不安を感じました。

 

近くに学校がなかったのも

踏み出せなかった大きな理由です。

 

もう少し若かったら、挑戦していたかもしれません。

 

もし、あなたが納棺師になりたいという夢を持っているなら

とても素晴らしい仕事なので

ぜひ、挑戦してみてください!

 

あなたの夢が叶いますように!

 

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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葬儀社の面接で必ず聞かれること!志望動機はこう書く!

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

コロナの影響をまともに受けているのが

学生さんだと思います。

 

企業から内定を取り消された学生さんもいれば

学校を休学したり、中退する方も増えていると聞きます。

 

厳しい状況の中でも、頑張っている若い方に

就職先としてお薦めなのが、葬儀業界です。

 

この状況で、サービス業や飲食関係

ホテル事業や、ブライダルなど

多くの業界が採用や求人を控えているのではないでしょうか?

 

コロナ景気とは言えませんが

葬儀業界は、いまだに人材不足で

多くの葬儀社が優秀な人材を求めています。

 

まだ、稼げる業界であることは確かです!

 

葬儀業界は、中途採用も多い職場なので

第二新卒や転職歴があっても、全く問題ありません。

 

それどころか、社会人としての経験は

就職に有利に働くこともあります。

 

かといって…

全く知らない葬儀業界への転職は不安な方も多いようなので

 

この記事では、葬儀社の面接でどんなことを聞かれるのか?

志望動機や、自己PRの書き方など

面接のコツについてまとめています。

葬儀社の面接で必ず聞かれること!

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  • 親や家族は、葬儀の仕事に就くことを反対していませんか?
  • ご遺体に触れることに抵抗はありませんか?
  • なぜ、葬儀屋になりたいと思ったのか?

 

この3つは必ず質問されると思って

答えを用意しておいてください!

親・家族の反対

葬儀社にとって、一番心配なのが

親や、家族の反対です。

 

葬儀の仕事は、いまだに偏見や差別の対象になることがあり

本人が、いくらやる気になっていても

家族の反対があると、入社辞退やすぐに辞めてしまう可能性が高くなります。

 

他の業界も同じですが

誰でも最初から一人前の仕事の仕事は出来ません。

 

数か月~数年かけて、少しづつ経験を重ね

やっと、一人前の仕事が出来るようになるわけです。

 

とくに葬儀の現場はちょっと特殊で、

普段使わない言葉が沢山あります。

 

基本的なお経が分かるようにならなければ

現場で仕事は任せて貰えませんし

 

地域によって、かなりの違いがあるのも

葬儀業界の特色だと思います。

 

例えば、同じ県内でも葬儀の流れは違いますし、

宗派やお寺でも違います。

 

最低限の仕事を覚えるだけでも

3ヶ月~半年。

 

一人前になるには、数年かかると思ってください。

 

この研修中に、辞められると

人件費の損失だけでなく、

現場が回らなくなるという危険もあります。

 

葬儀社側としては

出来る限りリスクを抑えたいので

長く働いてくれそうな人を求めているんです。

 

親や家族の反対があれば、無理だと思ってください。

 

もし反対されても…

説得した。

話し合って、納得して貰ったなどの経緯があれば

どうやって説得したのかなど、話し合いの過程を整理して

自分なりに話せるようにまとめておいてください。

 

その熱意はきっと、伝わると思います。

 

私の場合、家族の反対は全くありませんでした。

 

私自身が、葬儀という仕事をすることに迷っていたのですが…

家族に相談すると…

「葬儀って、なくなることはないし

将来のことを考えたら、いいんじゃない?」

と、逆に背中を押されました。

 

この家族の一言で、葬儀の仕事を始めたわけですが

全く後悔はないので、そういう運命だったんだと思います。

 

余談ですが…

 

人生には、どうしても逆らえない波みたいなものがあって

自分がやりたくないと思っていても

その方向に進むといい流れがきたり

 

逆に、凄く望んでいる道なのに

そっちに進もうとすると、上手くいかないということがあります。

 

感じたことがありませんか?

 

そういう時には、流れに逆らわず

とりあえず、波に乗ってみるのもいいかもしれません。

 

ご遺体への嫌悪感

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葬儀社が採用を行う際に心配なことが

ご遺体への嫌悪感です。

 

こればかりは、

努力や忍耐ではどうにもならないことが多いからです。

 

葬儀屋になるということは、ご遺体に触れるということ。

 

ご遺体に触れることに抵抗はないですか?

という質問は必ずあるはずです。

 

ただ、これ…

遺体に触れた経験がない人には、分かりませんよね?

 

身内を亡くした経験はあっても

葬儀の現場で会う遺体は、全く知らない人なのですから…

 

どんな感覚なんだろう…と悩む人もいるのでは?

 

これは、私の感覚ですが

身内を亡くした経験のある人で

そのご遺体に接した時、匂いが気になったとか

触るのに抵抗があった人は、葬儀屋には向かないと思います。

 

身内でも気になるのですから

ご遺体が全く知らない他人なら、耐えられないでしょう。

 

この質問に正解はありませんが、私ならこう答えます。

 

「さっきまで、生きていた方が

息をしていないというだけのことなので、問題ありません。」

なぜ、葬儀屋になろうと思ったのか?

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葬儀社に入社したいと思ったきっかけ、志望動機です。

 

この質問に関しては

多くのサイトで、身内を亡くした経験を上げるのがいいと

アドバイスしているようです。

 

確かに、身内や肉親を亡くして

その時、どんな感情を抱いたのか…

 

記憶にある人は、その時の経験を上げるのが

一番いいのではないでしょうか。

 

その場合は、

「担当してくれた葬儀屋さんが

とても親身になってくれて、哀しみが和らいだ。」

 

「哀しみを共有してくれて、気持ちが楽になった。」

 

「人の哀しみに寄り添いながら

テキパキと式を進めてくれる姿を見て、

素晴らしい仕事だと思った。」

 

反対のケースもありますよ!

 

「身内の葬儀の際、担当していた葬儀屋さんが

何のアドバイスもなく、淡々と仕事をしている姿をみて

とても悲しかった。

もっと、遺族気持ちに寄り添ってくれる葬儀屋さんはいないのかと

葬儀に興味を持つようになった。」

 

「身内が亡くなった時、家族みんな何も分からず

葬儀屋さんに言われるままだった。

とても、慌ただしく準備や、参列者の対応に追われ

慌ただしくて、悲しむ暇なく後悔したことがきっかけで

葬儀屋さんに興味を持つようになった。」

 

プラスのイメージから、葬儀屋になりたいと思ったのか

マイナスの面から、葬儀屋に興味を持ったのか…

 

どちらがいいとは、言えませんが

おそらく、面接ではプラスのイメージを上げる人が多いのでは?

 

みんなが、マニュアル通りの同じような答えになると

印象にも残らない気がしますし

いいイメージから入ると、現実の厳しさに対応できるか…

心配になってしまうので…

 

私なら、マイナスから興味を持ってくれた人に

期待したいと思ってしまいます。

 

では、身内を亡くした経験がない人の場合は?

 

若い方の中には、その経験がない方も多いでしょう。

 

そういう方は、

東日本大震災を上げては、どうでしょうか?

 

当時、自分は何をしていたのか…

どんな感情を持ったのか…

テレビでみた被災者のことでもいいと思います。

 

震災にショックを受け、葬儀に興味を持ち始めた。

これでも、志望動機になりそうです。

 

もっと、自分をアピールするなら

「震災がきっかけで葬儀に興味を持つようになり

葬儀に関係する映画を見たり、

本を読むうちに、葬儀屋になりたいと思うようになった。」

というのも、立派な志望動機だと思います。

 

ちなみに、葬儀屋を目指す人が読むべき本は「納棺夫日記」

これは、映画「おくりびと」の原作になった青木新門さんの著書です。

 

加えて、

島田裕巳さんの著書「葬式は、要らない」も読んでおきたい1冊です。

 

小林光恵さんの「死化粧~最後の看取り」という本もお勧めです。

 

映画「おくりびと」をみて

葬儀屋になりたいと思った方も多いようですが

私は「おくりびと」より

東日本大震災を描いた「遺体~明日への十日間」という映画を

お勧めします。

 

これを見たという人は少ないと思いますから

この映画の題名を出すだけで

あなたの本気度が伝わると思いますよ!

 

葬儀屋は憧れだけでは通用しない職場ですから

いいイメージを持ちすぎていると

挫折するのではないかと心配になります。

 

あなたの本気度を伝えるなら

厳しい職場であることは理解したうえで

それでも、やりたいという気持ちを訴えましょう。

 

では、上記した3つの質問以外で

どんな質問がありそうか…考えてみましょう!

 

葬儀社の面接で聞かれる質問

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  • お葬式は必要だと思いますか?
  • なぜ、お葬式は必要だと思いますか?
  • 葬儀で、最も大事なことは何だと思いますか?
  • 印象に残っている葬儀は?

このあたりの質問が想定できます!

もちろん、お葬式は必要だと思っていますよね?

 

なぜお葬式が必要なのでしょうか…

 

私は、お葬式には3つの意義があると思っています。

  • 社会的な意義
  • 遺族の心の整理
  • 故人の供養

どんな人にも、家族以外の繋がりがあり

家族以外も、故人の死を悼んでいるのです。

その方々に、故人の死を知らせることも大事な葬儀の役割です。

 

実際に、通夜・葬儀の場で

故人の知らない一面を知ったり

こんなに多くの方に慕われていたのかと

驚くご家族も多いんですよ

 

故人の供養は、もちろん大切な葬儀の役割ですが

故人よりも、残された側がその悲しみを受け止めて

どうやって哀しみから立ち直るのか…

 

そこが、一番大事だと思っています。

 

通夜・葬儀という過程のなかで

家族は故人の死を受けいれ、諦め、納得しようとします。

 

これが、葬儀の大きな役割ではないでしょうか? 

葬儀で最も大事なことは?

 そう質問されて、答えられる学生さんがいるのか。。

こんな難しい質問、きっと、葬儀屋さんでも

考え込んでしまうでしょう。

 

葬儀って大事なことがありすぎる気がします。

 

あえて、答えるなら

遺族がゆっくりと納得のいくお別れが出来ること・・・かな? 

印象に残っている葬儀

 これも、普段 葬儀について興味を持っていなければ

答えられない質問ですね!

 

私なら、樹木希林さんの葬儀と答えます。

 

喪主である娘さんの挨拶が

とにかく素晴らしかったと思います。

 

もし、この質問に答えられない時は

気になっている葬儀でもいいのでは?

 

例えば・・・

コロナウイルスで亡くなった志村けんさんの葬儀について。

 

火葬だけで、おそらく未だにお葬式は行われていないはずです。

葬儀社が求めている人材

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葬儀社が欲しい人材とはどんな人でしょうか?

葬儀社は、基本的に学歴は必要ありません。

 

葬儀屋はサービス業、接客業です。

そのうえ、ほとんどの場合

目上の方や、年配者と打ち合わせを行いますから

敬語をきちんと使えるかというのは、非常に大事だと思っています。

 

他にも

  • 体力
  • コミュニケーション能力
  • 社会人としてのマナー
  • 一般常識
  • 傾聴能力

 などが、求められます。

 

 自己アピールでは

辛い経験や、乗り越えてきたことをアピールしてください。

 

葬儀には、多くの人が関わっていて

それぞれの役割を果たすことで成り立っています。

 

決して、一人で出来るものではありません。

ですから、ミュニケーション能力も大事です。

 

もうひとつ、とても大事なのが傾聴

 

傾聴は葬儀屋の基本です。

 

自分の伝えたいことばかりを言うのではなく

相手の言っていることを、丁寧に聴き

共感し、思いを共有することで

信頼関係が生まれます。

 

人が亡くなるということは

家族にとって大変な事態が起こっているのです。

 

当然、普通の心理状態ではないので

いろんな感情が生まれます。

 

そこに入っていって、お金の話をする葬儀屋は

下手をすると攻撃目標になってしまう可能性もあるのです。

 

相手の話しをさえぎらず

最後までしっかり聴く「傾聴」という能力は

とても大事なので、

面接の時には最後まで、相手の話しをしっかり聞いてください。

 

もし、分からないこと、理解できないことがあれば

聞きなおすことも必要です。

 

面接の最後には、必ず

「何か質問はありませんか?」

と聞かれるはずです。

 

この時、何か質問するのとしないのでは

かなり評価が違ってくると思います。

 

必ず、何か質問を用意しておいてください。

 

例えば・・・

研修のマニュアルがあるのか?

経験を積めば、ディレクター試験を受けさせて貰えるのか?

一人前になるには、どれくらいかかるのか?

 

こういった質問だと

前向きで、意欲的な姿勢がアピールできますね!

 

出来れば…

葬儀屋の面接では、福利厚生の質問は控えたほうが無難だと思いますよ。

 

今回は、葬儀屋の面接で必ず聞かれることを中心に

志望動機の書き方、自己PRの方法などをまとめてみました。

 

あなたのお役に立てれば嬉しいです。

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葬儀屋に就職した女性が後悔したこと!辞める理由は?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

今回は、葬儀屋に勤務している女性の立場から

葬儀屋になって後悔したことや

辞める理由について、まとめました。

 

 

私が葬儀屋になった頃、

女性はほとんどいませんでした。

 

周りは、オジサンばっかり。

 

今はどうでしょう?

 

ハッキリ言って、半分は女性ですし

40代、50代の女性がバリバリ働いています。

 

今後も、葬儀の現場では女性の需要が高まるはず!

 

なぜ今、女性が求められているのか?

 

理由は簡単!

お客様の評判がいいからです。

 

昔は、女性の担当者だと不安そうな顔をされたり

大丈夫なの?という心配の声も多かったのですが…

 

女性の細やかな心配りや、丁寧な対応が

ご遺族の不安を和らげるようで、

クレームも女性担当者の方が圧倒的に少ないんです。

 

葬儀社も、女性が活躍できる環境を整えようとしているので

以前よりも、圧倒的に働きやすくなったのですが

葬儀屋は3Kと言われるキツイ仕事。。

 

おまけに、古い迷信や偏見などの壁にぶつかり

辞めていく女性も多いのが現実です。

 

では、葬儀屋に就職して女性が後悔するのは

どんな時なのでしょうか?

 

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葬儀屋に就職した女性が後悔したこと

  • 親の反対
  • 恋人や、その家族の偏見
  • 夜勤
  • ハードワーク
  • 精神的なプレッシャー
  • 遺体の処置
  • 結婚
  • 妊娠
  • 身内の死

親の反対

男性女性問わず、大学から新卒で入社した人に多いのが

親の反対です。

 

「せっかく、大学まで行かせたのに

葬儀屋に就職するなんて…」

「もっと、普通の仕事に就いて欲しい」

「もう少し、いい就職先があったのでは?」

 

そう考える親の気持ちも分からなくはありません。

 

今でこそ、誰にでも出来る仕事ではない

立派な職業だと言われるようになりましたが…

 

以前は、誰もやりたがらない職業でしたし

差別や偏見の目で見られていました。

 

そういう時代に育った、親の世代にとっては

受け入れがたいのも無理はないと感じます。

 

親の反対を押し切って入社したのに

毎日忙しくて、やりがいも感じられない。

 

現実は、辛いことばかり。。

 

でも、強引に決めてしまった手前

辞めたくても辞められない…

という、同僚もいました。

 

逆に、親の反対にあい

憧れだった葬儀社を諦め、後悔している人もいます。

 

もしも、親の反対にあってしまったら

親の意見にも耳を傾けてください。

 

相手の意見を聞いたうえで

自分の思いを伝え、しっかりと話し合うことが大事では?

 

いい葬儀屋とは、人の想いに耳を傾け

哀しみを共有し、寄り添う人だと思っています。

 

葬儀屋になりたい、あなたなら

きっと、後悔しない選択肢がみつかるはずです。

 

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 恋人や、その家族の偏見

学生時代から付き合っていた彼に、

葬儀屋に就職することを話したら、猛反対を受け

「僕の友達や家族の前では言わないでくれ」

と言われた人もいます。

 

育ってきた環境が違うのですから、仕方ないのかもしれません。

 

彼女は、彼に言われた通り、

葬儀屋で働いていることは内緒にして

しばらく交際していましたが

彼とあまりにも考え方が違うことに気が付き

別れたそうです。

 

交際している間は何も言われなかったのに

結婚の話が出ると、当然のように

葬儀の仕事は辞めて欲しいと言われた女性もいます。

 

彼女は結婚を機に、仕事を辞めました。

 

葬儀の仕事は、あまりにもハードで

結婚後も続けるのは無理だと判断したようです。

 

初めから、他の企業に就職していたら

結婚後も仕事を続けられたのにと後悔していました。

夜勤

女性にとって、夜勤のある仕事は

とても厳しいと思います。

 

繁忙期には、食事やお風呂の時間さえ

ゆっくり取れないこともあります。

 

夜勤のない葬儀屋に就職するべきだったと後悔していた女性は、

別の葬儀社に転職しました。

 

もちろん、夜勤のない葬儀社です。

 

男性の場合、葬儀社に勤務していて

夜勤がないというのは、かなり珍しいと思いますが

女性の場合、会社によっては夜勤がない所もあります。

 

入社の際には、絶対に確認しておくべきですね!

ハードワーク

あまりのハードワークに

「覚悟はしていたけど、これじゃあ彼氏も出来ない」

と、後悔する人も多いようです。

 

週末が休みという訳ではないので

友達と飲みに行く約束もなかなか出来ません。

 

人が産まれたり、亡くなったりするのは

潮の満ち引きや、月の満ち欠けに左右されると聞いたことはありませんか?

 

田舎では、田植えと稲刈りの時期は

葬儀がぐっと減り、それが終ると急に忙しくなります。

 

 私は、農耕民族のDNAだと勝手に理解しているのですが…

 

農作業が忙しい時期には、亡くなる人が少なく

田植えや稲刈りが済んだ途端、

安心したように亡くなるお祖父ちゃんは多いんですよ!

 

葬儀の場合、暇な時期と繁忙期の差がとにかく激しくて…

立て続けに依頼があると、夜一睡もできないとか…

 

何日も通夜と葬儀の繰り返しとか…

 

暇な時期は、ただひたすら待機。

逆に、この暇な待機時間が大嫌いという人もいます。

 

私も、これさえなければ

葬儀は本当にいい仕事なのに…

と、毎回思います。

精神的なプレッシャー

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人の最後には、いろいろな形があります。

 

葬儀の現場で働いていて

一番辛いのが、幼い子供さんが亡くなった時。

 

もしくは、幼いお子さんを残して

親御さんが亡くなった時です。

 

こういう式を担当すると、

当然、精神的なプレッシャーが半端ない!

 

予想以上の会葬者で式場が溢れたり

駐車場や付近の道路が渋滞して、怒鳴られることもあります。

 

大事な葬儀で失敗してしまって

立ち直れない人もいるんです。

 

頑張り屋で真面目な人に限って

プレッシャーに押しつぶされてしまったり

遺族に共感しすぎたり

失敗を引きずってしまったりして

自分はやっぱり、葬儀屋には向いていないのでは…

と、後悔してしまうようです。

遺体の処置

葬儀屋は遺体の処置も行わなければなりません。

 

この時、女性が最も苦手なのが匂いのようです。

 

独特の臭いなので、いつまでも慣れることができず

この匂いのせいで辞めてしまう人もいるくらいです。

結婚

結婚は女性にとって、大きな転機です。

 

葬儀屋に勤務する若い女性のほとんどが、

結婚を機に退職していきます。

 

これは、家庭や子育てとの両立が難しいからです。

 

勿論、育児休暇などを経て

戻ってくる女性がいないわけではありませんが

パートナーがよほど理解してくれていないと

現実的に続けていくのは厳しい職場です。

妊娠

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葬儀屋に勤める女性の一番の悩みは

妊娠と出産ではないでしょうか?

 

日本には、妊娠している時に葬儀に出てはいけないという迷信

いまだに信じている地域があります。

 

他にも、葬儀に関わる仕事で心配なのが

感染症のリスクです。

 

自分の身体に関することなら我慢できても

もしも、子供に万が一のっことがあったらと心配になり、

葬儀の仕事に就いたことを後悔する女性も多いのです。

 

ただ、迷信はあくまでも迷信で

最近では気にする人も少なくなりました。

 

私が勤めていた葬儀社でも

ぎりぎりまで仕事をして、無事に出産し

職場復帰した女性は何人もいましたよ。

 

感染症は怖いですが

きちんと対策を行っていれば、問題ないと思います。

身内の死

身内が亡くなった時

葬儀のことを一番知っている人に

どうしても負担が掛かってしまいます。

 

葬儀屋としての役目を担ってしまい

大事な人の死を思いきり悲しめなかったと

後悔する人も多いようです。

 

もう一つ、大事な人の最後の時に

立ち会えなかったことを後悔する人もいます。

 

葬儀屋をしていると

その場を離れられないことも多く

急に連絡があっても、駆け付けるのは

難しいのではないでしょうか?

 

私の場合、実の父が亡くなった時も

仕事をしていて、すぐに病院に向かうことは出来ず

看取ることは出来ませんでした。

 

しかし、葬儀の時には

多くの仲間に助けて貰いましたし

葬儀についての知識があったおかげで

困ることもありませんでした。

 

義父の最後も看取れませんでしたが

葬儀の準備や、心構えは出来ていましたから

後悔というより

この仕事をやっていて良かったと思ったくらいです。

 

 葬儀屋に就職した女性が後悔したことについて

まとめてみましたが、

後悔したからと言って

そのことが理由で、辞めていくわけではありません。 

女性が葬儀屋を辞める理由 

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  • 給料が安い
  • 環境が整っていない
  • 体力的な問題
  • 会社の方針に納得できない

 

 葬儀屋に就職した女性が辞めていく原因は

男性社員とあまり変わらないようです。

給料が安い

日本では、いまだに葬儀業界は成長産業だと思われていますが

現実を一番知っているのは、現場で働く社員です。

 

葬儀業界が成長産業だったのは、20年前。

 

当時、葬儀屋は儲かると言われていて

それを真に受けた、異業種からの参入が相次ぎました。

 

おかげで、私の住む田舎にも多くの葬儀会館が立ち並んでいます。

 

最近は、葬儀をネットで仲介するサービスが増加し

葬儀業界は価格競争に陥っているのです。

 

 

葬儀業界が価格競争に走ったら

どこにしわ寄せがいくでしょうか?

 

真っ先に削られるのが、人件費ですよね!

 

ひと昔前に比べると

葬儀屋の給料は減っているんです。

 

きつくて、労働時間の長い葬儀屋の仕事でも

給料が良ければ続けていけるのですが

お給料と労働が見合わなければ

当然、辞めていく人も増えます。

 

私の同僚で、転職を考えている人が何人もいますが

他に仕事がないから、とりあえず留まっているという人は多いですよ。

環境が整っていない

葬儀業界は、女性が活躍しだして間もない職場です。

 

産休や育休などが、整っている葬儀屋は

 まだ、少ないのが現状のようです。

 

葬儀社によっては、女性の仕事が限られていて

担当をしたいのに、雑用ばかりということも…

 

活躍できる葬儀社を求めて

別の葬儀社へ転職していく女性もいます。

体力的な問題

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私も腰を痛めた経験がありますが…

 

葬儀屋は重いものを運ぶことも多く

加齢とともに、体力に自信がなくなり

辞めていく女性も多いようです。

会社の方針に納得できない

葬儀社に限ったことではないと思うのですが…

 

つい最近まで、葬儀屋は職人気質の男性ばかりでした。

だから、人材を教育するのが下手なんです。

 

とくに、女性を活かすのことが下手な葬儀社は多いと思います。

 

ある一定のレベルに達した女性は

会社に認めて欲しいと思うようになりますが…

 

管理職に昇進していくのは男性…

 

なかなか、認めて貰えず

仕事に価値を見出せなくなって辞めていく女性もいます。

 

女性が葬儀屋を辞めていく理由は

人によってそれぞれですが

葬儀の仕事を長く続けている女性に

ある特徴を見つけました。

葬儀屋に向いている女性の特徴

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まずは、面倒見のいい女性。

 

頼られたり、喜んでもらえることが

何よりも嬉しいので、長く勤務している人は

姉御肌の女性が多いような気がします。

 

あまり人のことを気にせず

自分の仕事を淡々とこなすタイプの女性も向いています。

 

あまり人のことを気にしない

サバサバしたタイプの女性は淡々としていて

仕事とプライベートをきちんと分けています。

 

こういう人は、辛い葬儀を担当しても

翌日まで持ち越さないので、向いている気がします。

 

あまりにも、周りに気を使いすぎる人は

葬儀屋になると精神的に疲れてしまう傾向があるので要注意です。

 

もし、あなたが葬儀屋になりたいと思っているなら

会社にあまり過剰な期待をせず、

会社を利用して勉強させて貰い

学ぶことが無くなったら、ステップアップしよう!

くらいのスタンスで考えてみませんか?

 

参考にして頂けると嬉しいです。

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【体験談】葬儀屋は嫌われる?差別や偏見があるってほんと?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

今回は、葬儀屋に対する

職業差別や偏見についてまとめたいと思います。

 

 

 

葬儀屋に就職したいと思っても

親から反対されたり

世間の目が気になるという方も多いようです。

 

私自身、葬儀屋になってから30年

差別や偏見を感じたことが、何度もありました。

 

実際に葬儀の仕事についた人は

どんな経験をしてきたのでしょうか?

 

差別や偏見の事例を知り

それでも、葬儀屋になる覚悟があるのか?

なぜ、葬儀屋になりたいのか?

 

入社してから後悔しないように

もう一度、自分に問いかけてみてください。

葬儀屋は嫌われる?

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初めにお断りしておきますが

私は、30年間葬儀屋として働いてきて

葬儀屋は天職だと感じていますし

この仕事を誇りに思っています。

 

だからといって…

辞めたいと思ったことが一度もないとは言いません。

 

 偏見や差別が原因ではなく

単純に、葬儀の依頼が爆発して辛かったからです。

 

私はどちらかと言うと

反対されればされるほど、燃えてしまうタイプなので

葬儀屋に向いていたのかもしれません。

 

葬儀の仕事をしていることについて

身内から直接、差別的な言葉を投げ掛けられた経験はありませんが…

 

初めて偏見を感じたのは

斎場(葬儀会館)の建設反対運動でした。

 

当時、勤務していた葬儀社が

新しい斎場の建設を予定していたのですが

その周辺に居住する方や自治体で反対運動がおこり

会社側は、説明会や話し合いでかなり大変だったようです。

 

周囲には反対運動の大きな看板が立てられたりして

その看板を見るたびに結構、凹みました。

 

住民側の反対意見も理解できないわけではありません。

 

  • 葬儀会館の存在が死を連想させる
  • 出棺に出くわすのが嫌
  • 駐車場に多くの車が出入りをし、渋滞する
  • 知らない人の往来が増えて不安

 

このような意見が多いようですが

自分の家の近くで葬儀が頻繁に行われるのが嫌なのだと思います。

 

出来るだけ、死の恐怖を遠ざけたいというのが本心では?

 

確かに、その斎場で参列者の多い葬儀があると

駐車場が混雑してしまうので、周辺の方には迷惑をかけてしまいます。

 

しかし。。

 

良く考えてみてください!

 

もし、身内に不幸があったら

近くに斎場があるって、凄く助かるんですけどね! 

葬儀屋が嫌われる理由

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昔、日本にも身分制度があり

穢多(えた)と呼ばれる階級が低い人達が

死体を扱う仕事をしていた時代がありました。

 

その名残で、「死を扱う仕事は身分が低い」

「身分が低いから死を扱う仕事しかできない」という

古い考え方があります。

 

とくに、年配の方はこの思考が強いようです。

 

これが葬儀屋が嫌われる大きな要因の一つです。

 

ほんの少し前まで、お葬式から自宅に帰ってきたら

玄関に入る前に、塩でお清めをしていませんでしたか?

 

実は、私も子供の頃にしていた記憶があります。

 

これは、お葬式=死=穢れ(けがれ)という思想があったからです。

 

映画「おくりびと」で主人公が、奥様から

「けがらわしい!さわらないで!」と言われるシーンがありました。

 

このシーン、私も凄くショックだったのを覚えています。

 

日本には、いまだに

死に対するネガティブなイメージが根強く残っているのが現実。

 

葬儀屋は遺体に触れる汚らわしい仕事。

 

死=穢れ

というイメージが

日本人の潜在意識に刷り込まれているので

このイメージを払拭するには、まだ時間が掛かるかもしれません。

職業差別

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葬儀屋と同じように、遺体に触れる仕事は

実は、沢山あります。

 

その最たるが、医療関係ですよね!

 

では、なぜ医療関係の従事者は差別を受けないのか?

 

というより…

医療関係の仕事はもてはやされてるように感じます。

 

医師、検視官、看護師、などの医療従事者

もしくは警察官なども遺体に触れる仕事ですが。。

人を助ける、人を救う仕事というイメージが先行しています。

 

学歴や資格が必要です。

 

葬儀屋はといえば…

学歴も資格もいらない仕事。

 

 さらに、深堀りすると。。

 

日本の葬儀費用が世界で一番高いと

問題になることが多いのですが…

 

葬儀費用が高い=葬儀屋は儲かる

という発想に繋がっているように感じます。

 

世間の人は

身分の低い、学歴もない葬儀屋が

人の死でお金を稼いでいるのが許せない。

のではないでしょうか?

 

実際は、葬儀屋なんて安月給なんですけどね~

 

学歴のある医師なら

どれだけ稼いでいても、当たり前だけど

学歴のない葬儀屋がお金を稼ぐのは、納得がいかない。

 

葬儀屋は底辺の仕事だと思われているということです。

葬儀屋に対する偏見

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では、実際にどのような偏見があるのか?

体験談を集めてみました。

 

納棺に伺った先で、一旦空き地に車を停めたところ、

「葬儀の関係の車ですよね?不吉だからここに停めないで」

 と言われたことがあります。

 

大学を出て、新卒で就職をきめたのが葬儀社でした。

両親に話すと、「せっかく大学までやったのに

葬儀屋になるなんて許さない。」

「親戚にも言えない」と大反対されました。

ずっと、付き合っている彼女がいて結婚も考えていたのですが

彼女からも反対され、結局は他の就職先に決めました。

 

葬儀屋だけでなく、僧侶の跡継ぎも学校でいじめにあった経験が多いと思います。

悪徳葬儀屋、悪徳坊主の子だと言われました。

でも、葬儀屋の父は深夜でも依頼の電話があれば、すぐに飛び起き

雨の中でも病院に走ります。私は父を尊敬しています。

 

葬儀屋は少し前まで、部落出身者と前科者の仕事だった。

今でも、普通の女の子の仕事ではない。

将来、後悔するよ、と言われました。

お見合いは出来なくなるし、大きな企業に就職する時には

前職を理由に不採用になるリスクもあると…聞きましたが

実際に就職して、そんなことは全くないと感じています。

 

差別なんて、もう古いと思います。

年配の方も沢山、働いていますし

仕事で差別されたという話は、聞いたことがありません。

 

葬儀屋になって、かれこれ15年目。

5年目までは苦労の連続でした。割り切りも必要です。

ある意味、生きている人間のほうが怖いと思います。

 

都内のセレモニーのバイトは日給制が多く

大学生も多いし20代にとっては、割のいいバイトです。

差別された経験はありません。

 

葬儀関係の人が社会的に嫌われてきたのは

差別的な問題だけじゃなくて

死を商売にして、ぼったくっていた葬儀社があったからです。

職業柄、学歴が低いとか、家庭の事情が複雑と思われることが多い。

昔は、料金が分かりやすく提示されていなかったので

確かに悪徳葬儀社もあったようですが

最近は、小規模の葬儀が急増していて

価格競争が激しく、葬儀社も大変なご時世です。

悪いことしてたら、やっていけないと思います。

 

差別に古いは存在しない。

数十年で日本人の差別意識はなくなりません。

表面上、言わないだけです。

 

直接、差別的な 言葉を掛けられた経験はなくても

「大変な仕事ですね…」と言われたことはあります。

 

今でこそ、葬儀の仕事をしていると堂々と言いますが

初めの頃は、自分から言わないようにしていました。

 

葬儀の仕事をしていると言えば

周りの人が不快な気分になるかも…という気持ちが

心の中にあったのも事実です。

 

 

実際に、葬儀社で働いていて

差別を受けた人もいれば、全く受けたことがないという方もいます。

 

地方や都心など、住んでいる地域によって

状況は違ってくると思いますが

偏見や差別は今も存在すると考えていたほうが良さそうです。

面接で必ず聞かれること

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調べてみると、入社の面接の際

必ず聞かれる質問がありました。

 

  • 家族が反対していないか?
  • 葬儀の仕事に抵抗感はないか?
  • ご遺体に接することに抵抗はないか?

という質問です。

 

とくに、家族の反対については

葬儀社側も気を使っているのが分かります。

 

葬儀屋が嫌われる仕事だという事実は

葬儀屋自身が、一番分かってるといっていいでしょう。

 

葬儀屋は、憧れだけで続けられる仕事ではないということです。

 

偏見や差別があると理解したうえで

どんな葬儀屋になりたいのか?

なぜ、葬儀屋になりたいのか?

もう一度、じっくり考えたうえで

覚悟をもって、葬儀業界に飛び込むのであれば

やりがいのある、いい仕事だと思いますよ。

 

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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葬儀屋の仕事は危険?コロナウイルス感染症のリスクや対策は?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。

 

田舎でも、医療体制が逼迫し

感染の危険が迫っているのを感じています。

 

今回は、コロナウイルスが原因で亡くなった場合

葬儀屋の対応について考えてみました。

 

志村けんさんや、岡江久美子さんが

コロナウイルス感染症で亡くなったことで、

ご遺体の火葬については

多くのメディアで取り上げられていましたので

ご存じの方も多いと思います。

 

感染症で亡くなった場合も

葬儀屋は、ご遺族からの依頼を受けて

病院までお迎えにいき、火葬を行いますので

当然、感染のリスクが伴います。

 

葬儀屋の仕事は危険なのか?

コロナウイルスをはじめ、他の感染症のリスクは?

対策はどのように行っているのか?

葬儀社の感染症対策について、まとめました。

 

 

葬儀屋の仕事は危険?

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通常、葬儀の依頼は電話で受けることが多いのですが

その際、とくに死因まで伺うことはありません。

 

正直、ご遺体の搬送の時も

死因についてあまり気にしていなかった…

というのが本音です。

 

おそらく、普段から感染症対策を徹底している葬儀社は

少ないでしょう。

 

その理由として考えられるのは

  1. 病院との信頼関係
  2. 手袋をしてご遺体に触れることの罪悪感
  3. パンデミックの経験がない

病院との信頼関係

葬儀の依頼を受け、ご遺体のお迎えに病院に行った際

感染症などの危険性がある場合には

「病院側が教えてくれる」という暗黙の了解があります。

 

とくに、何も指示がない場合は大丈夫という感覚です。

 

諸外国と比較して

日本は感染症や伝染病で亡くなるケースが少なく

意識が低かったと言えます。

手袋をしてご遺体に触れることの罪悪感

命が尽きたとはいえ、

ついさっきまで息をしていたのですから

私たち葬儀屋は

出来る限り、生きていた時と同じように対応し

故人さまの尊厳を保ちたいと考えています。

 

手袋をしてご遺体に触れるのは

ご遺族に対して、失礼なのではないか?

 

故人様の尊厳を傷つけてしまうのではないか?

という感覚に襲われます。

 

死に対する慣れもあるでしょう。

 

始めは怖いと感じていた感染症も

だんだんと怖さが薄れていきます。

 

私も、ご遺体に触れるときに

手袋の着用は全くしていませんでした。

パンデミックの経験がない

感染症専門の医師や、病床が少ないことでも分かるように

日本は長い間、感染の恐怖に晒されることがなかったので

葬儀社も社員も対策を怠っていたというのが事実だと思います。

 

私が葬儀屋になって、もう30年がたちますが

今回のコロナウイルスのような感染症は初めての経験です。

 

 

これまで、葬儀社の社員が

ご遺体から感染した話しなども聞いたことがありませんでした。

 

今回、コロナウイルス感染症がパンデミックになったことで

今後、葬儀業界全体の意識は変わってくると思いますが

葬儀屋という職業が、危険な仕事であることは間違いありません。

 

もし、あなたが葬儀業界に興味を持っているのなら

その危険性について、深く考え、正しく恐れ、

各葬儀社が、どのような対策を行っているのか

確かめる必要があると思います。

 

感染対策を徹底して行っている葬儀社は

社員を大事にしている会社だと思いますし

故人様の尊厳に対する意識も高いのではないでしょうか?

コロナウイルス感染症のリスク

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新型コロナウイルスについては

第一波の時と比較すると、かなり多くのことが解明されてきました。

 

コロナウイルス感染症の一番のリスクは飛沫感染です。

 

飛沫感染は、咳や会話などが原因となります。

 

コロナウイルスが死因であったとしても

亡くなった方は、大きな声で話すこともなければ

咳もしません。

 

ご遺体からの感染はないに等しいと考えられます。

 

しかし、体内のウイルスまで死滅したわけではないので

感染のリスクを最小限に抑えるために

ほとんどが、24時間を待たず火葬されています。

 

実際に、火葬の依頼を受けた場合の

葬儀社の対策と火葬・葬儀までの流れを次にまとめました。

コロナウイルス感染症の対策

各自治体や、葬儀社によって違いがあるので

今回は、私が以前勤務していた互助会組織の葬儀社を例にあげてみます。

 

私の住む地域では、コロナウイルスが死因の場合

葬儀を断っている葬儀社が大半のようです。

 

これにも、やはりいくつかの原因があります。

  1. 経験値がない
  2. 防護服など感染対策の準備が整っていない
  3. 従業員が少ない
  4. 風評被害

経験値がない

経験値がないと、万が一の場合

社員が感染してしまうリスクがあるので

依頼があっても断るというケースが多いようです。

防護服など感染対策の準備が整っていない

未だに、医療機関でさえ

防護服やマスクなど

感染症対策が十分に出来ない病院もあるようなので

葬儀社が準備できなくても不思議ではありません。

 

防護服は準備できても

正しい着脱方法を知らないと、感染のリスクが高くなります。

 

準備が整っていない葬儀社が

依頼を断るのは、正しい判断だと感じます。

従業員が少ない

小さな葬儀社は

最小限の人数で葬儀を行っています。

 

従業員の中に、ひとりでも感染者が出てしまうと

葬儀社全体が機能しなくなる可能性もあるのです。

 

そのリスクを負ってまで

依頼を引き受ける葬儀社は少ないのではないでしょうか…

風評被害

風評被害は、田舎の小さな葬儀社にとって死活問題です。

 

これまでも、葬儀の参列者から感染者が出ないようにと

細心の注意を払って、葬儀を行ってきたのに

コロナで亡くなった方の葬儀を請け負ったとなれば

葬儀の依頼件数は、間違いなく減るでしょう。

 

多くの葬儀社が

コロナで亡くなった方の葬儀を断っている一番の理由が

この風評被害だと思います。

 

これらが原因で、多くの葬儀社が

コロナで亡くなった方の葬儀を断っているので

ほぼ、一つの葬儀社に依頼が集中しているようです。

この葬儀社が行っている感染対策

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まずは、葬儀を依頼してきた遺族が

濃厚接触者なのか?

濃厚接触者に当たらないのか?

電話で聞き取りを行います。

 

濃厚接触者、または感染の恐れがある場合

基本的に打ち合わせや、説明も全て電話で行います。

 

打ち合わせや、病院へのご遺体のお迎え

火葬場の付き添いなど一切を責任者が行う。

 

病院へは防護服を着用のうえ

ご遺体を収める納体袋を持参し、

病院のスタッフ、もしくは葬儀社の責任者が

納体袋に納め、外側を消毒し、棺に納め、目張りを行う。

 

火葬が出来るのは

一般の火葬が終了した時間外。

 

一般の方とは、別の入り口から入り火葬を行う。

 

火葬にはご遺族が立ち会うことは出来ないそうです。

 

火葬、収骨が終了したら

お骨を預かり、帰社。

 

遺族が濃厚接触者の場合は、

お骨をしばらく会社にてお預かり。

お骨の引き渡しは、ご遺族の感染状況や体調をみながら相談。

 

ご遺族が濃厚接触者でない場合は

火葬後に葬儀を執り行うことが多いようです。

 

責任者が基本的に一人で担当するのは

感染のリスクを抑えることと、

個人情報の保護の為と思われます。

 

感染のリスクを最小限に抑えながら

ご遺族の希望があれば、

故人様のお顔だけでも見せてあげたいと

出来る限りの対応を行っているようです。

 

以上が、コロナウイルスの感染対策を行いながらの

火葬・葬儀の流れです。

 

おそらく、地方でも都心部でも

同じように、葬儀を断っている葬儀社は多いのではないかと思います。

 

感染症のリスクで言えば、

葬儀は確かに危険なことが多い職場です。

 

医療現場ほどの知識もありませんし

これまでは、感染症対策も十分ではありませんでした。

 

しかし、今回、新型コロナウイルスのパンデミックを経験したことにより

葬儀社も社員も多くの知識を得て

感染症対策への意識が高まっています。

 

新型コロナウイルスは

ご遺体から感染することはないと思われますが

葬儀社は保健所や行政と話し合い、相談を重ね

充分な対策を行いなっています。

 

もし、あなたが葬儀の仕事に興味をもっているなら

こういう厳しい状況のなかで、

それぞれの葬儀社がどんな対応を行っているのか…

 

葬儀社の本質をみる、いいチャンスではないかと思いますよ!

 

最後まで、ご覧頂きありがとうございました。

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葬儀屋でテレワークは可能?コロナ禍で求められるお葬式とは?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

1都4県に2度目の緊急事態宣言が出されました。

 

田舎は、まだ感染者は多くないので

あまり緊張感がないのですが…

 

私の住む町でも、医療体制はかなり厳しい状況のようで

今回ばかりは、うかうかしていられないと感じ始めました。

 

今後、九州の片田舎であっても

コロナ感染者が爆発的に増える可能性があります。

 

葬儀屋がテレワークなんて、出来るわけがない!

ではなく…

どうやったらテレワークが出来るのか?

 

リモートを活用して、働きやすさを追求しながら

消費者に求められる葬儀社にできないか?

 

コロナ禍で求められる葬儀とは

どんなお葬式なのか?

 

葬儀屋の立場で考えてみました。

 

 

葬儀屋でテレワークは可能なのか?

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正直、去年1年の売り上げは激減。

どこの葬儀社も危機感を抱いていると思うのですが…

 

葬儀社は新しいことに取り組むのが、どうも苦手なのです。

とくにITの分野が大の苦手です。

 

古い考え方に取りつかれている職人気質の人間が多いので

新しいことを始めるとなると、抵抗が半端ない!

 

こう感じているのは、私だけでしょうか?

新しい取り組みへの抵抗

私が働く葬儀社ではパソコンが一人1台割り当てられていますが

使いこなせているのかというと…微妙ですね。

 

ちなみに、請求書は手書きですし

礼状の印刷などは、出来る人がやるという感じ。

 

パソコンを使いこなせる社員に、業務が偏ってしまいます。

 

ITに詳しい若手社員は、もっとリモートを活用したいようですが

周りがそれを受け入れないという雰囲気。

 葬儀屋がテレワークを採用したらどうなる?

葬儀屋は遺族からの電話を受け

病院や警察にご遺体をお迎えに行き

遺族と打ち合わせを行います。

 

ここまでが、第一段階とすると…

 

小さな葬儀社ならテレワークも可能な気がしませんか?

 

夜間と同じシステムで、

会社で電話を受ける人間が一人いればいい。

 

あとの社員は在宅勤務。

葬儀の依頼を受けて、会社に向かう。

 

ご遺体のお迎え行き、斎場(会館)に安置。

 

その後、遺族との打ち合わせです。

 

これは、出来れば対面で行うのがいいですが…

リモートでも可能ではないでしょうか?

 

前もって、事前見積りや打ち合わせが出来ていれば

なおさら遺族の負担は軽くなりますよね!

 

遺族は一旦、自宅に帰って

リモートで説明を受けながら

準備を整えることが可能!

 

例えばですが…

遺影用の写真などは、一度遺族が自宅に戻って

写真を探すというケースが多くありませんか?

 

これ!

リモートが使えると

お互いに写真を見ながら確認が出来ますし

タブレットやスマホ、PCで画像が共有できれば

かなりの時短になるのでは?

 

礼状の名前の確認、コースの選択、会葬品の選択

棺や骨壺も画像を用意しておけば

タブレットで見てもらえますよね?

 

未だに、紙のパンプレットを大量に持ち歩いて

見積りをしている葬儀屋さんもいるようですが…

 

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あらかじめ、タブレットを1台遺族専用に準備しておくのは

どうでしょうか?

 

最初に1台、タブレットを預けて

操作方法やIDを伝えておけば

遠くにいる親族にZOOMやLINEなどのリモートで

通夜、葬儀の様子をみて貰うことも可能になります。

 

もちろん、遺族の中にタブレットを使いこなせる人がいないと無理ですし

ご自宅にネット環境が整っていることも必要ですが…

 

こうやって、テレワークやリモートの可能性を探っていくと…

 

出来ることは最大限、遺族の手で行い

限りなく葬儀費用を抑えるプランが出来るのでは?

 

葬儀社は、必要なものを提供するだけ。

あとは、リモートで手続きの仕方や、準備するもの

式の流れを説明し、僧侶の読経もリモートで!

 

これなら、社員も最小限で済むので

葬儀費用を抑えても、会社は回るかもしれません。

 

納棺も、ご遺体の移動も家族がみんなで協力して行う。

 

これ…突き詰めていくと

まさに、昔むかし、家族や地域の人たちが協力して行っていた

本来のお葬式の形です。

 

遺族が自家用車でご遺体を運ぶという選択肢もあり。

 

葬儀が終って、火葬場への移動も

霊柩車でなければいけないわけじゃないし

霊柩車もレンタルにしたらどうでしょう?

 

ついでに…

斎場(葬儀会館)もレンタルにする!

 

これからの時代は、

物を所有するのではなく、レンタルが主流になります。

 

車も家も、服や本だってそうですよね?

 

多くの葬儀社が建設し所有している葬儀会館はどうでしょう?

 

莫大な維持費が掛かっていますよね?

 

維持費に掛けるくらいなら、社員の給与と

葬儀費用に還元して欲しいと思いませんか?

 

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もう、沢山の会館を所有し維持する時代は終わりです。

 

これからは、葬儀社みんなで共有しませんか?

 

言ってみれば…

公民館のような設備ですね!

 

昔は、そうやって

家族と地域の人がお互いに助け合って

大切な人を送り出していたのに

いつのまにか、いろんな面倒なことを

全部、葬儀屋に任せてしまうようになった。

 

葬儀屋も、そんな遺族の気持ちに乗じて

お金を貰って、いろんなオプションを追加し売り上げを上げていった。

 

そして。。今

葬儀は本来の形に戻ろうとしているのかもしれませんね!

テレワークの葬儀社が現れる可能性は?

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おそらく、ないでしょうね…

 

コロナ禍が落ち着けば

葬儀の現場も、ある程度もとの状況に戻ると

葬儀社のトップは考えていると思います。

 

私も、正直そう思います。

 

なぜなら…

現在の日本では

「死」を当たり前と受け入れられない人が多くなっていること。

 

「死」に対して嫌悪感を感じていて、

できるだけ遠ざけたいという気持ちが強くなっていること。

 

煩わしいことは、お金で解決しようとする人が多いこと。

 

これらのことを考慮すると…

 

葬儀にあまり費用をかけたくはないけれど

面倒なことはやりたくないから

お金を出して、葬儀屋にやって貰いたい。

 

という人が、

今後も大半を占めるのではないでしょうか?

 

それならば、葬儀屋のテレワークは難しい。

 

葬儀屋は、ご遺体を搬送し、納棺し

遺族の相談を受け、アドバイスし、

式を無事に取り仕切るのが勤めですからね!

 

しかし。。

出来る限り、リモートの環境を整えITを活用して

葬儀屋を働きやすい職場に変えることは可能かもしれません。

 

というより…

そうなって欲しい!

 

葬儀屋の希望!願望!

 

葬儀屋は労働時間が長すぎる。

 

拘束される時間が短くなれば、

もっと、自由になるし

精神的にもかなり楽だと思うのですが…

 

あなたは、どう思いますか?

 消費者に求められる葬儀社とは?

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消費者に求められる葬儀社とは

様々な要望に応えられる葬儀社ではないでしょうか?

 

確かに、煩わしいことはお金で解決し

葬儀屋さんにやって貰おうという考えの人が大半ですが

 

なかには、自分の大切な人だから

最後も出来るだけ家族みんなの手で送ってあげたい。

 

葬儀も自分達らしく、作り上げたい。

という家族が増えてくる可能性はあります。

 

終活についての意識が高ければ

棺も、骨壺も手作り。

最後の衣装も、遺影写真も全て準備は整っている。

というケースが増えることも、予想できます。

 

こういう遺族に対して、これはだめ、あれはだめ…

全てセットで…など

自分達の都合を押し付けるような葬儀社は

生き残れないと思います。

コロナ禍で求められるお葬式とは?

新しいことを、なかなか受け入れようとしないのは

葬儀社だけではなく、

寺院、神社、教会など宗教者にも大いに言えることだと思います。

 

実際、葬儀式中の写真撮影は拒否されることが多いですよね。。

 

写真撮影でさえ、ハードルが高いのですから

リモート葬儀がなかなか進まないのも納得です。

 

しかし…

時代の流れにのって、

ネットやITを受け入れ環境を整えようとする

寺院、宗教者、葬儀社が求められていくのは

間違いないと思います。

 

コロナ禍以前から、この流れを掴み

ITを活用する取り組みを行っているお寺がありました。

 

youtu.be

 

高野山の流れをくむ真言宗の金剛宝寺(こんごうほうじ)というお寺です。

 

大分県と熊本県の県境

山奥ですが、九重連山や多くの温泉地が集まっている

とても綺麗な場所!

 

もともとのご住職だったお父様から

このお寺を受け継いだご住職は

お若いことや、お寺の経営が非常に厳しかったこともあり

ネットを大いに活用しておいでです。

 

私も、調べてみて初めて知ったのですが…

 

なんと!

私の大好きな場所、黒川温泉から

わずか5分のところ。

 

リモート葬儀や法要にも対応。

 

おまけに、樹木葬の永代供養など

破格の費用で驚きでした。

youtu.be

 

私の場合、宗派は違うのですが…

 

宗派を問わず受け入れ可能。

 

経済的にも負担が少なく

リモートでのお墓参りも可能となれば

都心に住む人でも利用が出来ます。

 

このお寺の樹木葬を

私は本気で考えています。

 

時代の変化に即応し

消費者が求めるものを提供できるお寺や、葬儀社には

どんどん頑張って欲しいと思います。

 

遺族に寄り添って、喜ばれるお葬式をやっておけばいい!

という考えだけでは、生き残れない時代が

すぐ目の前に来ていると思うのですが…

 

あなたの勤務する葬儀社は

時代をしっかり見据えていますか?

 

今回は、2度目の緊急事態宣言を受けて

葬儀屋のテレワークとコロナ禍で求められる葬儀について

考えてみました。

 

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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葬儀屋の給料は高い?安い?残業代やボーナスは出る?

こんにちは!

田舎の葬儀屋です。

 

葬儀屋の給料は高いというイメージが強いようなのですが…

 

これは、きっと人がやりたがらない仕事だからですよね!

 

葬儀屋への転職を真剣に考えている方にとって

お給料は大事なポイントですよね?

 

実際はどうなのでしょうか?

 

葬儀屋の給料は高いのか?安いのか?

残業代やボーナスは出るのか?

 

あなたの疑問に答えたいと思います。

 

葬儀屋の給料は高い?安い?

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葬儀屋の年収を調べてみると…

平均は440万円とのこと。

 

単純計算で、ひと月のお給料は36万。

 

ボーナスが年2回20万づつあるとしても

月のお給料は33万

手取りにすると、25~26万くらいでしょうか?

 

私が知っている限り

まぁ、これくらいが相場かな…という印象です。

 

葬儀社の求人募集

20代入社2年目の役職ありで月給は35万円。

 

研修期間中だと、20代後半でも

月給は20万円。

という葬儀社もあれば

 

研修期間でも、月給24万円補償されているケースなど

葬儀社によって様々で

大きな開きがあることは明らかです。

 

 

私が最初にいた葬儀社では

20代後半~30代の若手でも、年収は400万を超えていました。

 

40代~50代のベテラン社員なら

手取りで30万円、年収にすると450万円ほど。

 

管理職になると、もっと高くなります。

 

ただ…

これはあくまでも、10年以上前の話しで

 

この葬儀社では、給与計算の算定基準が変わり

現在は少し低くなったと聞きました。

 

今、私が働いている葬儀社は

家族経営で地元密着型の小さな葬儀社なので

入社の際に条件を話し合い、手取り額の補償をして頂きました。

 

私の場合、ボーナスを含めても

年収は400万を超えません。

 

他の社員も、それぞれの契約で

仕事が入れば入るだけ、歩合制を選択している社員もいれば

私のように、ある程度の給与を補償されている社員も。

 

安いと感じるかもしれませんが

当直などの宿直勤務がないことや

休日を確実に取れることなど

他の条件が整っているので十分だと感じています。

 

周囲の葬儀社に勤めている知人の給料についても

調査してみましたが大差はないようです。

 

大都市の葬儀社に比べると

地方の葬儀社の給与は低めです。

葬儀社の正社員の基本給は?

基本給は、他の職種と比較すると低い印象です。

 

葬儀の現場は365日24時間体制なので

会社としては、出来るだけ基本給を押さえておきたい

という事情があるからだと思います。

 

基本給を低くして、その他の手当てなどを付けることで

全体の給与額を上げるのです。

 

葬儀屋の給料は手当が大きい

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基本給が安いので

手当ての種類や金額が大事!

 

ちなみに、どんな手当てがあるのか?というと…

  • 当直手当
  • 搬送手当
  • 担当手当

 

葬儀の依頼があると、一つの家族に担当者が一人ついて

通夜から葬儀の準備、遺族のケア、ご遺体の安置や納棺などを行います。

 

これが葬祭ディレクターと言われる担当者です。

 

担当者は、ほぼ2日間

遺族につきっきりになりますので

葬儀1件につき、いくらという手当が発生することが多いようです。

 

他にも、ご遺族と葬儀の規模や内容を相談する見積りの際

高いコースを提案し、ご遺族がそのコースを希望されれば

金額の数%が手当として給料に加算されたり

 

追加のオプションを取ると、数千円が手当てになったり…

 

売り上げを上げることで

手当てが付き、給与に反映される葬儀社も多いです。

 

営業能力に長けている人だと

このオプションや手当てだけで、

ビックリするくらい稼いでしまうこともあります。

 

これは、あくまでも噂なのですが…

(私が勤めた葬儀社では禁止されていたので…)

 

葬儀社のなかには

遺族にお寺を紹介して

その仲介手数料という名目で

お寺からバックを貰っている社員もいるらしい…

 

実際に、お寺のご住職から聞いた話しです。

 

昔は、遺族からの心付けなど

表には出ない給料以外の収入も多かったようですが

 

現在は、

心付けは一切禁止!

個人的なお寺の紹介も禁止!

 

というルールを徹底している葬儀社が多いので

心付けや、バックマージンなどは期待しないでください。

 

現実に、私が以前、勤務していた葬儀社で

ルール違反を行っていた社員がいて

クビになりました。。

 

それから…

互助会組織の葬儀社の中には、

近年、手を広げすぎたり

会館の建設に資金を掛けすぎて

業界でかなり危険視されている企業があります。

 

ここで、実名を挙げるのは控えますが

互助会組織の葬儀社に転職を考えている方は

充分な注意が必要です。

 

 

私が葬儀の仕事を始めた30年ほど前は

葬儀は儲かると言われていたのですが

そのせいで、葬儀会館が増えすぎてしまいました。

 

今後、淘汰されていく可能性が高いのも事実です。

 

将来的に有利なのは、大都市の大手の葬儀社

 

もしくは、地元に密着し

あまり手を広げずに、小さな規模で経営している葬儀社。

 

このどちらかだと思います。

 

葬儀社への就職を考えているなら

給料の金額だけに拘るのではなく

経営状態や、将来性にも目を向けるべきでしょう。

残業代やボーナスは出る?

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葬儀には、通夜が付きものですから

当然のように、残業があります。

 

私の経験上、残業代は給与に組み込まれていて

出ない葬儀社が多かったように思います。

 

ボーナスは出る葬儀社が多いですが…

金額的には、かなり少ない印象ですね…

 

おまけに、コロナの影響で家族葬や直葬などが増加し、

売り上げが、落ち込んでいる葬儀社もあります。

 

私の勤務している葬儀社も

とんでもなく売り上げが減少してしまい

ボーナスは出たものの半分カットになりました。

 

しばらくは、感染症の影響が続くことが予想されます。

 

葬儀は、いまだ成長産業と言われていますが

実際には、一般葬は減少傾向。

 

小規模な葬儀が年々増加してしています。

 

葬儀が無くなることは、考えにくいので

今後も仕事はありますが、

大きく伸びる業界ではないと思ってください。

葬儀屋の給料は労働に見合う?

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正直…

葬儀の仕事は、正社員になると労働時間が長く

キツイ仕事のわりに、給料は安いと思います。

 

しかし、葬儀社によっては

大きく稼いでいる人もいるという実情があります。

 

また、繁忙期の冬場は稼げるけれど

暇な時期は稼げない仕事とも言えます。

 

人の哀しみと向き合う仕事なので

体力だけでなく、精神的にも疲れることは多いですね。

 

もし、あなたが…

「葬儀屋は儲かる」

「葬儀屋は稼げる」

 

そんな噂だけを信じて、

葬儀屋になろうとしているのなら

考えなおした方がいいかもしれません。

 

葬儀屋を続けている人の多くは

給料よりも、仕事のやりがいに魅力を感じている人です。

 

そして、何より自分の仕事に誇りを持っています。

 

お金だけが目的ではなく

仕事にはやりがいや、生きがいも必要と感じている方には

最適の仕事ではないかと思いますよ!

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